前篇の「レモンパイ再び!」の巻をまだお読み出ない方はまずはコチラから!
〜それをふりかけるの!? の巻〜
レモンピールが無事に出来上がったら、次はレモンカード作りです。
アニメシーンでは、タルト生地の中にレモン色の何かがぎっしり。
レモンピールだけでは物足りないので、ここは酸味を生かす為にもやはりレモンカードです!
このレモンカードは、セーラームーンの育子ママのレモンパイを作った時と同じもの。
おさらいがてら、手順を載せていきます。
ちなみに今回はレモンピールが入るので、以前の半量で作ります。
【用意するもの】
レモン、グラニュー糖、バター、卵、コアントロ
卵はよく混ぜ、ザルで漉します。
レモンは皮を擦り下ろします。
皮を擦り下ろし終えたら、よく絞ります。
ボウルに材料を全て入れて、湯煎にじっくり5〜6分かけます。
あとは、用途に合わせて湯煎する時間を調整して緩さをカスタマイズ。
火からおろして冷めると固まってくるので、あまり心配しなくても大丈夫です。
あとは火から下ろして、熱を冷ませばレモンカードは出来上がり。
さて、主要アイテムは出揃いました。
次はいよいよパイ型にパイ生地とフィリングを詰めていきます。
さすがに初めてのレモンパイでパイ生地から作るのは、蘭にとって大変そう。
ということで、今回はパイシートを使用しました。
型がすっぽりと覆えるように、麺棒で伸ばします。
はみ出たパイ生地は切り取ります。
今回は市販のパイシートなので、すでにピケがされています。
手作りや市販のものによっては、ピケをして下さい。
(フォークで生地をまんべんなく穴あけして、生地が焼いた時に盛り上がらないようにすること)
生地のセットが出来たら、レモンカードを注ぎます。
その上に、まんべんなくレモンピールを散りばめます。
さあ、あとはパイシートを覆えば出来上がりですが‥
ここで焼きあげてしまっては「デタラメなレシピ」にはなりません!
というわけで麻美先輩のイジワルその2!
パルメザンチーズ入れます。
キッチンにあったこれをふと見た麻美先輩が、「これが私のとっておきの隠し味」と言って蘭に入れさせる‥そんな昼ドラのようなイジワルを想像してみました。
爆発的にダメな味にもならなさそうなので、「麻美先輩のレシピのせい」にはならなさそうな絶妙な線です。
では、上にパイシートを被せて飾りつけ。
細長く切ったパイシートを上に格子状に貼り付けて、あとは焼くだけ!
本来ならば表面にツヤ出しをする為に、卵液を塗るのですが、アニメシーンのレモンパイを見る限りは塗ってなさそう。
ということで、予熱しておいたオーブンでまずは普通にやきます。
綺麗に焼けました。
ここで、麻美先輩のイジワルその3!ラストです。
「そろそろですか?」と言う蘭に、コゲコゲになるようにある提案を。
「一度焼きあがったパイに、グラニュー糖をまぶしてブリュレ風に仕上げるのよ」
実際にパイの仕上げに、カソナードをまぶしてブリュレにすることはありえます。
ただ、普通にオーブンで焼くよりも砂糖をまぶした上で高温で焼くブリュレは、非常に焦げるリスクが高いです。
レモンパイを何度も作った麻美先輩ならではの、恐ろしい悪魔の台詞を勝手に想像‥。
そして遂に、出来上がりました!
焦げの強いレモンパイ。
色々とイジワルを込めて出来上がりましたが、一体そのお味は‥?
うん!意外とイケる!!
美味しいです。
もっと焦げ臭いかと心配したのですが、中のレモンの甘みと酸味が強くて全く気になりません。
メープルシロップはそれほど主張していないものの、香りはほのかに感じます。
柑橘系の香りに深みが増して、洋酒のような深い香りを生み出しています。
パイ生地がサックサクで、むしろ程よい香ばしさで良い感じ。
そしてイジワルとして入れたパルメザンチーズ。
これもまた、パイの塩気とレモンピールの甘ったるさをまとめる良い効果が。
言われなければ気づかないほどのものですが、レモンピールとレモンカードにマイルドさをプラスしてくれる隠し味となっています。
コナン君も「美味しい〜!!」と喜んでくれたのも納得の一品。
蘭がいつか新一に振る舞ってあげる姿も、是非見てみたいものです。
こんばんは!
すごくおいしそうです…。
よければなんですが、レシピの分量など教えていただけませんか?
みもりん様
お問い合わせ頂いた件についてですが、ブログではレシピ完成までのメイキングを目的としているため、分量を公開しておりません。
というのも、ブログ掲載から味を調整したりしているので、はっきりとした分量が仕上がっていないのです。
申し訳ないですが、宜しくお願い申し上げます。