皆揃っていただきます!陣内家の食卓 前編

~高野豆腐は作るもの? の巻~

今回作成するのは、映画「サマーウォーズ」に登場する陣内家の食卓。

「ねぇ、バイトしない?募集人員1名なんだけど」
憧れの夏希先輩にそう言われて、長野にある田舎についていくことになった主人公の健二君。

たどり着いた陣内家は曾祖母のお誕生日祝いということで、夏希ちゃん以外にも多くの親戚が集まってとても賑やか。

汗をかいた瓶のジュースとセミの声に、テレビから聞こえる高校野球‥
穏やかな田舎の生活と思いきや、長野について翌朝、事態は一変。

テレビをつけたら、一夜にして「OZ」が大混乱になっているではありませんか。
しかもその犯人が健二君ということになっているので他人事ではありません。

誤解も無事にとけて一安心‥する暇もなく、今度は地球滅亡の大ピンチへ!

今回作成するのは、そんな騒動の中、皆が一致団結して食卓を囲むシーン。
「地球滅亡」、「タイムリミット」‥そんな時にご飯を食べている場合じゃないはずですが、誰も反対せずにわしわしと食べます。

塩むすびにお煮しめ、畑でとれたであろう野菜を使った料理‥

「一番いけないのは、お腹が空いていることと、ひとりでいることだから」
陣内家にいつも方向を示してきた曾祖母の言葉を胸に皆で囲む食卓は、古くから守られてきた味わい。
色鮮やかとは言えないけれど、しみじみ美味しそうです。

という訳で、まずはわらびの生姜醤油漬けを作ります。

【用意するもの】
072
わらび、生姜、醤油、鰹節

088
醤油には少量のお酒を加えておきます。

今回はわらびの水煮を使ったのでアク抜きは省略でしています。
生のわらびが手に入った場合は、鍋にわらびを置き、重曹を振りかけてから水を注いで火にかけます。

073
生姜は皮付きのまま、2~3枚スライスします。

074
鍋にたっぷりの水を注ぎ、沸騰させます。

076
わらびを投入。

079
わらびを入れてから再沸騰したら、火を止めます。

081
ざるにあけて水気をきります。

085
粗熱がとれたら、4~5cmの長さに切り分けます。

083
鍋に水を注ぎ、鰹節を入れて火にかけます。

086
沸騰したら鰹節を取り除いて、出汁をとります。

089
そこに醤油と酒を加えます。

092
スライスした生姜を加えて、一煮立ちすれば、つけ汁の出来上がり。

093
あとはタッパーにわらびを敷き詰めて‥

095
粗熱をとったつけ汁をひたひたに注ぎます。

あとはこれを一晩冷蔵庫で寝かせたら出来上がり!

次に作るのは、どんこと高野豆腐、ふきの三種のお煮しめです。

【用意するもの】
003
豆腐(絹ごしでも木綿でもOK)

大きな旧家なので、高野豆腐は市販のものではなく手作りかもしれません。
頂き物のお豆腐を、傷める前にどうにかしないと!と思った先人の知恵ということで、まずは高野豆腐作りからです。

007
お豆腐は最低でも10分、長くて一晩置いて水を出します。
せいろの上に置くか、キッチンペーパーを敷きます。

009
水気を切ったら、お豆腐をお好みの大きさに切り分けます。

011
あとはこれをラップで包んで、冷凍庫で凍らせます。

014
中まで完全に凍らせると、写真のように黄色っぽくなります。

017
解凍方法は、自然解凍でもレンジで解凍でもOK。

023
解凍が済んだら、軽く押して水気を出してあげます。
これで高野豆腐の出来上がり!

027
時間がある時は、もう一度冷凍→解凍の行程を行うと、よりきめ細やかな仕上がりになります。

031
見た目は市販のものと違いますが、栄養価の高い高野豆腐に違いありません。
すぐに使わない場合は冷凍したままにすれば、いつでも使えます。

高野豆腐が出来たところで、お煮しめを作ります。

【用意するもの】
033
鰹節、昆布、どんこ、高野豆腐、砂糖、ふき、醤油、みりん

036
鍋に水を張り、昆布とどんこを入れます。

037
30分ほど水に浸して戻したら、鰹節を入れて火にかけます。

041
沸騰したら火を止めます。

044
ザルで濾してお出汁をとります。

045
どんこはいしづきを取り除きます。

049
味がよく染み込むように、バッテンに切り込みを入れておきます。

048
鍋に出汁を戻して火にかけます。

051
醤油と‥

053
みりんを加えます。

054
あとはお砂糖をいれて、よく溶かしたら‥

056
ふき、

057
高野豆腐、

058
どんこを入れます。

061
あとは、蓋をして弱火でコトコト煮ること20分。
じっくりゆっくり煮ることで、高野豆腐が柔らかく味がしっかり染み込みます。

063
これでお煮しめは出来上がり!
味が今ひとつ足りない場合は、塩をひとつまみ足して下さい。

煮込み料理は、冷えると味が染み込むもの。
冷めても美味しいので、複数の料理を作る場合はすぐに盛り付けずに寝かせておきます。

味の染み込み具合が気になりつつも、ここは味見せずに次の料理へ!

2品出来上がったものの、これから塩むすびに里芋のにっころがし、春菊の胡麻味噌和えが待っています。

腹が減っては戦はできぬと言うものの、量が量になると炊き出しも大変なもの。
そのぶん、出来上がった頃にはお腹も減ってきっと美味しく頂けます。

次回、「茶色な食卓」の巻に続きます。

■□■□ 今回使用した調理アイテム ■□■□

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