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初恋の思い出・蘭が作ったレモンパイ 後篇

前篇の「レモンパイ再び!」の巻をまだお読み出ない方はまずはコチラから!

〜それをふりかけるの!? の巻〜

レモンピールが無事に出来上がったら、次はレモンカード作りです。

アニメシーンでは、タルト生地の中にレモン色の何かがぎっしり。
レモンピールだけでは物足りないので、ここは酸味を生かす為にもやはりレモンカードです!

このレモンカードは、セーラームーンの育子ママのレモンパイを作った時と同じもの。
おさらいがてら、手順を載せていきます。
ちなみに今回はレモンピールが入るので、以前の半量で作ります。

【用意するもの】
002
レモン、グラニュー糖、バター、卵、コアントロ

004
卵はよく混ぜ、ザルで漉します。

007
レモンは皮を擦り下ろします。

010
皮を擦り下ろし終えたら、よく絞ります。

015
ボウルに材料を全て入れて、湯煎にじっくり5〜6分かけます。

016
あとは、用途に合わせて湯煎する時間を調整して緩さをカスタマイズ。
火からおろして冷めると固まってくるので、あまり心配しなくても大丈夫です。

あとは火から下ろして、熱を冷ませばレモンカードは出来上がり。

さて、主要アイテムは出揃いました。
次はいよいよパイ型にパイ生地とフィリングを詰めていきます。

017
さすがに初めてのレモンパイでパイ生地から作るのは、蘭にとって大変そう。
ということで、今回はパイシートを使用しました。

型がすっぽりと覆えるように、麺棒で伸ばします。

018
はみ出たパイ生地は切り取ります。
今回は市販のパイシートなので、すでにピケがされています。

手作りや市販のものによっては、ピケをして下さい。
(フォークで生地をまんべんなく穴あけして、生地が焼いた時に盛り上がらないようにすること)

019
生地のセットが出来たら、レモンカードを注ぎます。

025
その上に、まんべんなくレモンピールを散りばめます。

さあ、あとはパイシートを覆えば出来上がりですが‥
ここで焼きあげてしまっては「デタラメなレシピ」にはなりません!

027
というわけで麻美先輩のイジワルその2!
パルメザンチーズ入れます。

028
キッチンにあったこれをふと見た麻美先輩が、「これが私のとっておきの隠し味」と言って蘭に入れさせる‥そんな昼ドラのようなイジワルを想像してみました。

爆発的にダメな味にもならなさそうなので、「麻美先輩のレシピのせい」にはならなさそうな絶妙な線です。

032
では、上にパイシートを被せて飾りつけ。
細長く切ったパイシートを上に格子状に貼り付けて、あとは焼くだけ!

035
本来ならば表面にツヤ出しをする為に、卵液を塗るのですが、アニメシーンのレモンパイを見る限りは塗ってなさそう。
ということで、予熱しておいたオーブンでまずは普通にやきます。

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綺麗に焼けました。

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ここで、麻美先輩のイジワルその3!ラストです。
「そろそろですか?」と言う蘭に、コゲコゲになるようにある提案を。

「一度焼きあがったパイに、グラニュー糖をまぶしてブリュレ風に仕上げるのよ」

実際にパイの仕上げに、カソナードをまぶしてブリュレにすることはありえます。
ただ、普通にオーブンで焼くよりも砂糖をまぶした上で高温で焼くブリュレは、非常に焦げるリスクが高いです。

レモンパイを何度も作った麻美先輩ならではの、恐ろしい悪魔の台詞を勝手に想像‥。

045
そして遂に、出来上がりました!
焦げの強いレモンパイ。

色々とイジワルを込めて出来上がりましたが、一体そのお味は‥?

056
うん!意外とイケる!!
美味しいです。
もっと焦げ臭いかと心配したのですが、中のレモンの甘みと酸味が強くて全く気になりません。

メープルシロップはそれほど主張していないものの、香りはほのかに感じます。
柑橘系の香りに深みが増して、洋酒のような深い香りを生み出しています。

パイ生地がサックサクで、むしろ程よい香ばしさで良い感じ。

そしてイジワルとして入れたパルメザンチーズ。
これもまた、パイの塩気とレモンピールの甘ったるさをまとめる良い効果が。
言われなければ気づかないほどのものですが、レモンピールとレモンカードにマイルドさをプラスしてくれる隠し味となっています。

