カテゴリー別アーカイブ: 地獄少女

つぐみちゃんの栗おこわ 後篇

前篇の「そこに栗がいるだけで」の巻をまだお読み出ない方はまずはコチラから!

~あなたは黒ゴマ?ごま塩?シンプル派? の巻~

栗をちまちまと剥くこと数分。

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ようやく半分の五個が剥けました。

そして、この時点で恐れていたことが現実に。
小豆の湯で終わり時間が、まもなくとなりました。

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もう四の五の言ってられない!と、後半はほぼ包丁で剥きました。

時間に余裕がある場合は、全て丁寧に行きたいところですが‥
飾り用に使う綺麗な見てくれのものは、半分もあれば十分です。

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というわけで、なんとか小豆の茹で上がりに間に合いました。
小豆は火を止める前に、指で潰れるくらいになっているか柔らかさをチェックします。

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小豆はザルにあけて、茹で汁と分けます。
茹で汁も使うので、捨てないこと。

小豆は少し冷ましたら、乾燥しないようにラップをかけておきます。

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小豆の茹で汁は、酸化されると色が鮮やかになります。
お玉ですくって、数回上から流して空気を入れます。

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ザルにあけておいたお米を炊飯器に入れ、すべての調味料を加えます。

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ここに、通常の炊飯目盛りよりやや少なめに、小豆の茹で汁を注ぎます。

あとはこのまま、30分浸水させます。

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栗剥き、焦る必要ありませんでした‥
浸水の時間をうっかり忘れて、無駄に焦ってしまいました。

でも、せっかくなので、この時間に傷んだ栗がないかチェック。
大丈夫なようなら、飾り用の栗を横半分にカットします。

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見てくれが良いものは半分に、その他は1/4程度にカットします。
ボウルの水を何度か入れ替えて、皮のくずなどが入らないようにします。

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さて、30分経過しました。
ラップをかけておいた小豆を加え‥

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ザルにあけて水気を切った栗も、炊飯器に加えます。

あとは、炊飯器のスイッチを入れるだけ!
炊きあがりに近づくにつれ、小豆の良い香りがしてきます。

炊飯完了したら、すぐに蓋は開けずに10分蒸らします。

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そしていよいよご対面!
お米の硬さは良く出来てるか、ワクワクします。

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綺麗な小豆色に染まってます。
小豆と栗が均一になるように混ぜます。

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すぐに食べない時は、器によそってラップをします。
おこわは冷めても美味しいのが良いところ。

地獄少女 つぐみちゃんの栗おこわ つぐみちゃんがマスターに教わった栗おこわ 栗おこわの作り方 ビストロ・アニメシの地獄少女のレシピ
お母さんへのお供え用、出来上がりです。
ごろごろとした栗の盛り付けが、つぐみちゃんの本来の幼さを感じさせ微笑ましいです。

あとは、お父さんである柴田一の朝ごはん。

地獄少女 つぐみちゃんの栗おこわ つぐみちゃんがマスターに教わった栗おこわ 栗おこわの作り方 ビストロ・アニメシの地獄少女のレシピ
ごくシンプルに、栗おこわとお味噌汁のみ。
お豆腐とわかめ、お味噌汁の王道の具なのがまた良い塩梅です。

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待ちに待った実食の時。
大きな栗とお米を一緒にいただきます。

栗はほっくり、丁度良い硬さに甘さです。
ちょっと大ぶりだけども、それもまた食べていて楽しい。

冷めたおこわは、もちもちと噛みしめるほどに甘みが出ます。
小豆も煮崩れずにちょうど良く炊き上がって、ほっと一安心。

そのままでも十分味わい深いし、欲を出して黒ゴマをふっても美味しく頂けました。
ごま塩をかけるのもまた良し。
食卓ではその場で色々と出来ますが、お供えとなるとどういう状態で持っていくべきか悩むなぁ‥と考えたりしました。

栗が入って特別な感じがあるので、つぐみちゃんの作ったもののように、そのままが一番かもしれません。

美味しい季節ものを食べると、それまでの手間が吹っ飛ぶくらいに充実した気持ちになれます。
昔ながらのご馳走の味は、時間とちょっとした手間をかけるのが美味しさの秘訣。

