カテゴリー別アーカイブ: きみはペット

スミレちゃんの特製タコさんウィンナー入りペペロンチーノ 後篇

前篇の「きみの口を開けるために」の巻をまだお読み出ない方はまずはコチラから!

〜タコさんウィンナーに思うこと の巻〜

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ニンニクの香りが立ったら、次はタコさんウィンナーを加えます。

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切り込みを入れた状態のウィンナーをフライパンに加え、油を馴染ませます。

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しばらくすると自然に足がくるんっと丸まってきます。

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タコさんを起こして、足の裏側を炒めます。

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ここで、パスタを茹でているお湯を何度かすくって‥

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フライパンに注いで、乳化させます。

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油はねに注意!
油と茹で汁を素早くかき混ぜて、よく合わせます。

本来水と油は混ざり合いませんが、パスタの茹で汁に含まれるデンプン質によって均一に混ざり合った状態を安定させてくれます。

乳化は美味しいパスタの基本。
油と水を乳化させることで、まろやかでとろみがあり、パスタにからみやすいソースが仕上がります。

スミレちゃんはお勉強もお料理も、お仕事もとてもきちんとして一生懸命。
しっかり乳化してそうですよね。

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1分ほど早めに茹で上げたパスタをフライパンに加えます。

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顆粒コンソメを加え、全体にソースがからむように素早く炒めます。

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あまり時間をかけると麺が伸びちゃうので、ここはスミレちゃんのようにジャっと軽く炒める程度でOK。
空気を含ませるように軽く揺すってスミレちゃん気分です。

スミレちゃんは作中でタバコを吸いながら料理しているので、ふと真似がしたかったなと後悔。
タバコは吸えないので、真似するとしたらタバコの形を真似たお菓子ですが。

オリオン ココアシガレット 大箱(6本×10個入) 1箱

思い出すと無性に食べたくなる、罠。

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最後に軽く塩、胡椒をかけて完成!

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「モモ、おなかすいた?」
「じゃ、ゴハンちょうだいって言ってごらん。言わなきゃあげない」

ペペロンチーノって、ガーリックのきいたオリーブオイルの香りがたまりません。
私だったら根負けしちゃう。

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冷めないうちに頂きます。

細かくみじん切りにした為、全体にガーリックの香りが広がります。
今までペペロンチーノを作る時は輪切りにしていたのですが、みじん切りのほうが食べやすくて美味しい。

火が通りやすく、軽く揚がってサクサクとした食感なのがまた良いですね。

全体的に、いつもよりもジャンクのような味に感じます。
タコさんウィンナーを食べてみて、その理由がタコさんウィンナーだと気づきました。

久しぶりに食べて驚いたのですが、タコさんウィンナーって意外と濃い味。
お弁当のおかずになるだけあって、単品で食べるとちょっとしょっぱいです。

具のシンプルなペペロンチーノなので、ちょっと残酷だけれどもタコさんウィンナーを千切ってパスタにからめて食べると美味しい!

タコさんウィンナーの味が意外とペペロンチーノとの相性が良く、これは癖になりそう。
鷹の爪を入れずに作れば、お子様も喜ぶ味になりそうな?

モモが好きなものは、牛乳でふやかしたマクビティビスケットなどどこか子どもらしく感じるもの。
スミレちゃんが発明したのか、モモが発明したのかは不明ですが、これも納得の美味しさ。

ちょっとおやつのような味わいが、これまた美味しいです。
コンソメを入れたのも正解でした!

