第2弾 最期のカツレツ 前編

~食べるということ の巻~

もし明日が最期の食事になるならば‥何を食べたいですか?

アメリカでは、死刑囚が刑執行前に食べるものをリクエストできる「スペシャル・ミール」というシステムがあります。

ロブスターにステーキ、ミントアイス1リットル、食後に煙草を一服‥
今までの刑務所で決められた食事と違って、自分の好きなものを好きなだけ食べられる最期の瞬間、それがスペシャル・ミール。

刑務所からのはなむけなのでしょうが、状況が状況なだけにスペシャル・ミールは断られがちだそうで‥
しかし、そんな中でもしっかり好物をリクエストして平らげるモンスターもいるのです。

人々を震え上がらせた恐ろしい連続殺人犯は、その時一体どんな気持ちなのでしょう?

今回再現するのは、そんな殺人犯の最期の食事にスポットを当てた一品。
前回、肉ピラフの再現に挑戦した「ペーター・キュルテンの記録」から、ペーターが最期に食べたカツレツです。

「うまいカツレツだ」というセリフに、そして平然とおかわりをねだるペーターの姿が印象的。

処刑前の人間があんなにもリラックスできるものだろうか?と混乱しますが、このカツレツが美味しそうなのには納得。

という訳で、刑務所で提供されたカツレツに思い馳せ、いざ調理スタートです。

【用意するもの】
01
豚ロース、バター、卵、小麦粉、パン粉

012
そしてレモン

舞台はドイツということで、ドイツのカツレツであるシュニッツェルを作ります。
シュニッツェルの材料は本来「仔牛」ですが、より手頃な価格で鶏肉や豚肉を用いた庶民的なものもあります。

今回は刑務所で提供されたという所に着目して、仔牛より手頃な豚ロース。
味も日本のトンカツに近いので、美味しく出来るはず!と期待です。

ライマー カツレツ粉 200g

材料のなかで、1番大切なのはパン粉。

シュニッツェルの特徴は、硬いパンから出来た目のとても細かいパン粉。
日本製のパン粉は目が粗く、そのまま使うとただの薄いトンカツになってしまいます。

ネットでドイツ製のパン粉「ライマー」が購入できたので、今回は「ライマー」と「日本のパン粉をアレンジしたもの」両方作ってみることにしました。

03
まずは日本のパン粉をアレンジしていきます。
すり鉢にパン粉を入れ、よくすり潰します。

04
風味を良くする為に、パルメザンチーズとオレガノを加えます。

05
これで出来上がり。
パン粉をとにかくすって細かくするのがポイントです。

ライマーのパン粉はそのままでも良し、お好みでパルメザンチーズとオレガノを加えても勿論良しです。

06
次に、肉の下ごしらえに進みます。

シュニッツェル作りで2番目に大切なのが、この行程。
お肉をよく叩いて平べったくすることで、出来上がりが柔らかくなります。

07
肉を叩く時は、肉に穴が開かないように気をつけながら叩いていきます。

08
裏側も同じように叩いていきます。

002
肉たたき器がない場合は、空き瓶や麺棒で代用ができます。
肉の上にラップを広げ、肉たたき器と同じく力を加減して叩いて下さい。

001
叩いて叩いて、しばらくすると元の2倍ほどの大きさになります。
写真の左が叩き終わった肉、右が叩く前の肉です。

003
叩き終えた肉は、塩をふって下味をつけます。
シュニッツェルはシンプルな味付けなので、ここでつける塩は多めに。

005
胡椒もふりかけます。

ここからは、トンカツを作る時と同じ要領。

006
塩こしょうした肉に、小麦粉をまぶしつけます。

008
全体に均一になるように、手で馴染ませたり、ビニール袋に入れて振るなどします。

009
小麦粉をつけ終わったら、卵液に浸します。

010
卵液のつけ損ねがないように、両面よく浸します。

そして次はパン粉付け。
ライマーのパン粉と日本のパン粉のアレンジでは、パン粉を付けた時に何か違いは出るのでしょうか?
揚げ上がりの見た目や味にも、一体どんな違いが出るのか気になるところ。

次回、「おかわりをねだる心境」の巻に続きます。

■□■□ 今回使用した調理アイテム ■□■□

「第2弾 最期のカツレツ 前編」への2件のフィードバック

  1. これはもう、原作を読み返したくなります!
    時計仕掛けのりんごの本
    何処かに行ってしまったんですよ(汗)
    古本屋に行って原作を読み直してから
    また見ようと思います

  2. グラつき様
    時計仕掛けのりんごは、ペーター・キュルテンの記録の他にも読み応えのある作品ばかりですよね。
    是非とも読みなおして、また遊びにいらして下さい。
    感想お待ちしております(笑)

コメントを残す