鯛の‥天ぷら‥? 前篇

〜衣はないけど天ぷらなんです の巻 〜

今回作成するのは、信長協奏曲に登場する鯛の天ぷら(?)。

信長協奏曲は、その名の通り織田信長が主人公の漫画です。
現在はアニメ化、ドラマ化も果たす飛ぶ鳥を落とす勢いの作品。

この味噌は、単なる歴史モノにあらず!主人公の信長が、なんと現代のテキトーな高校生サブローというところにあります。

下校中にサブローがタイムスリップしたのは激動の戦国時代。
偶然自分にそっくりの高貴な人物に替え玉を押し付けられ‥

よく分からないまま替え玉を引き受けると、なんとそれは「織田信長」だった!という展開。

歴史モノとしても楽しめる内容で、小難しくならないように時折現代ネタやタイムスリップならではのネタが入って緩急のバランスが優れています。

さて、今回の一品は、そんな信長ことサブローが戦国の世で作るもの。
「いつもヘルシー料理ばっかだからさ、成長期の俺には物足りないのだ」と言って、皆がハラハラする中揚げ物をするサブロー。

そうして出来たのが、丸ごとの鯛を揚げたもの。
一緒に遊んだ後の徳川家康・竹千代君は、これを恐る恐る食べてすっかり虜になるのです。

本来ごく普通の高校生だったサブローが作ったそれは、竹千代君にこれ何?と聞かれて天ぷらと答えたものの、疑問形。

天ぷら衣がついてないから、天ぷらなのか微妙だけれども‥
竹千代君の感動した顔が物語る、カラッ、パリっとしていて美味しそうな揚げ物。

年も開けて、めでたそうな一品を食べたいと思っていたのでこれぞ!という感じです。

いざ、調理スタート!

【用意するもの】
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あとは少量の小麦粉と塩、そして揚げ油。
天ぷらもまだ無い、あるいは広がり始める時代なので、味付けや手法は極力シンプルに。

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こだわりとして、油はゴマ油を使用します。

九鬼 太白純正胡麻油 340g

使用するのは太白純正胡麻油。
ごまの香りはほのかに感じられる程度で、揚げ物に使っても胃もたれしないのが特徴。
よく慣れ親しまれている濃い飴色のものではなく、写真のようなほんのり琥珀色が上品なイメージ。

古くからあるものだし、これで揚げ物をするなんて贅沢で一度試してみたかった!
仕上がりが楽しみです。

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さて、まずは鯛の下処理をしていきます。
鱗の向きに逆らって包丁でこそぎます。
軽く水で流し、手で触れて鱗の感触がなくなればOKです。

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下腹部に切り込みを入れ、内臓をかき出します。

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エラの内側、赤い部分をちぎり取ります。
ちょっと力は入れますが、手でちぎり取る事が出来ます。

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エラ部分から水を注いで、下腹部の切り込みから水を流してすすぎます。
水が血で濁らなくなったらOK。

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丸揚げなのでヒレは取らなくても取っても、どちらでも。
食べやすいように腹ビレだけ取りました。

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最後に隅々まで丁寧に水気を拭き取ります。

これで下処理はおしまい!
ここでふと、果たしてサブローは魚の下処理が出来たのだろうか?と疑問が。

でも、考えてみれば冷蔵庫もない戦国の世。
魚屋さんが売りに出す段階でか、屋敷で調理するまでのうちに、傷まないように処理は済まされていそうだと納得しました。

もし下処理していなくても、ちょっとした生臭みや、揚げた時に爆ぜる心配くらいですしね。

丸揚げってなんだかワクワクしてしまいます。
それも鯛を!

美味しく出来上がることを願いつつ、次回、「天下人のセンスに感服」の巻に続きます。

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