カテゴリー別アーカイブ: 懐かし

カフェ・コルジェットのシーフード・サーフボード 前篇

〜幻のクッキングアニメ! の巻〜

今回作成するのは、アニメ「ケチャップ」に登場する一品。
ケチャップはNHK敎育テレビで1998年に放送されたショートアニメです。

毎回5分間という短いアニメながら、オープニングのジャジーな曲や毎回登場する料理が奇想天外で夢中になったものです。

キャラクターは全員猫ですが、人間のように二足歩行をし、お喋りをします。

ピンクパンサーに似た海外独特のキャラクターデザインで、親しみやすいのにちょっと大人な雰囲気を醸し出していて、それが子供心をくすぐりました。

主人公のピクルスは、カフェ・コルジェットのウェイター。
彼を主軸として、毎回お店で起きるあらゆる出来事が、美味しそうなメニューと共に一話完結で繰り広げられる作品です。

悲しいことに、再放送の予定もなく、DVDやブルーレイ等のデータ化もされていません。
VHS化もしていないので、まさに幻のアニメ‥。

とても素晴らしい作品なのに、知名度も低く、映像がないのでその良さを広めることが出来ない歯がゆさがあります。

しかし!

なんと海外版のみ、VHSが存在します。

久しぶりに、英語版でケチャップを鑑賞することができました。
なので、解釈に誤りがあるおそれもあるのですが、聞き取れる範囲で楽しみました。
念願かなっての発見だったので、それは作ってみたくなります!

もちろん最初は、記念すべき第一話「カフェ・コルジェットのスター?!」。

お話は、カフェのオーナー、マダム・コルジェットがウェイターのピクルスやシェフ・グーラシュを「あなたたちはうちのスターだわ!」ともてはやしたことから始まります。

それを側目に見ていたウェイターのスカンピ。
「自分だって頑張っているのに、何があなた達はうちの店のスターだわ、だ!」とジェラシーを抱きます。

美味しいメインディッシュをサプライズで作って、マダムに自分の実力を認めてもらおうとするのですが、大失敗。
立ち込めた煙のせいでスプリンクラが作動し、お店は水浸し。
お客さんも水に流される大騒動になってしまいます。

そこに、買い出しから帰ってきたシェフ・グーラシュとピクルス。
ピクルスは機転を利かせ、「これは今晩のディナーのための演出なんです!」とお客さんに説明。

波を演出したのは、今晩のメインがその名も「シーフード・サーフボード」だから!
と、でまかせを言います。

これにはシェフ・グーラシュもビックリ。ピクルスとグーラシュは厨房に向かい、早速予定していたツナメルトを「シーフード・サーフボード」に仕上げる‥という流れです。

ツナメルトは、アメリカでは定番のホットサンド。
メルト=溶けるという意味で、とろけたチーズを意します。
マヨネーズで和えたツナとチーズのシンプルな組み合わせがシンプルに美味しい一品。

料理シーンでは、海外の瓶入りマヨネーズと、穴あきチーズを使っているのが印象的。
簡単なのに美味しそうでたまりません。

ということで、いざ!調理スタートです。

まずはマヨネーズ作りから!
以前、土方スペシャルで作成したマヨネーズですが、今回は海外のマヨネーズの味を模すのが目的!

ということで、作り方を変えていきます。

【用意するもの】
011
サラダ油、酢、砂糖、塩、粒マスタード、全卵

日本のマヨネーズは酸味が強く、卵黄のみを使用して黄色みが強いのが特徴。
海外のマヨネーズは酸味は控えめ、全卵使用で色が白っぽいのが特徴です。

ということで、卵は卵黄だけではなく全卵を使用。
酸味は控えめにして、代わりにマスタードで味を〆ます。

012
卵はカラザを除きましょう。

013
ボウルにサラダ油以外の材料をすべて入れます。

017
泡立て器でよく混ぜます。

024
ミキサーに持ち替えて、サラダ油を大さじ1〜2ずつ加えて混ぜていきます。

027
少しずつ加えて撹拌することが大事!
焦らず、必ず混ぜきってから継ぎ足します。

030
少しずつ、色が白っぽくなってきます。
液体から、ねっとりと粘性が強くなってくれば順調。

033
少しずつ加えては混ぜ、加えては混ぜ‥

036
出来上がり!

