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パスタを茹でて、ニンニクの香りを出して‥と、基本のパスタと同じ行程はつつがなく終わりました。
ここからは、普段使わない食材を使って作るので張りきりどころ!
ニンニクの香りを移したオリーブオイルに、パンチェッタを絡めます。
パンチェッタに油が馴染み、パチパチとしてきたら、茹で汁を加えていきます。
作中のカルボナーラはパンチェッタが「カリカリ」よりも身がふっくらとしていたので、今回は早めに茹で汁を加えます。
パンチェッタ炒めると、思っていた以上に良い香り!ベーコンとはまた違う香りで、生ハムの類のねっとりとした肉の香りがします。たまりません。
燻製系の香りが苦手な人は、少量の白ワインを加えて香りを抑えても良さそうです。
茹で汁を加えたら、フライパンを煽って水分と油分をよく混ぜ乳化させます。
乳化は美味しいパスタの基本!いつもより丹念に混ぜました。
そうこうしている間にスパゲッティが茹で上がりました。
茹で上がった後に絡めたりとタイムロスがあるので、湯で時間は、規定の湯で時間よりも1〜2分早めに。
まずはパンチェッタを炒めたフライパンにスパゲッティを投じ、麺全体に油とパンチェッタをささっと絡めます。
絡め終えたら、お次は今回の要、チーズ&卵黄のボウルと絡めます‥!うまくいくのかドキドキ。
ボウルはギリギリまで湯煎して柔らかい状態です。
麺にチーズを絡め溶かすような感覚で、手早く混ぜます。
思ったより麺の温度が落ち着いていて、卵が固まることもナシ!
ただ、汁気が足りなくて混ぜづらかったので、底にちょっとチーズと卵黄の固まりが残っちゃいました。
勿体無いので、茹で汁を加えて混ぜたら、無事良い感じのクリーミィなソースに。
あとは冷める前に手早く仕上げ!
器によそって、黒胡椒を持ったら‥
たっぷり、ガリガリと黒胡椒を挽く!
カルボナーラは、黒胡椒を炭に見立てて「炭焼き職人風」と呼ばれることもあるパスタ。黒胡椒は最後の大事なポイントです。
これで、ついに完成!
フォークで巻くと、 生クリームを加えるカルボナーラよりも、チーズによるとろみはねっちりと密度が濃い感じがします。
なんといっても、削りたてのパルミジャーノ・レッジャーノの香りがたまらない!削っていた時も芳しい香りでしたが、そこにオリーブオイルやニンニク、パンチェッタの香りがプラスされると‥もう無敵の香り。
この香りは、ルパンのように目をキラキラさせるのも納得。くるくるとフォークで巻きつけて、目を閉じて味わいましょう。
もう、上質な食材で本場のものを作ると、これほどまでに違うのかと感動を感じる美味しさ。
パンチェッタわざわざ買わなくても、ベーコンでもいいかな‥なんて少しでも思った私が馬鹿だった!パンチェッタの、塩気に凝縮された生肉の旨味が全体に広がって、そりゃあもう最高に美味しい。
パンチェッタ自体から旨味が逃げているわけでもなく、噛みしめる度に旨味が広がります。パンチェッタの独特の香りが、パルミジャーノ・レッジャーノにまた合う。
旨いチーズを飲むようにすする幸せを感じられるパスタです。
今まで色々なアニメシを再現していくなかで、ちょっと高いチーズを買ってみたりもして分かっていたものの‥高いチーズってやっぱり美味しい!
ちょっとクセのある香りがたまらなく旨いです。そのままだとまとまらないであろう存在感の強いそれらも、黒胡椒でピリッと締まっているのがまた良い。
これはもう、もとのカルボナーラには戻れないかもしれません。意外と失敗のおそれもなく、びっくりするほど簡単に出来たのがまた罪です。
禁断の扉を開けてしまった‥さすがルパン!期待を裏切らない充実感に満たされた回でした。
ごちそうさまでした。
これはまた美味しそうですねぇ
日本のパスタ屋さんとか、レシピ検索で出てくるカルボナーラって大半が生クリームか牛乳が入りですよね。
私が食べたことあるのも、そのタイプばっかりかも?
それはそれでとろ〜んとして美味しいですが、チーズ大好きなので♡このカルボナーラはかなり魅力的です…
作ってみたいのですが、まずはパンチェッタを売っているところを探さなければ!
ルパンのパスタというと、前にアニメシさんが作っていらしたミートボールのパスタのイメージが強いのですが、こんなお洒落なパスタもあるのですね。まだまだ勉強不足です꒰꒪꒫꒪⌯꒱
今回も、素敵なアニメシをありがとうございました♡
かなり冷え込みが厳しくなってきました。関東では雪が降るかも…?との話でブルブルです。
お体に気をつけて、また美味しそうなアニメシを期待しております〜
杏奈様
コメントありがとうございます。
私も日本の生クリーム入りのまろやかなカルボナーラも好きですが、本場のカルボナーラがずっと気になっていたんですよね。
ファーストインプレッションは大事に!と思って奮発したパンチェッタとパルミジャーノが良い仕事をしてくれました。
カルボナーラはクリームパスタではなく、チーズパスタなんだ!と感動モノです。
パンチェッタがどうしても手に入らない場合は、ベーコンと生ハムを半分ずつ入れると良いかもしれません。
生ハムの燻香と塩気が、パンチェッタのそれに近づけてくれます。
これからも美味しいもの探索します!旨し糧を!