赤べこの牛鍋 後編

前篇の「おろろ、これが牛鍋?」の巻をお読みでない方は、まずはコチラから!

~すけばすきやき、すかなきゃ牛鍋 の巻~

味噌だれが出来上がったので、次は具材の準備。
すき焼きの牛肉といえば薄切りの牛肉ですが、今回はなんと‥

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ステーキ用の厚みのある牛肉を使います。
味噌だれに続き、この牛肉の厚みこそ今回のポイント。

すき焼きの元となった明治初期の牛鍋は、牛肉がぶつ切りだったそうです。
何でも酒飲みで豪快な店主さんが、牛肉を薄く切るのを億劫がった結果で、お客は肉厚な鍋に大喜びしていたそう。

とは言え決して安いものではないので、時代とともに牛肉は薄切りになっていき、味つけも変わり名称も「すき焼き」に変化したそうです。
諸説ありますが、牛肉を薄く「すく」からすき焼き、ぶつ切りだと牛鍋ということです。

味噌だれで煮る、ぶつ切りの牛鍋‥ますます出来上がりの味は予想不可能になってきます。

【用意するもの】
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牛肉、焼き豆腐、葱、春菊、味噌だれ、生卵、牛脂

明治初期の牛鍋は、牛肉と葱のみだったようです。
しかし作品を見てみると、牛肉と葱のほかに豆腐と春菊が確認できたので、今回は豆腐と春菊をプラス。

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焼き豆腐は8等分に切ります。

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葱は適当な長さに斜め切りに。

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春菊は三等分にします。

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食材が出揃ったところで、鉄鍋に牛肉を半量並べます。

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並べ終えたら、半量の味噌だれを上からかけます。

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2つほど葱を上に刺せば、出来上がりはもう目前。

今回の牛鍋作成は、明治元年創業の元祖牛鍋屋「太田なわのれん」さんの牛鍋を参考にさせて頂きました。
明治時代、お客さんにはこの状態で牛鍋が提供されていたようです。

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牛脂を軽く回し塗ります。

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牛肉と葱に、味噌だれが絡まるようにしっかり混ぜます。
混ぜ終えたら点火し、ぐつぐつ煮えるのを待ちます。

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赤味噌の独特な香りが立ち込め、牛肉も煮えてきました。

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ぐつぐつ煮えたら、葱と焼き豆腐を加えてもう一煮立ち。

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葱と焼き豆腐にも、しっかりと味噌だれを絡めてあげます。

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春菊はすぐ煮えるので、出来上がるぎりぎりに入れます。

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あとは、煮ている間に卵を溶いて‥

牛肉 るろうに剣心のすき焼き るろうに剣心の牛鍋 ビストロ・アニメシ
火が通ったら、出来上がり!

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お豆腐と牛肉が同化しているという、贅沢で見慣れない光景です。

牛肉 るろうに剣心のすき焼き るろうに剣心の牛鍋 ビストロ・アニメシ
卵に絡めて、いただきます。

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まず一口目は、ぶつ切りの牛肉!

安いお肉なのに、とても牛肉の味が引き出されていて美味しいです。
程よい食感に、獣臭さもなく、味も染みています。

お味噌の風味と牛肉本来の味が相まって、食べでのある味噌炒めのよう。
もぐもぐと頬張る感じがたまりません。

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卵はつけても美味しいけれど、なくても十分に味が出来上がっています。
食べて一口目で、ご飯が欲しくなる味。

牛肉以外の、葱や春菊、焼き豆腐も味噌にピッタリで、どれも邪魔をすることなくまとまっています。
牛肉を頬張り、次は野菜を食べ‥味の染みた焼き豆腐もいいなと、ほどよいローテーションで飽きることなく楽しめます。

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お鍋が空になりそうな位まで食べ進めたら、残りの牛肉を入れて同じ要領で作ります。
最初は結構なボリュームがあったので食べきれないかと思ったのですが、これがいけてしまう不思議。

見た目は濃厚そうな赤味噌ですが、案外さっぱりとしてます。
しっかり味が染み込んでいるのにくどくないので、最後まで美味しく頂けました。

足繁く剣心たちが赤べこに通うのも納得。
明治時代の庶民の食卓を感じる、そんな一品なのでした。

■□■□ 今回使用した調理アイテム ■□■□

「赤べこの牛鍋 後編」への8件のフィードバック

  1. ndk18469様
    コメントありがとうございます。
    探していたレシピが弊ブログで見つかって、良かったです(^^)
    牛鍋は、すき焼きのように作っている途中で味を自分好みに整えられますのでオススメです。
    作った暁には、是非感想お待ちしております!

  2. 食いしん坊様
    貴重な情報ありがとうございました!
    インターネットで購入できるようですので、購入して作ってみようと思います。
    味にどんな変化が生まれるか、楽しみです。

  3. 感想を遅くになり大変申し訳ございませんでした。 
    昨年予定通りに上手く行きませんでしたが、2回も作りました。 不思議ですねえ、大勢で食べるともっと美味しいですねええ!
    今年も、多分5~6回作ったかなあ。。。
    毎回、レシピ通りに従って作っておりましたので、もう完璧です。来年も同じペースで(5~6回)作れるように祈っています。

  4. nqk18469様
    感想頂きありがとうございます!
    そんなに高い頻度で作って頂けているなんて、びっくりしました。
    寒いこの時期、大勢でつつき合うとより美味しく感じられそうですね。
    久しぶりに食べたくなってしまいました。
    牛鍋ともども、来年も引き続き、宜しくお願い致します。

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