自分ひとりの為に作るなんて、とてもじゃないけれど億劫なのが本音です。
そう考えると、こんなに手の込んだものを小学低学年の女の子が作るなんて、やはりそこには母への想いがあってのこと。

つぐみちゃんを目一杯褒めて、甘やかしてあげたくなります。
お袋の味に遠いようで近い、母を想う味を知った一品なのでした。

つぐみちゃんの栗おこわ 前篇

~そこに栗がいるだけで の巻~

以前、ビストロ・アニメシではアニメ「地獄少女」に登場する湯葉のパンナコッタを再現しました。

そして今回作成するのは、同じく「地獄少女」から、栗おこわです。

地獄少女は、人の恨みを晴らしてくれる謎の少女「閻魔あい」を軸に、毎回様々な人の心の葛藤が描かれています。

恨みを晴らす‥人を地獄に送るなんて、たとえどんな事情があっても許されない行為。
そんな信条のもと、彼女の「地獄送り」をどうにかして止めようとするのは、フリーの事件記者・柴田一。
彼は作中に度々登場し、終盤では閻魔あいと自分との知られざる繋がりを知ります。

フリーの事件記者と名乗りつつも、取材したスキャンダルを当事者に売りつけたりと不道徳な仕事にも手を染めている彼。
しかし、そんな彼も娘のつぐみちゃんにはめっぽう弱く、家に帰れば良いお父さん。
奥さんとは離婚し、二人きりの家族。

しっかり者のつぐみちゃんが家事を行う為、口でやり合いはしながらも仲良く暮らしています。
それでも、元妻・つぐみちゃんの母親の話となると、やはり不穏になります。

元妻との別れこそ、彼が地獄少女の行為を止めようとする理由であり、物語が進むにつれ、それが何かが明かされていくのですが‥

母の好物である栗おこわを作れるまでに成長した、つぐみちゃん。
墓参りに行かない父に憤りを感じながらも、朝ごはんに栗おこわと味噌汁を出してくれます。

お赤飯に栗が入っているだけで、なんだかちょっと嬉しくなってしまいます。
小学校低学年のつぐみちゃんが作ったそれは、栗がゴロゴロと大ぶりで美味しそう。

というわけで、調理スタートです!

【用意するもの】
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小豆、もち米、うるち米、酒、醤油、砂糖、栗

本来、おこわはささげを使うのですが、今回は手頃な小豆をチョイス。

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栗は季節なので大ぶりのものを手に入れることが出来ました。

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もち米とうるち米は混ぜて、米とぎします。

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とぎ終えたら、ザルにあけて水切りしておきます。

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小豆は水でさっと洗い、たっぷりの水を注いで火にかけます。

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一度茹でこぼしてザルにあけ、茹で汁を捨てます。

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小豆を鍋にもう一度入れます。

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今度はしっかりと量を計った水を注ぎ、火にかけます。

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沸騰したら、弱火にします。

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蓋をして30分ほど、芯まで丁度良い柔らかさになるまで煮ます。

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小豆を煮ている間に、今度は栗の下ごしらえ。
鍋に沸騰したお湯を用意します。

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栗を入れて、4分ほど茹でます。
下茹ですることで、皮が剥きやすくなります。

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茹でた栗をザルにあけます。

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さて、栗が温かいうちに向いた方が楽なので、ここからは手早く頑張ります。
キッチンばさみで切り込みを入れます。

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あとは切り込みをつまんで剥くだけ。
まずは鬼皮が剥け‥

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続いて渋皮が剥けます。

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栗によって渋皮は剥けづらいので、剥けないところは包丁で削ぎます。

文面だけだと簡単ですが、これが案外ちまちまとした作業で時間がかかります。
ついつい手で剥こうと深追いしてしまいますが、剥けづらいところはすぐに包丁で削ぐほうが良いです。

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剥けた栗は変色防止の為、水に浸しておきます。

なかなか剥くか・削ぐかを見極められずに、時間をかけてしまいます。
1つにかける時間が結構なもので、下手をすると先に小豆が茹で上がってしまいそう。

無事に栗は剥ききれるのか?見極めは出来るのか?
黙々と栗を剥きつつ‥

次回「あなたは黒ゴマ?ごま塩?シンプル派?」の巻に続きます。

湯葉のパンナコッタ 後編

前篇の「一枚一枚、湯葉を作る」の巻をまだお読み出ない方はまずはコチラから!

