カテゴリー別アーカイブ: 超時空要塞マクロス

クローディアの新メニュー パイン・サラダ 後編

前篇の「食べられなかったアノ一品」の巻をまだお読み出ない方はまずはコチラから!

〜欲張りの結果 の巻〜

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くり抜き終えたパイン。

パインの器が完成したので、お次はサラダするフルーツを用意していきます。

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バナナは乱切り。

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黄桃はくし切り。

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イチゴはへたを切り落とし、まるごとでも、縦半分にカットしても。

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パインの入ったボウルにバナナと黄桃を加え、変色予防のためにレモン汁をざっとかけて混ぜます。

イチゴ、ブルーベリーなどのベリー系は色が他のフルーツにつきやすいので、ここでは加えません。

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マシュマロを細かくカットして、

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黄桃の缶詰のシロップに、マシュマロとカッテージチーズを加え軽く混ぜます。

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パインの器に、ボウルに入れたフルーツと、ブルーベリー、マシュマロとカッテージチーズをシロップごと注ぎます。

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イチゴをバランスよく散らします。

フルーツサラダはよく冷やして寝かすのが美味しさのポイント。
この状態で数時間冷やしたら出来上がり。

というわけで数時間後。

超時空要塞マクロス パインサラダを作ってみた 前田未希のレシピ ビストロ・アニメシ アニメの再現料理
「はい、できたわ。お待たせ」

超時空要塞マクロス パインサラダを作ってみた 前田未希のレシピ ビストロ・アニメシ アニメの再現料理
「あら、…もう酔ったの?」

寂しげに佇むパイン・サラダ。
せめて一口でも‥

作品を思い出して、しんみりとした気持ちになってしまいましたが、せっかくなので食べましょう。

キンッと冷えたフルーツは、それぞれの果汁の香りが混ざって美味しさ増しますね。
フレッシュフルーツをこうして山盛り食べるのって、なんだか贅沢。

一緒にご飯を食べるのとも違う、お酒を楽しむ夜に出るパイン・サラダ。
大人な二人のライフスタイルを垣間見た感じですね。

見た目についての反省点は、カッテージチーズとマシュマロで濁りが出たこと。
せっかくの色鮮やかなフルーツの外観が損なわれたのは残念。

ただ、食べると、このカッテージチーズとマシュマロが良い仕事してます。
酸味が全面に出てしまいがちなフレッシュフルーツに、程よいこってり感をプラスしています。

カッテージチーズはとてもナチュラルに馴染む食感だし、マシュマロが汁気を吸ってとろけた独特の食感が新鮮!シュワっと溶けて、芯だけキュッと口のなかで残る感じ。

フルーツも他の食材も、すべてが風味を加えあっていて美味しいです。
シンプルな食材なのに、あなどりがたし。

クローディアさんはロイの前で「パイン・サラダ、もうすこしでできあがるわ。それまでちょっと飲んでて」と言います。
なので、フルーツをあらかじめカットしてレモン汁に浸したり、シロップを冷やしておいて‥
ロイを出迎えてから、イチゴをカットして最後によく冷えたそれらを和えたのかもしれません。

彼を喜ばせようと、嬉しそうに下ごしらえをするクローディアさんを想像してしまうと、胸がきゅうっとしてしまいます。

悲しい一品ですが、二人の幸せの瞬間の思い出でもある。
誰かに喜んでもらったり、労ったり。そんな時に作ってあげたい一品なのでした。

クローディアの新メニュー パイン・サラダ 前編

〜食べられなかったアノ一品 の巻〜

今回作成するのは、超時空要塞マクロスに登場するパイン・サラダ。
18話のタイトルにもなっているとても印象深く、マクロスを観た方ならほぼ必ず覚えているであろう一品です。

マクロスシリーズからは、先に柿崎のステーキ・ミディアムでサーロイン特大と、
オズマお兄ちゃんのパインケーキを再現したこともあります。

パイン・サラダは、主人公・一条輝の先輩ロイ・フォッカーと切っても切れないものです。

ある日のこと。
ロイは恋人でもあり、マクロスのオペレーターでもあるクローディア・ラサールとマクロス市街地の喫茶店「VARIATION」にて落ち合い、クローディアに頼みごとをします。
快諾したクローディアは、「今度あたしのほうのご用、聞いてくださる?」とロイに問いかけます。

