河の神さまの苦団子 前編

~苦味を追求する の巻~

今回作成するのは、千と千尋の神隠しに登場する苦団子。

当ビストロでは、今までにも千と千尋の神隠しから巨大いかめしや、紅茶風味のバタークリームケーキどデカあんまんを再現しました。

神々の世界を舞台にしているだけあって、登場する食べ物も不思議なものだらけ。
美味しそうだったり、とにかくその実物が見てみたくなるものだったり‥と、ストーリーが面白いのはもちろんのこと、再現するのがとても楽しい作品でもあります。

苦団子は、千が河の神さまを助けたシーンで登場します。

助けたお礼として、河の神さまから授かった苦団子。
ご機嫌で一口かじると、苦くてびっくりする千の顔が印象的です。

作中では、千のほかにカオナシとハクが食べますが、どちらも美味しいものを食べた時のリアクションとは言えないもの。
カオナシに至っては、吐き出してしまい、大激怒。

解毒作用があるらしいので、体に害はなさそうですが、美味しいわけでもなさそうです。
健康な状態で食べたらまた違うのかもしれないし‥

やはり、食べてみないことには分かりません!
ということで、調理スタートです。

【用意するもの】
001
上新粉、熱湯、緑茶、梅酒、サツマイモ、漢方胃腸薬

003
作中のイメージとして、「お菓子」よりも「薬」に近いものらしいので、健康志向です。
とにかく体に良さそうなものや、苦味の元になりそうなものを取り入れてみました。

一番の目玉は、漢方胃腸薬。
カレーを作るときに隠し味として、漢方胃腸薬を入れる方もいるようですが‥
団子には一体どう作用するでしょうか?

とりあえず、封を切ると独特の薬臭さがします。

004
出来れば苦くても美味しいものが食べたいので、サツマイモをチョイスしました。
さっと表面を濡らします。

005
新聞紙やキッチンペーパー、厚紙などで濡らしたサツマイモを包みます。

007
包み終えたら、今度は包み紙ごと濡らします。

010
全体が濡れたら、ラップで包み紙ごと包みます。

あとは、これを電子レンジでチン。
600Wで5分です。

014
サツマイモを電子レンジにかけている間に、緑茶を包丁で刻みます。

016
茶葉は勢い良く刻むと飛ぶので注意。
大体でOKです。

018
茶葉を刻み終えたところで、ちょうどサツマイモが加熱終わりました。

019
ヤケドに気をつけて、ラップと包み紙から取り出します。

020
5分加熱で、しっかり芯まで柔らかくなっています。
焼き芋として食べるには少し食感が落ちますが、今回のように食材の一つとして使うにはこの方法で十分です。

024
皮をむいて、適当な大きさにカットします。

これでサツマイモの準備は完了。

026
ボウルに上新粉を入れ、熱湯を注ぎます。

028
箸で勢い良くかき混ぜます。
最初はそぼろ状ですが、よく混ぜると‥

030
水分が均一に行き渡って、ひとかたまりになります。

034
上新粉がひとかたまりになったら、サツマイモ、梅酒、緑茶、漢方胃腸薬を加えます。

梅酒を注いだ瞬間は、お酒の香り。緑茶を振りかけた時は、それに加えて緑の香りがしたのですが‥
漢方胃腸薬を振りかけた瞬間に、漢方胃腸薬臭しかしなくなりました。

これは‥嫌な予感。

036
サツマイモが温かいうちに、すりつぶすようにして全体を捏ねます。

037
手で触れられる温度になったら、手を水で湿らせて手捏ね。

040
色が均一になり、耳たぶくらいの柔らかさになったら捏ね上がりです。

緑茶色に染まって、草餅みたいです。
香りも、捏ねているうちに漢方胃腸薬臭さが落ち着きました。

ひょっとしたらひょっとする‥かも!?

次回、「間違いなく思い描いていた、この味」の巻に続きます。

千と千尋の神隠し (通常版) [DVD]
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