~淡白?濃厚? の巻~

出来上がった湯葉は、冷蔵庫で冷やしておきます。
お次は、余った豆乳を使ってパンナコッタを作ります。

【用意するもの】
004
豆乳、生クリーム、ゼラチン粉、お湯、ラムエッセンス、砂糖

007
ゼラチンをお湯で溶きます。

010
鍋にゼラチン以外の材料をすべて注ぎ込みます。

012
ラムエッセンスも忘れずに。

013
木べらでかき混ぜながら、火にかけます。

014
沸騰したら、火を止めます。

016
火を止めたら、溶かしたゼラチンを鍋に注ぎ込みます。

017
よくかき混ぜます。

020
器に注いで、粗熱を取ります。

手で触れられる温度になったら、冷蔵庫に入れて冷やします。
パンナコッタは、固まるのを待つだけ。

冷ましている間に、パンナコッタの下の部分に見えるケーキのようなものを作ります。
一体なんだろうか迷ったのですが、パンナコッタをソースに見立てて、豆乳を使ったスフレを作ることにしました。

【用意するもの】
021
豆乳、湯葉、クリームチーズ、薄力粉、砂糖、卵、レモン汁

025
卵の白身と、砂糖半量をボウルに入れて、メレンゲを使います。

028
メレンゲは、ピンとツノが立つまでよくかき混ぜます。
出来上がったメレンゲは冷蔵庫へ。

031
クリームチーズは常温に戻しておき、ボウルで柔らかくなるまでかき混ぜます。

034
砂糖を加えて、なめらかになるまでよく混ぜます。

037
卵黄を加えて、全体に馴染むようにすり混ぜます。

041
混ぜ終えたら、ボウルに豆乳、レモン汁を加えてかき混ぜます。

043
薄力粉をふるいにかけて、ボウルに加えます。

045
薄力粉をダマにならによう、よくかき混ぜます。

047
刻んだ湯葉を加えて、混ぜあわせます。

049
メレンゲを5~6回に分けて加えます。

053
最初の1回だけ、全体に混ぜるようにして、その後はさっくりとかき混ぜます。

多少メレンゲの白い部分が見えていても良いので、混ぜすぎてメレンゲが潰れないように気をつけます。

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混ぜた生地を型に注ぎ込みます。

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型ごと何回か落として、空気を抜きます。

062
天板に生地をセットし、空いている所に水を入れた耐熱容器を置きます。

065
160℃に温めたオーブンで焼きます。

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焼き上がりを待っている間に、ベリーソース作り。
冷凍イチゴと砂糖を器に入れます。

070
ラップをかけて、レンジでチン。

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粗熱をとったら出来上がり。
粒は潰して使っても、そのまま飾っても。

今回はイチゴだけですが、ブルーベリーやラズベリーを入れても良さそうです。

フレッシュな果実を使っても美味しくできますが、冷凍したものは水分が飛んで甘みが強く出るのでソースにはピッタリ。
安価で手に入るのも嬉しいです。

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スフレが焼き上がりました。
ほんのりと焼き色がついて、なかなか美味しそう。

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スフレは一口大に切り分けて、ガラス容器に入れます。

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固まったパンナコッタをスプーンですくい、スフレにかけます。

078
「固まった」と言いつつ、かなりゆるめに作っているのでトロトロです。
ソースをかけるような感覚です。

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パンナコッタの上に、とろ湯葉をかけます。

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あとは、ベリーソースをかけて‥

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葉を飾れば、出来上がり!

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手間がかかった分、見た目は上々ですが、一体お味はどうでしょうか?
いよいよ実食です!

