これぞアドリア海!ピッコロ社のペスカトーレ 後編

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~スカンピ、おそろしい子‥! の巻~

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パスタを茹で始めた頃には、蒸したアサリが丁度良く口を開いています。

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アサリが口を開いたら、トマト缶を注ぎ、沸騰するまで煮ます。
出来上がりをなめらかな食感にしたい場合はザルで越してから注いで下さい。

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ここで味のポイントとなる、イカのワタが登場。
海老のミソとはまた違った旨みを出しますが、クセがあるのでお好みで量は調節して下さい。いれなくても美味しく仕上がります。

イカのワタは、調理ハサミで切り込みを何点か入れておきます。

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トマトソースが沸騰したら、イカのワタを入れて再度煮込みます。

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パスタは時々かき混ぜるのを忘れずに。

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イカのワタを入れて再度沸騰したら、サフランを注いで煮ます。

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麺は、一本つまんでみて芯が残るくらいの硬さでザルにあけます。
茹で過ぎると取り返しがつきませんが、硬い分にはなんとでもなるので、とにかく硬いうちに引き上げて下さい。

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トマトソースが出来上がるまで時間があるので、麺には一匙のオイルをまぶして混ぜておきます。

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トマトソースがぐつぐつと沸騰してきました。
ここで塩・胡椒を加え、味を整えます。

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全体が温まったのを確認して、先程お皿に移しておいた具(イカ・タコ・海老)をフライパンに戻します。

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弱火にし、具にトマトソースをまんべんなくからめます。

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いよいよ麺を投入。手でほぐし入れます。

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海老の形が崩れないように、海老は麺の上に乗せます。

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あとはこれを、麺が丁度よい硬さになるまで煮こめば‥

紅の豚 パスタ ペスカトーレ ピッコロ社 ビストロ・アニメシ
ついに出来上がり。
火を止めて、お皿によそいます。

紅の豚 パスタ ペスカトーレ ピッコロ社 ビストロ・アニメシ
紋章のように佇むスカンピが、作中のパスタとは見事に違った出来上がりを象徴しています。

紅の豚は、世界大恐慌の時代が舞台とされています。
いくらポルコの船の修理の仕事が入ったからと言って、一人一人にスカンピがあてがわれる豪華なまかないなんて、そうそうありえません。

そう考えると、ポルコたちが食べたものは、こんな出来上がりだったのかも知れません。
紅の豚 パスタ ペスカトーレ ピッコロ社 ビストロ・アニメシ
スカンピ入りに比べると、ちょっと寂しい気もしますが、これはこれでシンプルで美味しそう。

ペスカトーレは、漁師が売れ残りや屑の魚介類をまとめてトマトソースで煮込んだものが始まりとされています。
特に定まった材料もなく、魚介をぶち込んで白ワインとトマトを入れるだけの、まさに大衆料理。

紅の豚 パスタ ペスカトーレ ピッコロ社 ビストロ・アニメシ
もう我慢できない!ということで、いざ実食。

これは素晴らしいです。

食べた瞬間に広がる、口いっぱいの海の味。
それぞれの魚介から出た旨みと、ほのかなトマトの酸味が絶妙です。

サフランの香りが全体を包み、海老のミソとイカのワタがコクを出す。
問答無用で、美味しい。極上です。

そしてスカンピの柔らかくて甘い身にも感激です。

スカンピほか、具も柔らかくて美味しいのですが、今回のこのパスタ、何よりも麺にギュッと魚介の旨みが染みこんで最高の味わいです。
リングイネがソースをしっかりと吸い込み、絡め、ソースの美味しさをぐっと引き出します。

すべての具材の旨みが、ソースに凝縮されたパスタ。
今回のようにスカンピを豪勢に乗せるのも最高ですが、海老が小さくても、ミソと旨みさえ出ればその出来上がりはハズレがないこと請け合い。

作品のなかのパスタは、くず野菜ならぬ、くず魚介類を使った本来のペスカトーレなのかもしれません。

ピッコロの親父のように、これなら「ボリボリ食べて、ビシバシ働こう」もきっと大丈夫!
食べる人に生きる活力を与えてくれる、そんな一品なのでした。

■□■□ 今回使用した調理アイテム ■□■□

「これぞアドリア海!ピッコロ社のペスカトーレ 後編」への4件のフィードバック

  1. ペェル様
    いつもコメントありがとうございます。
    海老は盛りつけからして、すでに美味しさを出してますよね。笑
    ちょっと豪勢にしすぎたかな?と反省していましたが、後編も楽しんで頂けて幸いです。
    食欲を刺激するので、深夜はとっても楽しんでいただけるかと思います。笑

  2. あのセリフは三枝の滑舌が悪いだけで
    「ボリボリ」じゃなくって「モリモリ」食べて
    ボリボリじゃ貝殻やらえびのからを食べてるみたいだ
    そういえば紅ブタ2の製作はどうなったんでしょう…

  3. くろきち様
    おおお‥!三枝師匠の滑舌の問題だったのですか‥!
    納得なコメントありがとうございます。
    お影様で、長年のひっかかりがなくなりました。ずーっと、「パスタをボリボリは変だなー」と話していたので、スッキリです。
    紅豚2、2年ほど前にその説が浮上した時はとても楽しみにしていましたが、実現されないままですね。
    どのような作品も、「その2」ものは事前の期待値が高くてがっかりしてしまうことがあります。
    それでも中には素晴らしい作品もあるし、きっと実現されると観てしまう‥2ものは人を悩ませますね。

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