視覚は食欲を制御し味覚をも破壊する

ブログで味を伝えるというのは非常に難しく、私たちスタッフもヤキモキしたり、安堵(?)したりします。

人間の情報を得る為の感覚は、視覚が83%、聴覚が11%、臭覚3.5%、触覚1.5%、味覚が1%と圧倒的に視覚が強く、見た目が如何に大切かという事を物語っています。
「料理はまず目で味わう」という言葉の裏付けでもありますね。

私たちが作ったコレ
ハクナマタタ
昆虫グミは、味わいを拒絶します。
私は、このグミを撮影翌日に試食する羽目になったのですが、第一印象「うわっ・・」でした。

黒々と光るボディ、ブツブツ感、半透明な羽。とても口に運ぶ気はおきませんでした。
作った当人も、殆ど手を付けておらず、ほぼ撮影後の形状を保っていました。

手に持つのも嫌なのですが、試食を強いられ、しかも、これが一番味的には美味しいと、茶色いヤツを渡されました。
見た目、巨大なゴキブリですよ。はっきり言って。

驚いた事に、全く手が口に持っていこうとしないのです。
芸人さんがテレビでバンジージャンプの前に「躊躇する事30分」とか見てて、何故そんなにかかる?とか思っていた私でしたが、実際にそういう状況に置かれると、その気持ち分かります。

意を決して口に運ぶのですが、味がしないのです。感じようとしないというべきなのでしょうか。
普通のコーヒーゼリーの筈なのですが。
しばらくすると味はするのだけれど、決してコーヒーゼリーとは思えない感じでした。視覚が完全に味覚を圧倒している感じでしょうか。

川越シェフがドヤ顔で作っても、チョイ足ししても、きっと昆虫グミは美味しく感じられないんだとうな、と思いました。