これが二人の味かー、と想像して、ムフムフした巻なのでした。

スミレちゃんの特製タコさんウィンナー入りペペロンチーノ 前篇

〜きみの口を開けるために の巻〜

今回作成するのは、漫画「きみはペット」に登場するペペロンチーノ。
この作品からは、以前ガンバルゾーカレーを再現したことがあります。

ガンバルゾーカレーも美味しく出来たし、前から作ってみたいと思っていたのが、このペペロンチーノ。

単行本2巻に収録されているこのお話は、バレンタインが近くなると思い出すお話です。

主人公のスミレちゃんは、バレンタインデーに本格的なチョコレートケーキを作ります。
ペットの男の子モモは、大喜び。

スミレちゃんに「一緒に食べようね!」とゴキゲンなのも束の間、「それ蓮實先輩のだけど?」と天国から地獄に落とされちゃいます。
一応、モモにもチョコが用意されていたのですが、あからさまな格差のチョコエックス。

駄々をこねるモモにイラッときてしまったスミレちゃん、ちょっとひどい発言をしちゃいます。

その場では何も言わないけれど、密かに怒っていたモモ。
「時には自分の価値を認めさせることも必要かなって思ったんだ」と、ご主人サマへのお仕置き結構です!

最初は気が付かなったスミレちゃんですが、何かがおかしいと違和感はある様子。
そしてそれが何かというと‥

モモは、バレンタインから3週間ほど喋っていなかったのです。

ペットが喋るなんて普通おかしいけれど、スミレちゃんが飼っているのは健全なる普通の男の子。
しかも、「腹を立てて口をきかない!」という感じではなく、まるで従順な動物のようにただ喋らないだけで喜怒哀楽はいつも通りというのがニクい所。

「なんで黙ってるの、なにか言ってよ。チョコのこと怒ってるの?ねえ!!」と揺さぶっても、黙って微笑むモモ。

それが不安でどうしたら良いか分からなくなったスミレちゃん。
モモの大好物を作って、「ゴハンちょうだいって言ってごらん。言わなきゃあげない」とおあずけ攻撃です。

そう、その時の好物というのが、特製タコさんウィンナー入りペペロンチーノ。

モモの好物はちょくちょく登場しますが、タコさんウィンナーは定番と言っても過言はありません。
タコさんウィンナーが入るだけで、ペペロンチーノが何とも可愛い食べ物に思えて仕方がない一品。

タコさんウィンナーといえば、あの赤いウィンナーですよね。
そういえばしばらく食べていないなぁ、と気づくと無性に食べたくなるものです。
ペペロンチーノとの相性も気になります。

ということで、調理スタートです。

【用意するもの】

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パスタ、赤いウィンナー、エクストラヴァージンオイル、ニンニク、鷹の爪、コンソメ、塩、胡椒

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パスタを茹でる際、分量外で大さじ1程度の塩を入れます。

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ペペロンチーノはパスタの中でも一番のスピード料理。

具材のカットの前に、パスタを茹で始めます。
最後に具とフライパンで混ぜあわせ、軽く炒めるので、湯で時間は指定よりも1分ほど減らします。

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パスタを茹で始めたら、まずはタコさんウィンナー作り。
ウィンナーの2/3くらいまで包丁で縦に切込みを入れます。

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切込みを入れたら、90度回して同じように切り込みを入れます。

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そうすると、とりあえず足が4本できます。

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あとは、4本のそれぞれ1本ずつを縦に二等分していけば‥

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8本足のタコさんウィンナーの出来上がり。

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全部、黙々とタコさんウィンナーに仕上げます。

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次はニンニクのカット。

スミレちゃんは丁寧で細やかな料理の印象が強いので、ニンニクの芽は必ずとっていそうですよね。
皮を剥いたニンニクは縦半分にカットし、芽の部分を取り出します。

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あとは細かくみじん切り。

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フライパンにみじん切りにしたニンニクと鷹の爪を加えます。
鷹の爪は輪切りにして、辛いのが好きな方は種もそのまま。苦手な方は種を減らすと辛さ調節ができます。

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エクストラヴァージンオイルをかけ、全体に浸るようフライパンを回します。

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ニンニクから気泡がでて、香りが立つまで火にかけます。
鷹の爪は特に火が通りやすく、色が黒くなりがちなので弱火で様子をしっかり見ながら加熱します。

基本的に普段のペペロンチーノ作りとあまり変わらない行程なので、問題なく仕上がりそう。
ただ、ここからタコさんウィンナーが加わることで一体どうなるのかな?というのは未知数。

次回、「タコさんウィンナーに思うこと」の巻に続きます。

ユリちゃんのガンバルゾーカレー 後篇

前篇の「ガルバンゾだけどガンバルゾ」の巻をまだお読み出ない方はまずはコチラから!

