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イソフラボン摂取!弘子の納豆巻き 後編

前篇の「納豆巻きで愛され系? の巻」をお読みでない方は、まずはコチラ

~海苔はパリパリ派 の巻~

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発酵させること18時間。

蓋を開けると、そこには‥
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表面に薄く納豆菌を纏った大豆の姿が!

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少し乾燥してしまったものの、香りもまさしく納豆。発酵前とは見事に変わりました。

※ここで、少しでも異様な匂いがした場合は雑菌が繁殖してしまった可能性があります。
その場合は、残念ですが必ず捨ててください。

アンモニア臭が強い場合は、過発酵のおそれがあります。
食べても健康に害はありませんが、食べる際に一匙のお酢を混ぜてください。そうすることによって匂いが飛びます。

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試しにお箸を入れると、見事なまでに粘ります。

発酵を終えた納豆は、再び蓋をして冷蔵庫で熟成させます。
この時も、納豆が呼吸出来るように、アルミホイルの蓋をかけるか、あるいは蓋をずらして置いてください。

発酵してすぐの段階でも食べることは可能ですが、一度冷蔵庫で熟成することでぐっと旨みが生まれます。
最低でも一日、長くて3日間、熟成させてください。

熟成させたら、いよいよ納豆巻き作りに進みます!

【用意するもの】
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米、はちみつ

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酢、砂糖、塩

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そして、海苔

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通常通りお米を研いだ後、水に浸したお米にはちみつを加えます。

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スプーンではちみつを混ぜ溶かします。
お米にはちみつを入れることで、ふっくらツヤのある炊きあがりになります。

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お米を炊いている間にすし酢の用意をします。
酢に塩を加えます。

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次に砂糖を加え、よく混ぜます。
ご飯にはちみつが入っているので、砂糖は通常より控えめでも甘みが出ます。

レンジで3分温め、砂糖と塩が溶けきったらすし酢の出来上がり。
加熱しすぎると酸っぱさが飛んでしまうので注意です。

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炊けたご飯は幅のある容器に移します。

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熱いうちに、全体にすし酢をふりかけます。

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お米粒を潰さないように、しゃもじでお米を切るようにして全体に酢が行き渡るように混ぜます。

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お米にツヤが出たら出来上がり。
うちわがある場合は、混ぜるときに扇ぐとより風味が良い出来になります。

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固く絞った濡れ布巾を上に被せて寝かせます。

次は具の準備をしますが、その前に海苔をオーブンで炙り、より香ばしくしておきます。
ガスコンロで両面を炙ってもOKです。

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納豆をまな板に乗せ、包丁で刻んでいきます。

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大きさが均一になるように刻みます。

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ボウルに刻んだ納豆を入れ、醤油で味を整えます。
お好みで、からし、マヨネーズなどを入れてください。

マヨネーズを入れると、コンビニで販売されている納豆巻きのようにマイルドな味わいになります。

これで引き割り納豆の完成。
次は仕上げの海苔巻きです。

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海苔巻きと言うものの、今回は「海苔をパリパリのまま食べる状態にする」ことが目的でもあるので、海苔なしで巻きます。
巻き簾の上にある程度ゆとりをもった大きさでラップを敷きます。

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ご飯を小さい茶碗一杯分ほど乗せます。
真ん中に置いて、外側に広げていきます。

今回は弘子の買うサイズを再現するので、お米の横幅は17~18cmほどにしました。
細巻きと太巻きの間の大きさになる予定です。

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ご飯はあまり重ねすぎず、所々、巻き簾が見える程度の厚みにします。
ご飯は巻く時に圧がかかるので、この段階では極力押し潰したりお米粒を切らないようにします。

しゃもじにご飯がくっついてやりづらい場合は、しゃもじを一旦水に浸してください。

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ご飯の丁度真ん中に納豆を敷いていきます。

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納豆めがけて、まずはひと巻き。

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巻き終わりにギュッと力を入れます。

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巻き簾を外した状態。

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巻いた部分がしっかりと型付いていることを確認したら、巻いた部分のラップをはがします。

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端のお米がラップからはみ出そうな場合は、この時にお箸で直してください。

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巻物がすべらないように、ラップの端を摘みながら、今度は最後まで巻きます。

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最後にギュッと力を入れて、お米が解れないようにします。

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巻き簾を外せば、海苔なし海苔巻きが登場です。

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ラップをはがし、包丁で半分に切ります。

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2つに分かれた海苔巻きをラップに包みます。

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両端をキャンディのように包み、きつく縛って形を整えます。

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これを分量分、同じように作っていきます。

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あとは、炙った海苔を半分に切ります。

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これで中身が出来上がり。

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食べるときは、ラップをはがして海苔の上に乗せてくるくるすると‥

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パリパリの海苔の食感が楽しめる納豆巻きの完成です。

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お弁当や携帯する場合は、ラップで包んだ状態のまま海苔を巻いておきます。

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緑茶をお供に、いよいよ実食!

