村さ黄の沖縄そば 後編

前篇の「パスタマシーンよたび登場」の巻をお読みでない方は、まずはコチラから!

~「宮廷料理の気になるお味」の巻~

麺を手打ちしたので、次はラフテーを作ります。
ラフテーは沖縄の郷土料理で、はるか昔は琉球王国の宮廷料理。

大きく分けると豚の角煮に分類されますが、調味料が通常とは異なります。

今回は手軽に皮なしの豚バラ肉を使用しますが、こだわる人は調味料の他にも三枚肉(豚バラ肉)の中でも皮のついた物を使用してください。

皮付豚バラ肉(三枚肉)ブロック約1kg ラフテーにどうぞ!

皮付きのものはネットでも購入できます。

沖縄そばの主役とも言えるラフテー。
じっくり煮込むので時間はかかりますが、手順は至って簡単。
ラフテーを作る行程で、ちゃっかりスープも作ります。

ご家庭版ということで、食材にちょっと手抜きをしつつ、真心込めていざ調理です。

【用意するもの】
021
泡盛、醤油、黒糖、鰹節、豚バラ肉のブロック

ユウキ 白湯スープ(袋タイプ) 40g

スープ用に、白湯スープ

007
上記の鰹節はスープ用なので、ラフテーには別途、鰹のだし汁を用意します。

材料の泡盛がない場合は、料理酒や焼酎で代用可能です。

023
鍋に豚バラ肉をブロックのまま投下して、水をたっぷり注ぎ込みます。

029
ひたひたになるまで水を注いだら、そのまま火にかけて沸騰させます。

028
灰汁が出たらそのたびにすくい取り、このまま一時間、じっくり茹でます。

033
一時間が経過したら、豚バラ肉を取り出して粗熱を取ります。
茹で汁はスープに使うので、捨てずにこのまま冷まします。

036
熱が冷めた豚バラ肉は、適当な厚さに切り分けます。

041
空の鍋に、鰹のだし汁と切り分けた豚バラ肉を入れます。

042
そこに泡盛を注ぎ、火にかけます。

046
アルコールが飛ぶまで、沸騰してから20分ほど煮ます。

何の気なしに匂いを嗅いでみたら、泡盛の強烈なお酒臭さに直撃。
湯気だけで酔いそうな勢いなので要注意です。

047
しっかりアルコールが飛んだら、黒砂糖を加えます。

053
黒砂糖が溶けきると、あまり嗅いだことのない不思議な匂いになります。

054
黒砂糖が溶けきったら、醤油を加えます。

056
あとはこれを、弱火でコトコト一時間ほど煮たら、出来上がり。

次はスープを作ります。

スープを作り始める前に、豚の茹で汁は一度冷やします。
白くなった余分な油脂を取り除くと、スープがギトギトになりません。
取り除く量はお好みで調整して下さい。

034
油を取り除き終えたら、茹で汁を再沸騰させます。
沸騰したところで鰹節を入れます。

035
鰹節を入れてから、再び沸騰したら火を止めます。
そのまま二分ほど置きます。

038
しっかり出汁が取れたら鰹節を取り除きます。

039
ここで白湯スープの粉末を加えます。

あとは、塩を適量加えて味を整えれば出来上がり。
お好みで昆布だしやお醤油を加えても美味しくなります。

060
あとは、麺をたっぷりの沸騰したお湯で湯がきます。

064
麺をいれて再沸騰してしばらくすると、麺が浮いてきます。
好みの硬さになったら麺を火からおろしてザルにあけます。

066
手作り麺はくっつきやすいので、サラダ油を一匙まぶして軽く混ぜます。

後は、スープを温めている間にトッピングを用意します。
057
焼きかまぼこ、紅しょうが、ラフテー、小ネギ

067
もう早く食べたい!と思わせる匂い。
これが不味いわけがないです。

072
麺を丼に入れて、スープを注ぎます。

074
ラフテーを二個、重ねるようにして乗せます。

あとは焼きかまぼこ、紅しょうがを乗せ、最後に小ネギをパラリとしたら‥

078
できあがり!

079
ぼってりと乗ったラフテーは存在感大!

かじりつくと、ほろほろと崩れる柔らかさに感激です。
中まで染み込んだ、ちょっと甘い味付けが最高。

ボリューム感のあるラフテーに、さっぱりとした紅しょうががぴったり。
とにかくラフテーの美味しさは最強です。

麺はお米のような、粉物のもっちりずっしりした感じが強いです。
歯ごたえとボリュームがバッチリで、ラフテーに負けてません。
食べごたえ抜群で、ついついおかわりしてしまいそう。

全体的にガツンとした食べ物ですが、スープがさっぱりしているので、コッテリしすぎずに綺麗にまとめられています。
豚骨と鰹だしの織り成す沖縄の味に、舌鼓。

ただ、ただ、ウマイ!!

夜に食べたくなるけれど、食べると健康に良くない‥そんな魅惑の一品です。
お姉さんの働いている「ふるさと居酒屋」で、もしかしたら〆のメニューとして出されているのかもしれません。

結局のところ、その時のお姉さんの気持がどのようなものだったのか分かりません。
しかし、こんなにも美味しい一品、皮肉にも、どこか温かな家庭の味がします。

いつの日か、アオが心置きなく村さ黄で沖縄そばを振舞われる世界を願いつつ、沖縄そばを啜るビストロ・アニメシなのでした。

■□■□ 今回使用した調理アイテム ■□■□

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