037
粒マスタード入りなのが手作り感が出て、良い感じ。
写真では分かりづらいですが、市販のものよりほんのり白っぽいです。

001
瓶はあらかじめ煮沸消毒しておきます。

004
中に水滴がついていない状態に、よく乾かしておくこと!

ビストロ・アニメシのレシピ 自家製マヨネーズの作り方 マヨネーズのレシピ 全卵で作るマヨネーズのレシピ
瓶に出来上がったマヨネーズを入れたら、冷蔵庫で保存します。

041
瓶に詰めると途端にそれっぽく見えますね!

手づくりマヨネーズの味もさることながら、これを焼いたらどうなるのかも気になる所。

次回、「満を持してエメンタール」の巻に続きます!

のびちゃんの大すきなホットケーキ 後篇

前篇の「昭和のおやつ、やっぱりコレ!」の巻をまだお読み出ない方はまずはコチラから!

〜甘じょっぱ、フワッフワッ! の巻〜

030
生地が出来上がったら、ボウルに泡立てた卵白を加えます。

031
なるべく泡が潰れないように、スパチュラで生地を切るようにさっくり混ぜます。

032
卵白は無理に混ぜきらずに、ちょっと残るくらいでOK。

026
フライパンで油を熱し、キッチンペーパーで余分な油は軽く拭き取ります。
一度強火で煙が出るくらい熱して、

027
ぬれぶきんの上に

028
フライパンを置き、熱伝導を均等にさせます。
あとは弱火にかけます。

033
一枚につき、お玉でひとすくいが目安。

035
型をフライパンにセットし、生地を流し込みます。

036
蓋をして中に火が通るように、弱火で蒸します。

038
生地がじわじわと膨らんできます。

040
型の高さがありすぎたので、キッチンばさみで生地の高さまで切りました。

041
型にはめたまま、ひっくり返します。
同じように蓋をしてしばらく弱火で蒸します。

044
竹串をさして、中まで火が通ったかチェック。

046
竹串に生の生地がついてこなければOK。

047
火からおろして、型から取り出します。

054
2段に重ねて、バターとメープルシロップをかけます。

ビストロアニメシ 前田未希の料理 厚いホットケーキ 漫画のホットケーキを再現 ドラえもんに出てくるホットケーキの作り方
これで出来上がり!

ビストロアニメシ 前田未希の料理 厚いホットケーキ 漫画のホットケーキを再現 ドラえもんに出てくるホットケーキの作り方 ホットケーキミックスでスフレパンケーキの作り方
ママの得意料理、ホットケーキは気持ち小ぶりなのが、のび太ママ流。

ビストロアニメシ 前田未希の料理 厚いホットケーキ 漫画のホットケーキを再現 ドラえもんに出てくるホットケーキの作り方
せっかくなので、冷めないうちに頂きます。

思えば、おやつというと手で食べられるものばかり。
ナイフとフォークを使うおやつって、何だか久しぶりで特別な気分になります。

074
うやうやしく一口大に切って、バターとメープルシロップを軽くつけて、口に運びます。

バターのしょっぱさに、香りの良いメープルの甘さ。
そして噛むと広がる、ホットケーキの優しいバニラの香りにフワッフワの生地!

うまーい!!!!
これこれ!これが食べたかったんだ。

通常の焼き方よりも、中までしっかりフワッフワッ。
きめ細やかな生地は、香りの広がりもいつもより良いです。
甘みが軽やかに広がって、いつもなら途中で甘さに負けてしまうのに全然飽きません。

唯一の反省は、表面の焼色にムラが出来てしまったこと。
生地を流し込むときに、ちょっとモタモタしてしまったのが敗因です。

のび太ママは手際もよく、綺麗な焼色にしてくれるのでしょう。
美味しかったから、これからまた作って完璧に仕上げたいものです。

型を使わずに綺麗に仕上げる方法も考えたり、まだまだ改善できそうです。
美味しく出来て満足。でも、勤勉なママを見習ってより鍛錬しないとね!と張り切りたくなった一品なのでした。