コナン君も「美味しい〜!!」と喜んでくれたのも納得の一品。
蘭がいつか新一に振る舞ってあげる姿も、是非見てみたいものです。

初恋の思い出・蘭が作ったレモンパイ 前篇

〜レモンパイ再び! の巻〜

今回作成するのは、工藤新一の好物・レモンパイ。
レモンパイは、名探偵コナンのアニメ放送100回目の「初恋の人思い出事件」に登場します。

新一が不在の家を掃除してあげる蘭と園子とコナンの前に突如現れたのは、中学校時代の先輩・内田麻美。
大学でミス東都に輝く才色兼備の彼女は、中学校でも有名なマドンナでした。

一体なぜ新一の家にマドンナが?という疑問はあるものの、ひとまず家に入り話をする4人。

話を聞くと、今度の週末に大学の推理研究会主催で麻美先輩の誕生パーティが行われるそう。
そしてそのパーティに、中学の後輩であり、名探偵としても名高い新一を招待しょうと思った彼女。

事前に誘いの手紙を送ったのに、返事が来ないから直接来たというわけです。
でも、返事も来ないし、長い外出と聞いて、彼女は意味深な台詞をつぶやくのです。

「いつかは色褪せてしまうものよね… 初恋なんて…」

この麻美先輩が、新一の初恋の人!?と驚きを隠せない蘭。
複雑な気持ちですが、トントン拍子に話が進んで、何故か新一の代わりにパーティへ行くことになってしまいます。

パーティは別荘で行われ、食事やお酒、ジュースで皆和気あいあいと談笑。
盛り上がりを見せるパーティですが、テーブルに麻美先輩の得意料理がないぞ?となります。

その得意料理こそレモンパイ。
新一の好物だと麻美先輩から聞いた蘭は、作り方を教えてもらって初挑戦!
そういうことで、テーブルには麻美先輩ではなく蘭が作ったレモンパイが登場するのですが‥

お皿に置かれたのは、パイの形がいびつで、ちょっと焦げ色が強くて、照りもないもの。
お世辞にも美味しそうとは言えない出来栄えに、場の雰囲気は盛り下がります。

「まぁまぁ、文句は一つ食べてみてからにして下さい」
という麻美先輩の言葉に促され、物は試しに食べてみる一同。

すると、ちょっと香ばしいけど美味しい!
大したもんだと大好評となるのです。
落ち込んだ顔から、みるみる明るい顔へと変わる蘭の表情がとても可愛らしいシーンです。

オーソドックスなレモンパイは、以前セーラームーンのレモンパイとして再現したように、レモンカードを入れて、表面はメレンゲが乗ってふんわりしているのが特徴。

でも、蘭の作ったパイは、表面がパイ生地で覆われていて、全然違う外観。
オーソドックスなレモンパイでは、イメージに合わないのです。

実はこのパイ、麻美先輩が意地悪をしてデタラメなレシピを教えたのに、蘭が美味しく仕上げたというびっくりなオチもあって、ずっと作りたかったのです。

オーソドックスなレモンパイも好きだけれども、蘭の作ったレモンパイを食べたい!
ということで、調理スタートです。

【用意するもの】
003
レモン、紅茶、メープルシロップ、グラニュー糖

まずはパイの中に入れるレモンピールを作ります。
そう、普通はレモンパイにレモンピールは入れませんが、今回は入れます!

006
レモンは絞って、皮と絞り汁に分けます。

007
絞り終えたら、粒の入っていた薄皮部分を包丁で削ぎます。

019
白いワタ部分は苦味の元なので、なるべく皮だけになるように削ぎます。

014
皮を薄切りにしていきます。

016
レモンの爽やかな香りが充満して、良い気分!

018
鍋いっぱいに沸騰したお湯にピールを入れて10分ほど煮ます。

022
10分煮たら、ザルに開けます。
煮てザルに開ける。この作業を3回繰り返して、皮の渋みを抜きます。

027
3回目の時は、香りと色付けに紅茶を入れます。

031
うっすら紅茶色に染まりました。

034
もう一度鍋にピールを戻して、グラニュー糖とメープルシロップを加えます。

レモンピールを作る時って、普通はグラニュー糖のみ。
入れても蜂蜜ぐらいですが、麻美先輩のイジワルその1!ということで、イジワルをイメージして、ぱっと目に入ったメープルシロップを入れてみることに。

「この風味が隠し味になるのよ」なんて言われたら、そういうもんなんだと納得してしまいそうです。

036
水気がほどよく飛ぶまで、中火で焦げないようにかきまぜます。

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最後にさっとレモン汁を加えてひと煮立ち。

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火からおろして、レモンピールの出来上がりです!

琥珀色に透き通って、つやつやしていて綺麗。
レモンの爽やかな香りに、紅茶とメープルシロップが深みを出しています。

香りはとても良いけれど、はてさて一体味はどうなのでしょう?

麻美先輩のイジワルはまだまだ!
次回、「それをふりかけるの!?」の巻に続きます。