しんなりとご飯で柔らかくなった海苔巻きも美味しいですが、パリパリも美味しい。
海苔の食感が違うだけで、途端に本格的な気がしてしまいます。

そして特筆すべきは、丹精込めて作った納豆。
新鮮な納豆、というのは聞きなれませんが、まさしくその言葉通りの美味しさです。

市販のものよりも大豆のほっくりとした食感、香ばしい香りが生きており、それでいてしっかり納豆の味。
「自分で納豆って作れるんだ!」という驚きも勿論のこと、大豆本来の美味しさに舌鼓を打つ出来上がりでした。

酢飯も、普通のご飯と違って冷たくなっても美味しいのが利点です。

弘子のように忙しい人が一から作るのは大変だけれども、そんな忙しい人にこそオススメしたい納豆巻き。
手頃に栄養も取れ、食べやすくて携帯食に良く、満点です。

イソフラボン豊富に間違いはなく、女性だけではなく全ての人の体に良いこと請け合いです。
忙しくてなかなか食事に時間が取れないときは、納豆巻き。

時間がある時は手作りで、たまには、こんな変わったお弁当も良いかも知れません。

パリパリの海苔巻きは、具を変えて他の海苔巻きにも応用が効きます。

■□■□ 今回使用した調理アイテム ■□■□

イソフラボン摂取!弘子の納豆巻き 前編

~納豆巻きで愛され系? の巻~

今回作成するのは、働きマンに登場する納豆巻き。

働きマンは安野モヨコさんの漫画が原作で、アニメの他にドラマ化までした有名作品です。
今まで取り扱ってきたアニメよりも、とても現実的で、都会的です。

働き盛りの主人公弘子は、仕事に集中すると寝食を忘れて没頭する「働きマン」。
普段は小奇麗な格好をした素敵な女性ですが、一度スイッチが入るとボロボロになるまで一進する武士のようです。

そんな彼女は活き活きとして素敵ですが、本人としては不満がある様子。

「自分には女らしさが足りない!上手に甘えることなんて出来ない!」と、「可愛くて愛される女」にコンプレックスを持つ一面もあります。

その気持ちが如実に現れるのが、度々登場する納豆巻き。

作中には、「納豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンと同じ働きをする」という説明が登場し、彼女が納豆で女性らしくなろうと意識しているのが分かります。

人が食べているのを見ると、食べたくなるのが納豆巻きの不思議。

せっかくならば、納豆から作って、よりイソフラボンを感じる納豆巻きを作ろうではありませんか!

という訳で、今回は弘子のためのイソフラボン豊富な納豆巻き作りに挑戦です。

【用意するもの】
001
まずは納豆作りから始めます。
大豆、市販の納豆

出来上がりの納豆を小粒にしたい場合は小粒を、大粒にしたい場合は大粒を使用してください。

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大豆を水で洗い、表面の汚れを取ります。
この時、荒く扱うとキズがついてしまうので注意。優しく扱います。

003
洗い終えたら水を切ります。

004
水を切った大豆を再び水に浸します。
発酵食品は特にデリケートなので、水はかならず洗った時のものと取り替えて、常に清潔で綺麗な水を使います。

0010
水に浸した状態のままラップを被せて、冷蔵庫で一晩寝かせます。

007
一晩経過したところ。
大豆が水を吸って、大きく膨らみました。

008
ザルにあけて水を切ります。

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大豆が十分に水を吸っているかは、見た目だけでは判断できないのでスケーラーで重さを確認します。

010
大豆は、元の重さの2.5倍以上になっていればOKです。

011
重さの確認が終わったら、大豆を蒸し器にセットして蒸します。
長時間蒸すので、水はたっぷりと入れてください。蒸し器の足が短い場合は随時水を補充してください。
圧力鍋で蒸す場合は90分が目安です。

012
蒸気が大豆に滴らないように、蓋に固く絞ったタオルをかぶせます。

013
あとは、大豆が柔らかくなるまで6~9時間、根気よく、ただひたすら蒸します。

014
大豆を蒸している間に、使用する容器・スプーンの殺菌作業を行います。

容器がタッパー等のブラスチックの場合は、アルミホイルを被せて型を取り、アルミホイルを殺菌します。
耐熱ガラス等の容器はそのまま殺菌します。

015
蓋の作成もお忘れなく。

016
納豆は酸素を要する菌なので、密閉をしないこと。
耐熱容器の場合も、通常の蓋とは別に、アルミホイルの蓋を作成します。

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フォークでアルミホイルの蓋に穴を開けていきます。

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天板に、使用する全てのものを置き、殺菌の準備をします。

019
150~180℃のオーブンで10分加熱したら殺菌完了です。

020
大豆は大きさや加熱する環境によって蒸しあがりの時間が前後します。
蒸しあがったかは、時間ではなく手で判断します。
指で摘んで、柔らかくて簡単に潰れてしまうくらい柔らかくなったら蒸しあがり。

「少し蒸しすぎて、柔らかくなり過ぎた?」と心配するくらいが丁度よいです。
納豆は発酵すると身が引き締まります。

021
ここからは雑菌が入らないように、スピーディに行います。
殺菌したスプーンで大豆をすくっていきます。

022
殺菌したタッパーに大豆を敷いていきます。
全体に納豆菌が行き渡るように、大豆は3段以上に重ねないようにするのがコツです。

023
大豆が温かいうちに、一匙の納豆を混ぜます。

024
納豆は全体に行き渡るようによく混ぜます。
温かい内にかき混ぜることで、納豆菌が活発になり、より発酵しやすくなります。

026
アルミホイルの蓋をして、いよいよ発酵です。

027
37~40℃の環境で納豆を発酵させます。
オーブンの場合はパン作りに使用する発酵ボタンで一定の温度を保てます。

その他、湯たんぽやホッカイロと一緒に毛布に包んだり、寒い時期はこたつに入れておいても問題ありません。

どの方法でも共通して注意することは、納豆が呼吸できる環境を作ってあげる事です。

毛布に包むときは、少し空間にゆとりを作ってあげます。こたつに入れる場合も、オーブンの場合も、時折空気を入れ替えてあげ、必ず密閉を避けます。

そして、この環境を18時間続けます。

蓋としているからか、あまり納豆の匂いはしてきません。
時間が経過していくと匂ってくるのでしょうか?

そして、発酵が成功したというのは目でみて分かるものなのか!?

無事に納豆巻きを作ることは出来るのか?

次回、「海苔はパリパリ派」の巻に続きます。

■□■□ 今回使用した調理アイテム ■□■□