~一日三食ホットケーキ? の巻~
今回作成するのは、「魔女の宅急便」に何回か登場するホットケーキ。
修行中でお金のないキキは、節約のためにホットケーキばかりを食べて苦しい生活を凌ぎます。
「ジジ、このままずうーっとお客さんが来なくて、おばあさんになるまで、毎日毎日、まーいにち、ホットケーキだったらどうしよ?」
と、仕事がなかなか入らずに、ふてくされてジジに聞くキキ。
この会話から分かるように、好き好んで毎日のようにホットケーキを食べているわけではないようです。
確かに毎日ホットケーキの食生活だと、栄養バランスは偏るわ太るわで大変なことになりそうだし、飽きてしまいそう。
顔がホットケーキみたいに丸くなるまでは食べたくないけれど、ホットケーキには「たまに食べたくなる」不思議な魅力があります。
という訳で、今回は常備して毎日食べてもOK、そしてふと思い立った時にも作ってもOKな、ホットケーキミックス作りに挑戦です。
【用意するもの】
薄力粉、アーモンドプードル、砂糖、ベーキングパウダー、粉糖、バニラビーンズ、シナモン
この他、ひとつまみの塩を入れます。
丁寧に作りたい場合は、粗塩ではない塩を。
粗塩も結構問題なく使えます。
まず初めにバニラシュガーを作ります。
バニラビーンズを2~3cmの長さにカットし、タテに切り込みを入れて中を開きます。
開いてみると、写真のように沢山の小さなツブツブが入っています。
ツブツブの剥きだしている面を砂糖に押さえつけます。
バニラビーンズの粒に砂糖が付きます。
砂糖を指で撫で落とすと、バニラビーンズの粒も落ちてきます。
この要領で、砂糖を付けては撫で落としを繰り返します。
バニラビーンズの内側の粒が完全に落ち切ったら、バニラシュガーの出来あがり。
この他にも、砂糖のなかにバニラビーンズをそのまま埋め込んで香りを移す方法もあります。
その他、バニラビーンズではなく、バニラパウダーを使用する方法もあります。
今回は手に入れやすいバニラビーンズを使用して作成していきます。
バニラシュガーが出来たところで薄力粉をふるいにかけます。
薄力粉のキメが細かくなったら、先ほどのバニラシュガーを加えます。
アーモンドプードルも加えます。
粉糖とベーキングパウダーも入れます。
シナモンはお好みで入れて下さい。
そしてコレの登場。
ほんのひとつまみの塩を入れます。
材料を全て加えたら、全体をよく混ぜ合わせます。
この時、水気がない器具を使用してください。
湿気が入ってしまうと、せっかくのキメ細かいミックス粉にダマが出来てしまいます。
これでホットケーキミックスは出来あがり!
ジップロックに入れて保存します。
作り置きや、作るまで暫く時間を挟む場合は乾燥材を入れることをオススメします。
これに卵と牛乳を加えれば、ホットケーキのタネの出来あがりです。
一見すると怪しい粉に見えなくもないですが、ふんわり甘い香りが漂う素敵な粉です。
でも、ここで一つ不満が。
キキのホットケーキは、ジップロックになんて入ってない!
これじゃただの手作りホットケーキじゃないか、と。
実は、キキが作るホットケーキには他にはない特長があるのです。
それを作れば、美味しさもグンとアップするかもしれません。
という訳で、次回、「違います、私が考えたダジャレじゃありません」の巻に続きます。
■□■□ 今回使用した調理アイテム ■□■□
早く続き見たいです!
rio様
コメントありがとうございます!
後篇では、ホットケーキのほかに「あるもの」も登場してきます。
公開まで、今しばらくお待ちくださいませ(^^)