カテゴリー別アーカイブ: 柘植文

群馬の定番スイーツ?焼き饅頭 後篇

前篇の「野田さんによって群馬を知った」の巻をまだお読み出ない方はまずはコチラから!

〜なんだかどうして、野田さんらしい味 の巻〜

生地の一次発酵を待つ間、今度は味噌ダレを作ります。

【用意するもの】
018
黒糖、上白糖、みりん、水、赤味噌

021
鍋に赤味噌以外の材料を入れ、沸騰させます。

023
沸騰したら火をゆるめて、赤味噌を溶かします。

025
赤味噌の独特の香りに、甘さが加わって食欲をそそります。
ひと煮立ちさせたら、味噌ダレはこれで出来上がり!

026
そうこうしているうちに、生地の一次発酵が完了!
倍に膨らみました。

027
台の上に生地を広げて、ガス抜きをします。

028
生地の表面をピンを張るようにして、丸め直します。

ここで一旦、ベンチタイム。ラップで包んで生地を休ませます。

031
生地を休ませたら、パンナイフを使い、生地を分割します。
パンナイフがなければ包丁でもOK。

033
今回は3串に4つずつなので、12分割。

034
一つ一つ、丸め直します。

035
パンにも見えるけれど、お饅頭っぽくも見える様になってきました。

037
鍋に湯を沸かし、生地を蒸す準備をします。
生地は底にくっつかないように、クッキングシートを敷きます。

040
蓋をして、蒸すこと20分‥

043
蒸かしたての饅頭は、ふっくらしていてなかなかの出来。
蓋を開けた途端に少し萎んで、饅頭らしい皺が寄るのが見ていて楽しいです。

046
触れるくらいの温度になったら、饅頭を串に刺します。

饅頭を刺す時、串の接合部分が若干つっかかるので、ぐっと力を入れて刺します。
穴が広がると饅頭が回転してしまわないか心配だったのですが、饅頭が軽くてフカフカしているので予想外に安定していました。

しかし‥一串、一つ一つが大きいです。

050
コンロに焼き網をセットし、饅頭にタレをたっぷり塗りながら炙ります。

052
焼き網からはみ出るくらいの大きさ!
1つの網に入りきらないので2つに分けて焼きます。

053
煙が出てくると同時に、香ばしい甘辛い味噌タレの匂いが鼻をくすぐります。

061
良い感じに焦げ目が付いたら、串をひっくり返して焼きます。

ビストロ・アニメシ 野田ともうします。に登場する焼き饅頭 焼きまんじゅうのレシピ 焼き饅頭の作り方
タレをたっぷりと塗って、両面こんがり焼けたら出来上がり!

ビストロ・アニメシ 野田ともうします。に登場する焼き饅頭 焼きまんじゅうのレシピ 焼き饅頭の作り方
これが野田さんイチオシの、群馬の定番スイーツ「焼き饅頭」です。
単体で見ると大きさがあまり分かりませんが‥

ビストロ・アニメシ 野田ともうします。に登場する焼き饅頭 焼きまんじゅうのレシピ 焼き饅頭の作り方
手に持つとこの通り!デカイ!

069
群馬ではお祭りの屋台でよく見かけられるという焼き饅頭。
たしかに、屋台でこの香ばしいタレの香りがしたら、買ってしまいそうです。

072
早速熱々を頂くことにすると‥

まず、ぱふっとした不思議な食感に驚き。
外側の味噌ダレがちょっと焦げてカリッとしていて、中は軽くフカフカ!

す饅頭はシンプルな味なので、甘く香ばしい味噌ダレがぴったりです。
どこか懐かしい味噌ダレに、食べたことのない食感のす饅頭‥
この食感は、饅頭というよりパンに近いものがあるような。

大きくて食べきれるのか心配だったのですが、味噌ダレが美味しくて、軽い食感なのもありペロッと一串いけちゃいました。

作るのに時間はかかりますが、これは作った甲斐がありました!
見た目は地味なほうだけれど、予想外の新食感‥というのが野田さんに通じる気がする一品。

今度は、麹で挑戦してみようかな。
機会があるならば、是非本場の味も堪能してみたいものです。

美味しかった!