〜大人も子どもも、ガンバルゾー の巻〜

カレー粉を入れて、見た目も香りもカレーに近づいたガルバンゾ。

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次はトマト缶を加えます。
カットされているものはそのままで良いですが、ホールトマトを使用する場合はザルなどで濾してから入れます。

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あとはお水も加えます。

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ローリエとブイヨンを入れて、10分ほど煮ます。

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最後にスパイスとケチャップ、ウスターソースを加えて、もうひと煮立ち。

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トマトにスパイスの爽やかな香りがプラスされて、良い感じ。
結構赤く仕上がりました。

あとはお皿によそえば‥

ビストロ・アニメシ 前田未希 きみはペット ガンバルゾーカレーのレシピ 豆のカレーの作り方 漫画やアニメの料理の再現
出来上がり!

スミレちゃんの好きなガンバルゾーカレー、こんな感じに仕上がりました。
以前作成したマーボーカレーのようなガッツリスタミナ系ではなく、ちょっと小洒落たカフェ風。

肝心のお味はというと、結構スパイシーに仕上がりました。
辛いけど、それが美味しい!

美しさ全盛期のユリちゃんが作ったこともあって、美容と健康に良さそうな仕上がりに。
ノンバターなので、サッパリとしていて食べやすいです。
トマトの酸味とスパイスが効いていて、物足りなさはありません。

ビストロ・アニメシ 前田未希 きみはペット ガンバルゾーカレーのレシピ 豆のカレーの作り方 漫画やアニメの料理の再現
ミンチは控えめにして、とにかくガルバンゾーを全面に出したのも、食感が楽しめて良い感じです。
ガルバンゾー独特の、栗のようなポクポクとした食感が食べでがあります。

今回は牛豚の合い挽きを使用しましたが、鶏肉でも美味しく頂けそう。

辛いのが苦手な方やお子様は、粉チーズをプラスして召し上がれ。
スパイスの組み合わせによって味に変化も出るので、色んな調合が楽しめそうです。

野菜の甘みがしっかり出ていて、トマトでサッパリ。そしてスパイスでピッと〆る。
なんだかユリちゃんの性格が出ているなぁ、という一品なのでした。

作中には、スミレちゃん、そして恋のライバル福島シオリさんの料理の特徴に触れることがあります。
二人とも料理上手のように見受けられますが、タイプは真逆。

スミレちゃんは、「仕事ばかりで家のことをやらないと思われたくない」という思いから、努力をした結果の料理。
その為、エビフライや茶碗蒸しなど、教科書の通りのような丁寧でしっかりと料理名のあるものを作る傾向があります。

一方の福島さんはというと、複雑な家庭で弟二人を賄う為の料理。
必然から生まれたスキルなだけあって、一つの鍋で作るようなものが得意で、教科書の通りのようなものは苦手だけれども、「味は自信がある」という感じです。

あいにく、ユリちゃんの料理の特徴は出ませんが、「確かにお料理ってその人の性格が出るもんだよねぇ」とヒントになったシーンでした。

自分の料理というのは一体、どういう感じなのか気になってみたり。
食べる人が美味しいと思ってくれるのなら、どんなスタイルでも万事OKですよね。

ふとそんなことを思った巻なのでした。

ユリちゃんのガンバルゾーカレー 前篇

〜ガルバンゾだけどガンバルゾ の巻〜

今回作成するのは、漫画「きみはペット」に登場するスミレちゃんの好物のカレー。
その名も、「ガンバルゾーカレー」です。

きみはペットは、キャリアウーマンかつクールビューティな女性・スミレちゃんが主人公。
同期からも一目置かれているエリートですが、それ故にとっつきにくい印象の女性です。