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これは美味しい。
パンナコッタというより、立派なケーキになりました。

何と言っても、とろ湯葉が絶品です。
砂糖を加えなかったのに、湯葉本来の濃厚さや甘みが出ています。

パンナコッタはさっぱりしていて、単品で食べると物足りない感じです。
豆乳の味が全くしなくて、こんなにクセがないのかとびっくり。

原料は同じ豆乳なのに、豆乳はさっぱりで湯葉は濃厚、というのは不思議です。

ただ、その淡白な味を、ベリーソースの甘酸っぱさととろ湯葉の濃厚さが調度良くしています。

しっとりとして、ほんのり酸味のあるスフレも良い仕事してます。
ほかの柔らかい食感のものが、スフレと一緒に食べることでより味わえるのです。

ただ一つ残念だったのは、よかれと思ってスフレに入れた刻み湯葉がイマイチなこと。
湯葉を揚げてカリカリにしたものをトッピングに使ったほうが良かったかな?と反省です。

優しい味わいで、それ故にそれぞれが単品では少し頼りない。
支え合うことで絶妙なバランスになるのは、姉妹愛の賜物でしょうか。

あまり豆乳を使ったことがありませんでしたが、意外とクセがなくて驚きました。
バターや生クリーム、砂糖をふんだんに使ったレシピも良いですが、たまには体への優しさも考えたスイーツも悪くないな、と思わせられる一品なのでした。

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湯葉のパンナコッタ 前編

~一枚一枚、湯葉を作る の巻~

今回作成するのは、アニメ地獄少女の第9話「甘い罠」に登場するスイーツ。

深夜0時にだけアクセス出来るサイト、地獄通信。
恨んでいる相手の名前を書き込むと、地獄少女が憎い相手を地獄へと送ってくれるという怪しげなものです。

「人を呪わば穴二つ」
人を地獄送りにした人間は、代償として自分も死後は地獄に送られることになります。

不遇な出来事で大切な人を奪われ、騙され、傷ついたら‥
あまりにもやるせなくて、そんな恐ろしいものに手を出してしまう人もいるかもしれません。

毎回一話完結で、一人、また一人、事情を抱えた人々の恨みが晴らされます。
どの登場人物も、ごく普通の人。
運には抗えず、ほんの偶然によって、今の平和は成り立っているのだと思わせられるアニメです。

第9話では、パティシエだった父の代わりにケーキ屋を開こうと頑張る姉妹の姿が描かれます。

姉はパティシエとして修行を重ね、妹は独立資金の為にアルバイトをする‥
努力の甲斐あり、念願かなってお店を持つことが決まりました。

お店のオープン間際、妹は、姉の師匠のパティシエに味見をしてもらいに行きます。
柚子をくりぬいて容器にしたものや、お豆腐を用いたものなど、姉のオリジナルスイーツは工夫を凝らした品々。

後に、このスイーツを森崎に味見してもらったことが、とんでもない事態を引き起こしてしまうのですが‥

悲劇を呼んだ「湯葉」を使ったスイーツ。
姉妹にとっては、もう二度と作ることができない一品ですが、とても美味しそうで一体どんな味か気になります。

ということで、調理スタートです!

まずは湯葉作りから。

【用意するもの】
002
無調整豆乳

必要な物は無調整豆乳とフライパン、箸一本だけ。

003
フライパンに豆乳を注ぎます。

006
豆乳を火にかけて温めます。

この時、決して沸騰させないように要注意です。
とろ火~弱火で、全体が温まるまでじっくり気長に待ちます。

009
温まってしばらくすると、表面に膜が張って引きつってきます。

ミルクを暖めた時に出来上がる膜に似ています。

010
フライパンの端から、箸一本をくぐらせて、膜をすくい取ると‥

011
できたての湯葉が取れます。
この膜こそ、湯葉の正体です。

012
取った湯葉は皿に乗せていきます。

013
膜が張る直前にザルを通すと、とろ湯葉が取れます。

015
豆乳を温めている限り、ほぼ無限に湯葉はできます。
沸騰に気をつけて、ゆっくりと膜ができるのを待ちます。

016
すくっては‥

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取り‥

018
膜が張るのを待つ‥を繰り返します。

022
膜の取りそびれがあると、次の膜にダマのようについてしまうので、一枚取ってはザルを通します。

023
気長な作業ですが、案外水気が飛んでいくのは早い気もします。

026
もう膜がすくえる程の深みがなくなったら、全体を揺すります。

028
ある程度汁気がなくなったら、皿にうつしてとろ湯葉の出来上がり。

030
左側が湯葉、右側がとろ湯葉です。
今回はこの2種類の生湯葉を使います。

粗熱を取ったら、ラップをして冷蔵庫へ。
無事に湯葉が出来上がったので、あとはこれをどう活かすかは問題です。

姉の自慢の味は出せるのか!?

次回、「淡白?濃厚?」の巻に続きます。

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