カテゴリー別アーカイブ: あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

ポッポのキール 後篇

前篇の「見た目をアレにする‥?」の巻をまだお読み出ない方はまずはコチラから!

~見た目をアレにする‥!!! の巻~

お米を砕き終えたら、次は牛乳を温めます。

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弱火にかけて、沸騰する前に火を止めます。

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全体が温まった牛乳に、お米を入れ‥

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お砂糖も加えます。

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お米と砂糖をよくかき混ぜながら、火にかけます。

028
沸騰させたら、ナッツ類とレーズンを加えます。

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あとは、お米に芯がなくなるまで15分ほど煮込みます。

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焦げ付きやすいので、時折かき混ぜることを忘れずに。

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お米は本当によく水を吸います。
最初はまったくとろみがなかったのに、徐々にとろみが出てきます。

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お米が柔らかくなったら、あとはお好みの水分量になるまで煮ます。

煮込んでいる間は、ミルクとスパイスのミックスした不思議な香り。
シナモンミルクティーのような甘い香りで、味に期待が高まります!

火からおろしたら、いよいよ出来上がり!

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見た目が‥ちょっと、思っていた以上にアレです。

再現度が高いのは嬉しいけれど、嫌でも思い出してしまう「ゲロみた~い!」というセリフ。
お米が吸水して、絶妙な水分感を演出しているようです。

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躊躇してしまいましたが、香りは良いし、食べてみないことには評価できません。
温かい出来立てを一口食べてみると‥

カルダモンの香りがとても強く、異国情緒溢れる味。
‥意外とイケます。
ミルクとお米のまろやかさで、体が温まりそうです。

お米だけでは単調なミルク粥ですが、ナッツのザクザク・ポリポリした食感が良い感じ。
お腹にどっしりくるので、少量でかなり満足感があります。

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冷やして食べても美味しいかも?ということで、冷やしてみました。

粗熱をとって、そこから一晩冷蔵庫で冷やしてみました。
お米が入っているので、水気がますます飛んで、まるでパンナコッタのよう。
冷やし置く時間によって食感が変わるので、お好みで牛乳や砂糖、練乳を足しても良いかもしれません。

ただ、カルダモンはクセがあるので、好き嫌いが別れてしまいそうです。
ハーブが苦手な方は、カルダモンなしで作ってみるのも良いかも。

インドの食文化を気軽に楽しめ、分量も目分量で良い、まさにポッポらしい「男の料理」。
温かくてとろみが緩いほうが、クセがなくて食べやすいかもしれません。

バーベキューの食べ物としては、そのチョイスに首をかしげてしまうキール。
ただ、その外観・味は話題になります。

実際、作中では久しぶりの集いでぎこちない皆が、キールの登場で一時の盛り上がりを見せます。
結果として、キールはポッポらしいナイスチョイス!な一品。

味が気になる方は、是非一度お試しあれ。

ポッポのキール 前篇

~見た目をアレにする‥? の巻~

以前、ビストロ・アニメシでは「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」に登場する蒸しパンを再現しました。

そして今回は第二弾!
世界中を旅するのが好きなポッポがバーベキューに持ち寄った一品を再現します。

皆がバーベキューに持ってきたのは、ローソク・バイエルン・花火‥と、全く食べ物が足りない状況。
そこで得意気にポッポがお披露目した、ひときわ目立つ料理です。

鍋に入った、白くてドロリとした謎の物体。
「キールっつってさ、インドに行った時に食った、牛乳であま~く米炊いたやつ」
というポッポ。

覗き込んだめんまは、「ゲロみた~い!」と無邪気に言ってます。

それは言っちゃダメな表現!と思いつつも、確かに納得な外観‥
美味しくないだろうと思いきや、バーベキューで「意外とイケる」という好評(?)を得ていました。

鍋の中を確認すると、牛乳と米の他にも何やら入っています。
ひょっとすると、味付けや製法が独特で、本当に美味しいかも?!

ということで、好奇心に負けてしまいました。
いざ、調理スタートです!

【用意するもの】
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ピスタチオ、マカデミアナッツ、アーモンド、カシューナッツ、レーズン、カルダモン

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牛乳、砂糖、お米

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お米は通常と同じようにとぎます。

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米とぎしたお米は、ザルにあけて水気を切っておきます。

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そして登場、今回のメインスパイス・カルダモン!

皮をむいて中の粒を取り出します。
指先で全体を軽く揉むと、簡単にむけます。

こうして触っているだけで、独特の清涼感ある香りが立ちます。
ミントやクローブ、ユーカリのような穏やかな香り。

この香りは一体、味にどう作用するのか‥完全に予測不可能です。

006
すり鉢にカルダモン、ナッツ類を入れます。

インドのキールは色々なナッツを用いて作られます。
ピスタチオやアーモンドは元祖のキールに倣って入れました。

そして、ポッポ作のキールを見ると中に白くて丸っこいものが浮いていたので、マカデミアナッツとカシューナッツも入れてみることに。
あれもこれも、と欲張ってしまいました。

012
ナッツが大きいので、「すり鉢で擦る」というよりは、棒で打ち砕く感じになります。
あまり力を込めすぎると、四方にナッツの破片が飛び散るので注意。

013
ナッツはお好みの大きさに砕きます。
今回は結構大ぶりに。

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ナッツを砕き終えたら、レーズンを細かく刻んで加えます。

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水気を切ったお米を別のすり鉢に入れ、ナッツと同じように砕きます。

お米の砕き具合もお好みですが、目安としてはすべての粒が砕けたらOK。
力をそれほど入れなくても、擦るようにしていると自然に砕けます。

いつもは研いだあとに鍋に入れて炊くお米。
すり鉢で擦るなんて、普段ない調理過程で不思議な感覚です。

異国の文化に触れている気がして、とても楽しい!
気になるお味は一体どうなるのでしょう?