のびちゃんの大すきなホットケーキ 前篇

〜昭和のおやつ、やっぱりコレ!の巻〜

今回作成するのは、ドラえもんに登場するのび太ママが作るホットケーキ。

最近は昔ながらのホットケーキよりもパンケーキが主流ですね。
リコッタチーズのパンケーキに、ホイップやフルーツの色鮮やかなトッピングで食べる前から心華やぎ特別な気分にさせてくれます。

でも、たまにはシンプルなホットケーキはいかがでしょう?
ホイップもフルーツも、特別な材料も使わない。
あるのは甘い生地に、四角いバター一片、シロップ。

ドラえもんに登場するおやつや食べ物はどれも美味しそうですが、中でもこのホットケーキは捨てがたいです。

のびちゃんの好物として何度か登場するそれは、2段や3段重ねでとても綺麗な見た目。
ママの得意料理といえば、ホットケーキでもあります。

アニメや漫画独特の、厚みのあるふんわりとした美味しそうなそれは一度見たら忘れられません。
ホットケーキミックスの箱の写真のような綺麗なそれは、子どもの頃に誰もが憧れたものです。

ワクワクしながらホットケーキを初めて作って、写真のようにふんわり厚くならなかったことにがっかりしたことが懐かしい。

でも今日は、あの厚みを再現して食べてみたい気分です。
ということで、いざ調理スタート!

【用意するもの】
003
ホットケーキミックス、牛乳、バター、卵、メープルシロップ

のび太ママは真面目で規律正しいイメージ。
ということで、奇抜な材料は使わず、ホットケーキミックスを使用してあの厚みを再現することを目標とします。

004
綺麗な丸で高さを出す為に、今回はホットケーキを焼く時に型を使用する作戦です。
左の型のサイズを参考に、クッキングシートで型作り。

005
まずは35cmほどの長さを出したクッキングシートを用意し、横半分に折ります。

006
半分に折ったら、三つ折にします。

007
こんな感じの細長い短冊状に。

009
ホチキスで端をくっつけます。

011
これで型の出来上がり。

次に材料を混ぜます。
通常は、ホットケーキミックスと牛乳、卵を混ぜて焼く‥という手順ですが、そのままではあの厚みにはなりません。

さて、どうしたものか‥
のび太が美味しいというホットケーキ。得意料理というならば、少し工夫があるはずです。

012
ということで、卵に工夫をします。
卵黄と卵白を分け、卵白のみボウルに入れます。

013
卵黄はホットケーキミックス粉と合わせておきます。

014
卵白をよく泡立てていきます。

016
よーく泡立て‥

018
ピンとツノが立つまで泡立てます。

021
卵黄とホットケーキミックスは、牛乳も加えて混ぜます。

022
最初、粉がダマになるので、そのダマがなくなるまで混ぜます。

024
ダマが全体的になくなって、生地がもったりとしたらOK。

泡立てた卵白と生地を合わせて、スフレ状にして厚みを生む作戦。
今のところ順調ですが、スフレ生地は無事に出来るのか?

そして焼き目の綺麗なところも無事に再現できるのか?

次回、「甘じょっぱ、フワッフワッ!」の巻に続きます。

おっかぁのあんころもち 後篇

今回の記事は3つに分かれています。
①前篇「一度見たら、止まらない」の巻をまだお読み出ない方はまずはコチラから!
②中編「ぺったらぺったら?」の巻をまだお読み出ない方はまずはコチラから!