群馬の定番スイーツ?焼き饅頭 前篇

〜野田さんによって群馬を知った の巻〜

今回作成するのは、漫画「野田ともうします。」に登場する焼き饅頭。
この作品は、今どき珍しいくらいに地味な風貌の女子大生、野田さんの日常を描いたショートコメディ。

メガネにおさげ、いつも一緒のトレーナー。
野田さんはその地味さ故、周囲からはちょっと浮き気味。
本人もそれを自覚していて、大学生になったことをきっかけに周囲に馴染もうと彼女ならではの角度で努力をしていきます。

「コンビニにある防犯用のカラーボールを掴みたい」という願望を抱いたり、アルバイト先での恋バナに同調する為に、富岡製糸場を例えに出したり‥

野田さんは独特の考え方・センスの持ち主で、知れば知るほど癖になる存在。
彼女の無意識にも強烈な「Going My Way」な生き様、クスリと来ること間違い無しです。

そして野田さんの特徴の1つに、群馬への強き郷土愛があります。
作中ではちょくちょく群馬の豆知識が披露され、気がついたら群馬に興味が湧いてくる不思議。

今回の焼き饅頭も、「学校祭で甘い物の屋台を出そう」と所属サークルで話していたら、「お祭りの屋台で甘いものって言ったら焼き饅頭でしょ?」と野田さんが発したことで登場します。

作品には、「饅頭を串に挿し、甘い味噌ダレをつけて焼いたもの」と説明が。
野田さんによれば、焼き饅頭には「す饅頭」という、中にあんこの入っていないものを用いるのだとか‥

どうやら単にお饅頭を焼いただけのものではない!ということで、興味が湧いてきました。
というわけで、さっそく再現に挑戦です!

【用意するもの】
002
薄力粉、ぬるま湯、塩、ドライイースト、赤味噌、サラダ油

赤味噌は味噌ダレの材料ですが、うっかり写真に加えてしまっていました。
生地に必要なのは、赤味噌以外の材料になります。

本格的な焼き饅頭は、イースト菌ではなくて麹を使うらしいです。
今回は初めてなのでハードルは低めに、イースト菌で成功を狙います。

004
薄力粉を入れたボウルに、塩をひとつまみ加えます。

005
ドライイーストとぬるま湯も加えます。

007
生地がひとまとまりになるまで、手で捏ねます。

009
多少生地がパサついても問題ありません。

011
生地にサラダ油を加えます。

014
サラダ油が全体に均一に渡るよう、よく捏ねます。
す饅頭の作成行程は、パン生地とほぼほぼ一緒です。

015
生地の表面がスベスベと滑らかになったら、捏ねあがり。

016
乾燥防止にラップを被せて、60分ほど置いて一次発酵させます。

さて、生地が膨らむのを待っている間に、饅頭を刺す「串」を作ります。
「串なんて市販のものを使えば良いのでは?」と思われるかもしれませんが‥

作中の情報によれば、焼き饅頭は「1つのまんじゅうが5cm以上」というラージサイズ!
しかも、そんな大きな饅頭が「一串に4つ付いている」のがベーシックとのこと。

お団子とは一線を画する、それが焼き饅頭!

017
あいにく長い串が見つからなかったので、鉄砲串と竹串をタコ糸で接合してみました。
見た目はちょっと不細工ですが、強度はなかなかのもの!

まだまだ続く焼き饅頭作り。
なんだか不慣れなものを作る真新しさが、学校祭のそれと似ていて作品を追体験しているよう。

次回、「なんだかどうして、野田さんらしい味」の巻に続きます!