その内容はというと、「新たにパイン・サラダがあたしのメニューに1つ加わったの。どうする?食べてみる?」というもの。
なんともオシャレなデートのお誘いです。

フォッカーは勤務が終わったら寄ると言いその場を去るのですが…
マクロスは戦争がなんたるかというのをあらゆる何気ない描写で秀逸に描きます。
このパイン・サラダの場合は、束の間の日常とでも言ったところでしょうか。

その後、18話の終盤では実際にクローディアが作るパイン・サラダが映し出されます。
「パイン・サラダ」と言ってもあまり馴染みのないメニューですし、なんと実際映し出されたパインを半分にカットし器にしている本格的で大胆なもの。

色とりどりのフルーツが美しく、作中の食べ物として必ず再現したいと思っていたものです。

ということで、主題歌をかけながらノリノリで調理スタートです!

【用意するもの】
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パイン、バナナ、ブルーベリー、マシュマロ、レモン、カッテージチーズ、黄桃(缶詰)、イチゴ、黄桃のシロップ

ただフルーツをカットして盛り付けるだけではつまらない。
クローディアさんはアメリカ出身のアフリカ系女性なので、両方の国で食されているフルーツサラダをミックスしたスタイルにしてみました。

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まずはパインを縦半分にカット。
先にパインの実の部分に包丁を入れます。

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その後、葉の部分も縦半分にカット。

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ほどよく熟していると、割と簡単に切ることができます。

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今回は、このパイン半分を使用します。

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皮から1cmくらいのところを包丁で縁取り、奥まで包丁を差し込んでいきます。

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次に中央の芯の部分に切り込みを入れます。

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芯の両端に、1口大になるように包丁を差し込んで…

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手でつまむと…

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簡単に取れます。

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取った実はボウルに入れておきます。

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全部取り切りました。

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あとは、芯を包丁で削ぎ取り…

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残った実をグレープフルーツスプーンで取ります。

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このパインを器に使うので、全体的に綺麗にこそぎましょう。

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これでOK!

器の用意ができたら、お次はサラダの中身ですね。

アメリカのアンブローシャサラダをそのまま作ると、フルーツをヨーグルトやサワークリームで混ぜて全体が白っぽくなってしまいます。
そうなると、クローディアの作ったものとは見た目がガラリと変わってしまいます。

アフリカ、とくにケニヤなどではフルーツ本来の味と見た目を生かすスタイルが主流なので、双方のバランスを生かした行程を考えたいところです。

次回、「欲張りの結果」の巻に続きます。

柿崎のステーキ・ミディアムでサーロイン特大 後篇

〜自家製ステーキソース の巻〜

前篇の「赤肉が食べたい!」の巻をまだお読み出ない方はまずはコチラから!

キウイを牛肉に染み込ませている間に、ステーキソースを作ります。

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まずはタマネギを擦り下ろして、ボウルに入れます。

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ニンニクも同じように擦り下ろして、ボウルに加えます。
量はお好みで調整。今回は2片入れます。

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そこに醤油を加え‥

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水も加えます。

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ケチャップとウスターソースも加えて、これで材料が出揃いました。

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材料が均一になるように、よくかき混ぜます。

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ソースパンに注いで、火にかけます。

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ひと煮立ちしたら、火を止めて冷まします。

これでステーキソースは完成!
あとは牛肉を焼くだけです。

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牛肉を包んでいたラップを開け、キウイをキッチンペーパーで拭き取ります。

焼く前に、牛肉は必ず常温に戻しておきます。
キウイを染みこませる時に、最後の一時間は冷蔵庫から取り出し常温で浸しておくと、スムーズです。

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キウイを拭き取ると、お肉はこんな感じになっています。
表面に塩をまんべんなくまぶしておきます。

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牛肉が大きいので、今回はフライパンではなくプレートを使用。
牛脂を熱します。

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いよいよ牛肉を焼き始めます!

プレートから煙が出るくらい、強火のアツアツに熱します。
景気の良いジュージューと肉の焼ける音に、テンションが上がります。

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焼き目が付いたら、90度ずらして同じように焼き目をつけます。

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ひっくり返すと、良い感じに焼き目が出来てます。

ここで弱火に落とし、じっくり中まで火を通します。
今回の焼き加減は、ミディアム。
厚みが物凄いので、通常は2〜3分ですが、5分ほど焼きます。

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焼き終えたら、煙が出るくらい熱したステーキ皿に肉を乗せ、ステーキソースをかけます。

あとは付け合せのポテト、人参を添えれば‥

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「ミディアムでサーロイン特大のお客様」という店員さんの声と共に現れる、特大ステーキ!