次回、「見た目をアレにする‥!!!」の巻に続きます。

レーズン・まめ・チョコ

以前、ビストロ・アニメシでは「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」に登場する蒸しパンを再現しました。

子供の頃、お母さんが3時のおやつに作ってくれたノスタルジックな蒸しパン。
ご家庭にある材料で作ることができる、簡単なお菓子です。

作中ではプレーンタイプとレーズンを入れたタイプの2種類が登場しました。
レーズンは蒸すことでふっくらジューシーに。
とても満足の出来栄えだったのですが、レシピを考えている時に、「他のものを入れても美味しいんだよなぁ、コレ」とふと思い出しました。

ビストロ・アニメシ あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない めんまの蒸しパン
ということで、作ったおまけ味の紹介。
レーズンのほかに、金時豆とチョコを作ってみました。

金時豆は、スーパーなどで販売されている甘納豆のバラエティパックを使用。
チョコレートは、板チョコを割り砕いて入れました。

なんでこの2種類かというと、その昔本当に母親が作ってくれた蒸しパンだからです。
レーズン、まめ、チョコ。
3種類あるのは珍しくて、母親の思いつきで作られる蒸しパンはその時々でラインナップが違いました。

子供は甘いものが大好き。
チョコの蒸しパンの時はとても嬉しく、金時豆は華やかさはないものの美味しく感じていた記憶があります。

肝心のレーズンは、登場する率が高くて「またレーズン?」とがっかりしていました。

アニメシで再現する機会を得て、数十年ぶりに食べた蒸しパン。
一番美味しかったのは、そんな「また?」なレーズンでした。

美味しい、懐かしいという形容は、当てはまらないかもしれません。
味覚から、突然溢れるように子供の頃のことが呼び覚まされる不思議な感覚でした。

子供の頃に覚えたこの3種類の後に、私は多くの新しい食べ物に出会い記憶してきました。
自分で作って失敗したり、感動するほど美味しいものを頂いたり。

成長した今、「他にあれを入れても美味しいかも?」と探求できる楽しさを改めて知ったアニメシなのでした。

めんまの蒸しパン 後篇

前篇の「お母さんの香り、形、味 の巻」をお読みでない方は、まずはコチラ

~あったかいおやつ の巻~

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生地を混ぜて、具を散らして、蒸して。

あとは蒸すだけ。
蒸す時には、水が蒸発しきって空焚きにならないようにだけ注意しましょう。

火の音はするものの、特に吹きこぼれる音もなく静か。
ご飯を炊く時と同じく、出来上がりまでじっとしなければいけないこの時間がもどかしくて楽しいです。

017
さて!蒸しあがりました。
しっかり中まで火が通っているか確認する為、爪楊枝をさします。
抜き取った爪楊枝に生の生地がつかなければOK。

アルミカップはそのまま、外側の陶器のカップから取り出します。
熱いのでヤケドに注意。

あとは、ぽんぽんっと器に詰めれば‥

ビストロ・アニメシ あの花 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない あの花の蒸しパン めんまの蒸しパンの作り方 アニメの食べ物を再現 レーズン蒸しパン
出来上がり!

ビストロ・アニメシ あの花 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない あの花の蒸しパン めんまの蒸しパンの作り方 アニメの食べ物を再現 レーズン蒸しパン
ふっくりと白っぽい黄色の生地に、水を含んでぽてっとしたレーズン。
思い描いていたものに近い見た目に、出来ました。

それでは、肝心のお味は一体どうでしょう?
せっかくなので、蒸かしたての熱々を頂くと‥

ほんのりミルク味の柔らかい生地が、素朴で優しい味。
ドライレーズンは蒸すことで、濃厚さはそのままに、ジューシー。
ふわふわの生地と相性抜群のアクセントです。

身震いするような美味しさというものとは違う、ノスタルジーを感じる味。
冷めないうちに、気がつけば手が伸びてしまいます。

あったかいおやつは、思い切り遊んで、お腹をすかせて帰った頃を思い出します。
大人になっても、こうして五感がぬくもりを覚えているのは、素敵なことです。

めんまの頑張りによって復活したというのも、美味しさの秘訣だったのかも。

どんな不安も悲しいことも、お母さんに甘えて安心して眠ることが出来る。
当たり前だけど、自分もそんな子供だったことを思い出す。

優しいような、寂しいような気持ちになる一品なのでした。