前篇の「白湯みたいな味‥って美味しいの?の巻」をお読みでない方は、まずはコチラ!
~「トラップ発見!ジコ坊と粥」の巻~
前篇で途中経過の雑炊を味見したところ、ジコ坊の「なんとも‥白湯みたいな飯だな‥」というコメントがピッタリの仕上がりに。
薄味というレベルではなく、水っぽく味が皆無。
これは何とも残念な上に、納得がいかない流れです。
ジコ坊と言えば、あのふくよかな体型。舌も肥えているイメージです。
何かがおかしい‥ということで、改めて問題のシーンを観てみると、衝撃の事実が発覚しました。
「なんとも‥白湯みたいな飯だな‥」というシーンと、ジコ坊のふるまう雑炊のシーンは、まったくの別物だったのです。
白湯みたいな美味しくない飯は、ジコ坊が町で食べていたもの。
それを食べている時にアシタカを見かけて近寄る、そんなシーンなのです。
つまり、肝心のジコ坊手作りの雑炊は、白湯みたいではないことが判明。
謎が解けたところで味噌を入れて、かき混ぜます。
味噌の量はお好みですが、「薄味?白湯味?」という謎も解けたことなので、少し多めに入れました。
塩を入れて味を整えます。
ジコ坊の言葉を借りれば、「ん、ンマイ」という感じ。
「椀を出しなさい。まず食わねば」
ぜひジコ坊のように、熱いのをハフッハフッと言いながらまず一杯目は頂きましょう。
きのこの味がじゅうぶんに染み込んでいて、体がじんわり温まる良い味に仕上がっています。
味噌味というのは何故か心がほっとします。
そして!2杯目を食べる前に、あるものを投入です。
雪印バター。
(今回使用したのは雪印ですが、他のバターでも問題ありません)
2杯目は、バターをひとかけ入れると、また味にコクが出ます。
雑炊の熱で、バターが溶けて何とも言えない良い香り。
雑炊は水分をたっぷり含んでいるので、お腹がすぐにいっぱいになってしまいます。
もしも食べきれなかった場合は、翌日温め直す時に是非アレンジをしてみてください。
今回は玉子でとじて、ネギをゴマをトッピングしてみました。
何も贅沢な材料は入っていないというのに、絶品です。
食欲のない時、ご飯をつくるのが面倒な時も、これなら材料を入れて煮るだけなのでオススメです。
だが‥美味しいけれど、これでは普通の雑炊?
これが本当の”ジコボウ”粥なのだろうか・・。
つづく(?)
■□■□ 今回使用した調理アイテム ■□■□