〜今度こそ!ぺったらぺったら の巻〜

こし餡が出来上がったら、つきたてのお餅を作ります。
いつもお餅を食べるといえば、乾燥してある角餅や丸餅を焼いたり茹でるのが普通。

でも、あんころもちといえば、つきたての柔らかいお餅。
ということで、もち米で必要な量をささっと餅つきしちゃいます。

【用意するもの】
037
もち米

もち米はうるち米に比べて割れやすいので、研ぐ時は優しく。

通常、お餅をつく時は蒸すのが普通ですが、今回は普通の炊飯をして、出来上がったお米を捏ねるという作り方に挑戦してみます。

炊飯する前に1時間ほど置いて浸水しておきます。

038
通常のうるち米を炊飯するよりも、ほんの少し多めの水分量で炊きます。

041
炊きあがったら10分ほど蒸らし、混ぜやすい器に移します。

043
しゃもじ等で全体を混ぜ込むように、米粒を潰していきます。

044
粒がなくなったら、お餅の完成。

047
片栗粉を打ち粉にして、表面のベタつきを取ります。
見た目がお餅らしくなりました。

048
あとはこれを食べやすい大きさにちぎり、軽く丸めます。

051
あんで包むことを考えた大きさに。

052
お餅が出来上がる頃には、餡は冷えて丁度扱いやすくなっています。

053
まずは手のひらに餡を適量取り、

054
お餅を上に乗せます。

057
お餅の上に軽く餡を乗せて、

058
両手でぺったらぺったら、お餅が見えなくなるように餡を転がします。

餡が馴染んで、自然と表面はなめらかに。
これをお餅の数だけ繰り返します。

調理の山場は超えましたが、数も結構なのでなかなか時間と手間がかかることを体感。
こぞうのおっかあは、よくも毎日こんな手間をかけて作ってくれたものです。

そうして包み終えたら、お重に綺麗に詰めて‥

あんころもちこぞう まんが日本昔ばなし あんころもちの作り方 ビストロアニメシ 前田未希
出来上がり!
みりんを入れた為か、照りがあるあんころもちになりました。

これだけ手間がかかったのだから、美味しくなくっちゃ困る!と思いつつ1つ。

あれ‥?不味くはないが、あまりにもさっぱりとしている。
甘さが控えめすぎて寂しい。

一応は、こし餡を作っている段階で味見をしました。
その時点では、良い具合の甘さ控えめでしたが、温かい状態での味見だったのがいけなかったのでしょう。

あとは、水飴とみりんだけの甘味での限界。
みりんからの風味が強く、香りは良いのですが‥いかんせん甘みが足りない!

きっと昔の人が食べていたあんころもちよりは、これだって甘いだろうに。
今の暮らしに慣れた舌では満足できないです。

つきたてのお餅は、柔らかくてむちむちしていて最高!
手間はかかりましたが、つきたてのこの食感は甘味にマストでした。

どうしても美味しく食べたくて、試食後に軽く餡を手直し。
砂糖を加えて甘みを足しました。

すると、なんということか!
びっくりするほど美味しく感じられる仕上がりになりました。
風味も大事だけれども、ストレートにくる甘みの大切さと言ったら!

一転して、手製のこし餡とは思えない仕上がりになりました。
こぞうがひょいぱくと食べられる大きさにしたので、気軽に1個、2個と食べられます。

お話の中で、天国のおっかあに頼んであんころもちを送ってもらうシーンがあります。
1回目はわりとすぐに届けてくれたのに、2回目は夕方まで時間がかかったのは何故?と不思議だったのですが、実際に作ると分かった気もします。

一回目は、こぞうがあんころもちを頼むタイミングがある程度読めていて、下ごしらえをしていたに違いない。
二回目は、まったく予想がつかないから一から作っていたのではないでしょうか?

なんで二回目はそんなに長く待たせるのだろう‥と思っていましたが、いざ作ると夕方に届けてくれたおっかあは、最速で仕上げてくれている!と感動。

天国にいってもなお子どもの為に、お重いっぱいのあんころもちをこさえてくれるおっかあ。
そして、一見すると何も考えてなさそうなこぞう。

でも、こぞうだって偉い。
お殿様に同情して、たった二回のうちの一回の天国から送ってもらえるあんころもちを少しもためらわずに振る舞うのですから。

おいしいものをこさえるのって、大抵が時間がかかります。
なのに、食べるのは一瞬。
でも、美味しい美味しいと言ってもらって、ぺろりと平らげられるのって、気持ちの良いものです。

おっかあにとっては、さぞ作りがいのある食べ方だったに違いありません。
私も沢山のおいしいものをこさえるぞ!と気合の入った回でした。

‥でも、こんなに手間ひまかかるあんころもちを毎日作るのはツライ!
母強しとはよく言ったものです。