妙子さんのみかんババロア 前編

〜昭和の懐かしのデザート の巻〜

今回作成するのは、スタジオジブリのおもひでぽろぽろに登場す一品。

おもひでぽろぽろは見る世代や年齢によって、面白さが変わる作品。
それまでのスタジオジブリのスタンダードから外れた、ある意味地味とも言える内容です。

そこに描かれるのは、ファンタジーや非現実ではない、一人の女性の分岐。

東京生まれの東京育ち、会社にお勤めする27歳のごく普通のOLの岡島タエ子さん。
両親が東京育ちで田舎のない彼女は、小学生から田舎に憧れていました。

姉の結婚でできた縁で、休暇を使って山形の田舎へ滞在するところから物語は始まります。

小学校の頃に憧れていた田舎へ向かうことで、ふいにこぼれ出す小学校5年生の記憶。

当時は珍しかった、缶詰ではないパイン。
夏休みに帰省する田舎がなくて、代わりに祖母といった熱海の温泉に行ってのぼせたこと。
学校の劇で村の子Aを演じて、ちょっとしたしぐさが好評を呼びスターへの道を夢見たこと。

思い出とも呼べないようなとりとめのないそれらも、一度思い出したら止まりません。
自分でも、何故なのか分からないまま、小学校5年生のタエ子ちゃんも山形へ連れ立っていきます。

このババロアは、山形での田舎暮らし最後の夜に登場します。

一生懸命に氷水で冷やしたボウルの中をかき混ぜるタエ子さん。
何を作っているのかは不明瞭ですが、どうやらお菓子の類のようです。

居間のテーブルに見えるのは、ゼラチン、牛乳、生クリーム、缶詰のみかん、バニラエッセンス、卵。
材料から作れるものと、当時のデザートといえば‥ということを考えて今回はババロアをチョイス!

最近は色んなおしゃれなデザートがありますが、たまには懐かしの甘味も食べたいもの。
ということで、いざ調理スタートです。

【用意するもの】
002
みかんの缶詰、バニラエッセンス、牛乳、生クリーム、水、卵黄、レモン汁、ゼラチン、砂糖

004
中に入れるみかんはフォークで軽く割きます。

005
レモン汁をさっと加えて混ぜます。

007
ゼラチンは水でふやかしておきます。

008
牛乳を一度沸騰させ、火を止めます。

009
卵黄に砂糖を加え、混ぜます。

011
空気を含んで白っぽくなったらOK!

012
牛乳を温かいまま、少しずつ加えて混ぜます。

015
牛乳を全て加えたら、鍋に戻して弱火にかけます。

017
バニラエッセンスを数滴垂らし、絶えず混ぜます。

020
だんだんと、トロミがついてきます。
トロミがついたら火から下ろします。

024
火から下ろしたら、水で戻したゼラチンを加えて溶かし混ぜます。

028
このままだとダマがあるので、漉します。

030
越したら、アングレーズソースの出来上がり!
これがババロアのクリーミィな風味の要になります。

肝心の生クリームが出ていませんが、ここからが本番です。
生クリームの泡立て方も、タエ子さんのババロア再現にとっても大事なポイント。

美味しい仕上がりになると良いのですが‥

次回、「ツルツル‥じゃなくて、フワッフワ」の巻に続きます!

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