でも本当は、お高く止まっている訳ではないスミレちゃん。
元来の強面(美人だけれども)と、極度の人見知りで不器用な所が災いしてしまっているのです。

生真面目なのに、なかなかそれでは世の中うまくいかない。
仕事も恋も、最悪の状態の時、物語は始まります。

ひょんなことから拾ったペットとの出会いが、彼女の世界を明るいものへと変えていきます。

でも、そのペットというのが「美少年」なんだから仰天。
なんとなく、「美少年をペットにする」というとイヤラシイ展開を想像してしまいますが、びっくりするほどクリーンな漫画です。

多少のそういうシーンはありつつも、重きはそこになく、ギャグありシリアスあり。
日常にありそうでないほんのりした「願望」が描かれていて、重くなった心が軽やかになる作品です。

そして肝心のカレーは、そんなスミレちゃんに、幼なじみのユリちゃんが作ってくれた一品です。

二人がまだ学生の頃、ユリちゃんが作ってくれた思い出のメニュー。
ひよこ豆のカレーで、実際は「ガルバンゾー(ひよこ豆の意)」なのですが、スミレちゃんが「ガルバンゾー」を「ガンバルゾー」と聞き間違えてしまう、というエピソード。

何年か経って、ちょっとした喧嘩をした二人。
「ほら、あんたの好きなガンバルゾーカレー」と、仲直りにユリちゃんが差し入れてくれるのです。

ガルバンゾーという豆だと知っていても、ガルバンゾーを見かけると、このエピソードを思い出してしまいます。

お豆のカレーって食感が楽しくて良いですよね。
ユリちゃんの作る料理の特徴を考えるのも、楽しそうです。

ということで、いざ調理スタートです!

【用意するもの】
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トマト缶、カレー粉、人参、タマネギ、ミンチ、ガルバンゾー、ケチャップ、ウスターソース、砂糖、ニンニク、ショウガ、ローリエ、ブイヨン、スパイス

スパイスはガラムマサラとコリアンダーをチョイス。

ユリちゃんのイメージとして、料理は上手で手際も良さそう。
ちょっとこだわりつつ、ごちゃごちゃせず簡素に作ってくれそうなので、スパイスは2種類に抑えました。

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ガルバンゾーは水煮缶で手軽に作ることも出来ますが、今回は乾燥タイプを購入。
鍋いっぱいの水を入れ、沸騰するまで火にかけます。

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沸騰したら、火を止めて蓋をします。
蓋をしたまま40分ほど置いておけば、一晩浸したのと同じ状態になります。

扱いは大豆と一緒。
40分経過したら(もしくは一晩水に浸したら)、弱火で15分ほど煮ればOKです。

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弱火で15分煮たら、ザルにあけて水気を切っておきます。

ガルバンゾーは、日本語でひよこ豆と呼ばれます。
茹で上がりを見ると、本当にぷくぷく、ころんとしていてひよこみたい。

また、食感が栗に似ているので、栗豆とも呼ばれます。
「確かに栗に似てる」と茹でたてをついつまみ食いしちゃいます。美味しい。

014
フライパンにオリーブオイルを熱し、刻んだニンニクとショウガを香りが立つまで熱します。

015
香りが立ったら、みじん切りのタマネギと人参を加えます。

016
全体に油がまわってしっとりするまで、中火でよく炒めます。

019
ミンチを加えて、肉の色が変わるまで炒めます。

031
色が変わったら、カレー粉を加えます。

032
たちまちエスニックな雰囲気に。
これに簡単に塩胡椒しても美味しそう。

でも、今回はカレーなんです。
ということで、ここから煮込みの作業に続きます。

オーソドックスなカレーライスも良いけれど、たまにはこうしたちょっと変わったカレーも食べたくなります。
ガンバルゾーって元気が出るようなカレー、果たして無事に作れるのでしょうか?

次回、「大人も子どもも、ガンバルゾー」の巻に続きます。