杉屋の「鯖の味噌煮定食」と「肉豆腐定食」 前篇

〜食べ盛りが喜ぶ肉豆腐がミソ! の巻〜

今回作成するのは、スタジオジブリの風立ちぬに登場する杉屋の定食2種です。
風立ちぬといえば、出版の折に懐かしいシベリアを作ったことがありますが、ブログでしっかりと書くのは今回が初めてになります。

まだ主人公が学生の頃、大学の近くの馴染みの食堂でのシーンのことです。
主人公は鯖の味噌煮定食を頼み、友人の本庄は肉豆腐定食を注文。

杉屋の定食は、メインの皿に、どんぶりいっぱいの白米、たくあん、緑茶、豆腐炒りの味噌汁がついてきます。

主人公の二郎はいつも鯖の味噌煮定食のよう。友人の本庄は肉豆腐定食を注文し、食べるという何気ないシーンですが、これがまた美味しそうに描かれていて、さすがジブリ!なんです。

友人の本庄から「二郎、また鯖か。マンネリズムだ。大学の講義と同じだ。列強はジェラルミンの時代になってるんだ。たまには肉豆腐でも食え」と言われるも、全く耳に入っていない様子の二郎。
鯖の小骨の曲線に見惚れ、同じ曲線の翼断面があるのでは?と、どこ吹く風です。

ここで本庄が二郎に話しかける時、どんぶりいっぱいのご飯と肉豆腐をわっしわっしと食べるのが非常に男くさく、豪快で、美味しそうなんです。
大学近くの食堂ということもあり、どんぶりいっぱいのご飯から察するに食べ盛りの学生さん御用達のお店なのでしょう。

鯖の味噌煮はまだ分かりますが、肉豆腐はちょっとめずらしい。
肉豆腐って味付けによっては控えめな味わいになるので、男の人がもりもり食べるシーンに出てくるのは印象的でした。
そして二郎は無関心でしたが、鯖の味噌煮もまた美味しそう。
食べやすいサイズの切り身の鯖に、とろりとした味噌の煮汁が垂れていて、ほんのり油が浮いていて。

ああ、私も本庄のようにわしわしと頬張りたい!と食欲をそそられるシーンです。
二人の対照的な正確が食べ物の選び方、食べ方によって分かりやすく描かれていて、それぞれのものが美味しそうです。

ということで、いざ調理スタート!
まずは肉豆腐から作ります。

【用意するもの】
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もめん豆腐、玉ねぎ、長ネギ、牛肉、みりん、砂糖、醤油

定食屋さんで毎日食べざかりの学生のお腹を満たす為に作る、というと、あまり細やかなもののイメージはありません。
シンプルな材料で、玉ねぎでかさを増して、甘みを出す作戦です。

戦前の貧しい時代ということで、肉は牛ではなく豚かとも悩みましたが、シーンを確認すると牛肉に似た色合い。なので手頃な牛のバラ肉にしました。

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豆腐は水切りをしておきます。
時間がある時は、キッチンペーパーで包んで重しを置いて2時間ほど置きます。
すぐに作りたい時は、キッチンペーパーで包んで電子レンジに4〜5分かけると出来ます。

煮崩れが心配な場合は焼き豆腐で作るのもおすすめです。

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玉ねぎは串切りにします。

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長ネギは白い部分も葉の部分も斜め切り。

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鍋に油を熱し、牛肉を並べて色が変わるまで炒めます。

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みりん、砂糖、醤油を加え、全体に溶けて馴染むよう、ひと煮立ちします。

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玉ねぎと長ネギを加えます。

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一旦フタをして、弱火〜中火で5分ほど玉ねぎ、長ネギがしんなりするまで煮ます。

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5分経過!
すき焼きのような、お醤油とお肉の甘辛い美味しそうな香り!胃がギュギュッと刺激されます。

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水切りした豆腐を食べやすい大きさに切って、鍋に加えます。
豆腐に味が染み込むよう、弱火で10分ほどじっくり煮ます。

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煮終えたら、一度蓋をして寝かせ、味を染み込ませます。

これで肉豆腐は完成!
お豆腐の染み具合が気になるところですが、ここは味見はせずに次に進みます。

「食べ物で何が好き?」と聞かれてもなかなかすぐには出ない肉豆腐ですが、久々に食べるとなるとこれは美味そうです。

お腹を鳴らしながら、次回「定食の王様・サバ味噌」の巻に続きます。

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