爽子ちゃんの年越しそば 前篇

〜麺作りの最難関といえば‥ の巻〜

今回作成するのは、君に届けに登場する手打ちそば。

主人公の爽子ちゃんは、見た目が暗くて友達の少ない高校生。
霊感なんて全くないのに誤解され、しまいには名前を「貞子」と皆に思われている始末。

いじめられている訳ではないけれど、クラスにはなかなか馴染めずにいる爽子ちゃん。
一生懸命クラスメイトに声をかけても、笑顔が不気味だと恐れられてしまったり、空回り‥。

彼女はとことん不器用ですが、とにかく努力家でまっすぐで、良い子なのです。
そんな彼女の誠実さが実を結び、周りには徐々に理解者が現れます。

ゆっくりと前進、時に衝突やトラブル。
「あんたなんかが風早(片思いの相手)に相手されると思ってんの?」なんて、風早君親衛隊の女の子に呼び出されたり少女漫画のセオリーな展開もあるのですが、その時の爽子ちゃんの言動が「お決まり」と違ってまた面白い!

悪役ポジションも憎めない所があって、登場する人物全員が「いいヤツ」という珍しい構成です。
そんな綺麗事みたいなことあるの!?と思うのですが、何故か嘘くさくないのです。

主人公に都合良くストーリーが進むと白けてしまいますが、君に届けはそれがありません。

寂しいひとりぼっちの時期、普通ならそこでひねくれても仕方ないのに、人のせいにしない爽子ちゃん。
そんな辛い時間を経て、よき友に恵まれ、恋をし、成長していく姿は、妬みようがありません。

読んでるこっちまで清い心になって「よかったね、よかったね!」となってしまう不思議な作品です。

手打ちそばは、そんな少し成長した爽子が大晦日にチャレンジする一品。
友達や彼とお出かけするという選択肢もあったのに、何故家でそばを打つのか。

それは、家族との時間も大切にしたいという思いからでした。
外が楽しくて仕方ない年頃でしょうに、つくづく良い子だなぁ‥!とため息が出てしまいます。

あえて手打ちそばをチョイスするあたりが面白いですが、確かに良い過ごし方。
ということで、ビストロ・アニメシも大晦日に挑戦してみました!

【用意するもの】
002
そば粉、薄力粉、水

そば粉と薄力粉は、事前に泡立て器で全体をかき混ぜておきます。

おおよその流れは他の麺作りと同じ。
こね鉢(ない場合はフライパンで代用)に粉類を入れて、真ん中に凹みを作り水を注ぎます。

003
力を入れずに全体を混ぜていき、水が均一に行き届いたらひとつにまとめます。

今のところ、順調そうに見えます。

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何度も折り込んで、表面がしっとり滑らかになるまで捏ねます。

007
根気よく100回以上捏ねたのですが、ここで問題発生。
水気が足りないようで、どんどん生地がぼそぼそしてきます。

でもここで水を足して、コシのない蕎麦になったりしたらどうしよう?
水気が多いよりは、このくらいの方が出来上がりは良いかもしれない!ということで、初挑戦で加減が分からず。

分量は追加せずにこのまま進めることにしました。

生地を円柱形にして、台に押しつぶします。
麺棒で均一な厚みに伸ばしていきます。

014
パスタマシンに入る厚みになったら、パスタマシンでより麺を薄くしていきます。
生地が伸ばされると、ますます水分の少なさが露呈。

端がぼろぼろと取れてきて危うい感じになってきました。

果たして、これで美味しいそばは出来るのでしょうか?
何だか失敗の予感がするそば打ち、次回「ライフワークに是非!」の巻に続きます!

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