辺り一面がステーキの香りに包まれて、柿崎くんが「来たきた!う~、うまそう!」というのが納得です。
とにかく分厚いです!

グラム的には再現できていると思うのですが、フォルムがいまいち。
ステーキソースも、もうちょっと照りのあるタイプが良かったかもしれません。ちょっと後悔。

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中は綺麗なピンク色。ミディアムな焼き加減になっています。

熱いうちに食べなきゃ!ということで一切れ頬張ると、もう最高。
程よい噛みごたがありつつ柔らかくて、噛む度に肉の味が広がります。幸せー!

肉厚なステーキって、味は勿論その見た目が嬉しくて何だか元気が出てしまいます。
ステーキソースも、味は満足のいく仕上がり。オーソドックスで間違いのない組み合わせです。

出動命令により、柿崎くんは一切れしか食べられずにいってしまいます。

とても美味しくて夢中になって食べたので、彼が「一口も食べられず」ではなく、「一切れだけ」でも食べていったのは、せめてもの救い。

むさぼり食いながらも、食べられなかった柿崎くんへの敬意で、神妙な気持ちになった一品でした。

とても美味しかったけれども、外観は惜しい感じになってしまった今回。
柿崎くんの為にもここは、リトライしないと!

いつもならば満足のいかない出来は落ち込むのですが、肉食べたさに、リトライも至福になった回でした。

柿崎のステーキ・ミディアムでサーロイン特大 前篇

〜赤肉が食べたい! の巻〜

今回作成するのは、超時空要塞マクロスに登場するステーキ。

超時空要塞マクロスは、マクロスシリーズの第一作目。
ロボットアニメの素晴らしき金字塔です。

敵は人類ではなく、侵略者。
侵略者というと問答無用で「悪」のイメージを抱いてしまいますが、作中ではそんな言い切りはしません。
侵略者側が一体何を目的として侵略を行うのかが回を重ねるごとに分かり、「敵=悪」の図式への疑問を投げかけられているような気になります。

主人公の仲間が、劇的ではなく日常を切り取られたように、呆気なく戦死してしまう姿が衝撃でした。
それでも、SF要素もラブコメ要素もあり、別世界の物語のようでいて何故かリアルを感じる世界観に夢中になってしまいます。

そんな作品の中から再現するのは、マクロス艦内のパイロットである柿崎が食べそこねたステーキ。
鉄板に乗ってジュージュー鳴っているそれは、赤くて肉厚で、とにかく「THE・肉!」という感じ。

霜降り肉も美味しいけれど、赤肉の魅力ってあります。
あんなに肉厚なステーキ、食べてみたい!

ということで、いざ再現に挑戦です!

【用意するもの】
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特大サーロイン、キウイ

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その重さ、約1キロ!
幅も高さも、良い感じです。

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まずは封を切り、まな板の上に乗せます。

普通はこのブロックを縦に切り分けて焼くもの。
でも、今回はこのブロックごと焼くので、このままでは脂がちょっと多いです。

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脂を上にして、包丁で削いでいきます。

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焼いた時に肉が縮んでしまわないように、端に切り込みを入れていきます。

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肉が柔らかくなるよう、肉叩き器で全体を叩きます。

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脂を削いだ上に叩いたので、高さが結構なくなってしまいました。ちょっと残念。

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肉の下処理が済んだところで、次はキウイの出番。

キウイには、たんぱく質分解酵素「アクチニジン」が含まれており、肉を柔らかくしてくれます。
サシの入っていない赤身のお肉は硬くなりがちなので、今回はキウイでより美味しくする作戦。

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肉の表面に塗り込められるように、キウイをカットします。

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そして肉の上にキウイを乗せます。

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肉の全面に、まんべんなくキウイを塗り込みます。
この時、側面はキウイを塗っても落ちてしまうので塗らなくてOK。

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肉をキウイごとラップで包みます。
この時に、余ったキウイを側面に塗りこみます。

包み終えたら、ラップの上から全体を揉み込みます。
あとは、この状態でバットに乗せ、冷蔵庫で2時間ほど寝かせます。

柔らかく美味しいお肉になるように、ワクワクしながら待つ幸せ。
美味しいステーキは、肉の下準備とソースがポイント。

次回、「自家製ステーキソース」の巻に続きます。