カテゴリー別アーカイブ: 3月のライオン

川本家の超おいしいものカレー 後篇

前篇の「温泉タマゴをつくろう」の巻をまだお読み出ない方はまずはコチラから!

〜良い食べっぷり の巻〜

温泉タマゴが出来上がったので、次はカレー作りです。
今回のカレーは、川本家のカレーをイメージ。
スパイスや隠し味などのこだわりはせずに、ごくごく普通の材料と作り方で、丁寧に作ります。

【用意するもの】
006
ニンジン、タマネギ、ジャガイモ、カレールー、豚コマ

お肉はどうするか迷った結果、豚コマにしました。
なぜかというと、別の巻で登場する川本家のカレーが決め手。

「さー食べようねー」とカレーにサラダ、麦茶、温泉タマゴを食卓に並べるあかりさん。
皆で「いただきます」をする前に‥

ひなちゃんが仏様のごはんに、カレーをお供えします。
仏様のゴハンにカレー!?とあかりさんがたしなめますが、「だってお母さんもおばあちゃんもカレー大好きだったから‥」というひなちゃんの言葉に「ま‥正しいか」と納得。

にこにこと「今日のカレーは豚コマですよーっっ」と言ってお供えするひなちゃんが可愛くて、微笑ましいワンシーンです。

他のお肉候補もありましたが、この印象が強く、しかも買い出しに行ったらちょうど豚コマが特売!
‥だったので、豚コマに決まったのでした。

おそらく、「今日のカレーは」という言葉からも、その時々でお肉の種類は変わるのだと思います。
特売や気分によって変わるというのが、お店ではなくおうちのカレーの良さですね。

008
野菜は一口大にカットします。
今回は、出来上がりをごろっとした感じにしたいので大きめ。

012
油を熱した鍋で、野菜と肉を炒めます。
ルーのパッケージ裏に書かれた通りに作っていきます。

016
水を加えて、アク取り。

017
蓋をしてコトコト煮込みます。

さて!カレーを煮込んでいる間に、唐揚げ作り!

【用意するもの】
019
鶏もも肉、生姜、ニンニク、鶏ガラスープ、酒、みりん、醤油、ゴマ油

材料をすべてボウルに入れて、よく混ぜます。
ジップロックに入れて揉み込むでもOK。

よく混ざったら、冷蔵庫に入れて30分ほど寝かせます。

022
カレーは一度、火を止めてルーを入れます。

024
ルーが溶けたら、弱火で具が柔らかくなるまでコトコト煮込みます。

ジャガイモが煮崩れしないようにするには、終始弱火にするのがポイントです。

026
これでカレーは出来上がり!

027
下味を染み込ませたら、鶏もも肉をザルにあけます。

030
鶏もも肉に片栗粉をまぶします。

029
あとは、フライパンにこのくらいの量の油を熱して‥

032
皮のほうを下にして、こんがり揚げ焼きします。

034
反対側もしっかり火を通します。

038
カリッと揚がったら、バットに乗せて余分な油を落とします。
油を落としたら器によそって、できあがり。

040
炊きたてご飯をよそって‥

042
カレーをかける!

よそい方は、川本家に倣ってごはんの上にかけるスタイル。

3月のライオン ビストロ・アニメシ 川本家のカレー 温泉タマゴと唐揚げののったカレーライス 3月のライオンの食べ物の再現 川本家の超おいしいものカレー
あとは、温泉タマゴに唐揚げをのっけて‥

3月のライオン ビストロ・アニメシ 川本家のカレー 温泉タマゴと唐揚げののったカレーライス 3月のライオンの食べ物の再現 川本家の超おいしいものカレー
出来上がり!

温泉タマゴが、カレーに綺麗にのっかりました。
この見た目で不味いわけがありません!

3月のライオン ビストロ・アニメシ 川本家のカレー 温泉タマゴと唐揚げののったカレーライス 3月のライオンの食べ物の再現 川本家の超おいしいものカレー
高橋くんのように、まずは温泉タマゴにサクッとスプーンを入れて‥

3月のライオン ビストロ・アニメシ 川本家のカレー 温泉タマゴと唐揚げののったカレーライス 3月のライオンの食べ物の再現 川本家の超おいしいものカレー
トローリ、黄身が出てきました。この見た目がたまらん!

温泉タマゴにカレーとごはんをすくって、いただきます。

ああ‥美味しい!
スパイシーなカレーに、温泉タマゴがマイルドさとコクを出します。

味の相性も勿論ですが、食感の変化も楽しいです。
ふるふるとした温泉タマゴの白身に、とろりとした黄身。そしてサクッとジューシーな唐揚げ。

ひとすくいでは全てをよそいきれないから、「次は唐揚げを」、「今度はカレーだけで」なんて、一口一口を美味しく頂けます。

高橋くんのように、くわっと勢いのある食いっぷりになってしまうかも?
野球をやっている育ち盛りの男子中学生ならば、これは喜ぶこと間違いなしの一品でした。

ただ‥見た目通りのボリューム感で、一皿でびっくりするくらいお腹がキツキツに。
中学生男子の食欲、恐るべし!でした。

カレーに温泉タマゴは手軽なので、ハマりそうです。

川本家の超おいしいものカレー 前篇

〜温泉タマゴをつくろう の巻〜

今回作成するのは、3月のライオンに登場する「超おいしいもの」なカレー!

このカレー、ただのカレーじゃありません。
「超おいしい」のも納得、なんとカレーの上に温泉タマゴと唐揚げがのっかってるんです。

事の顛末は、川本家の次女ひなちゃんが片思いの高橋くんがお家に来る‥!というドキドキな展開から。
緊張しちゃって上手く話すこともできない初恋の相手。
そんな彼が突然自分の家に来て一緒にご飯なんて、緊張してしまいますよね。

大人になると恋をすることはあっても、「目があっただけで心臓が飛び出そう」な感覚はなくなってしまいます。
あったら体がもたなそうですし、その年齢によって恋することの感覚が変わるのは楽しいこと。

自分の「好き」という生きのいい感情に当惑する、まさに「中学生の青春」は懐かしくてニヤニヤしてしまいます。

そしてそんな恋は、「絶対に失敗しちゃダメ!どこか変なところはないかな、大丈夫かな‥」とソワソワするもの。

とても美味しい何か素晴らしいものを出さないと!となるひなちゃんですが、1つ問題が。
高橋くんが来る日は、いつもご飯を作ってくれる長女のあかりさんの帰りが遅い日。

その場でひなちゃん一人でなにか作るのは、ちょっとリスキーだし‥
ということで、あかりさんは作り置きできて失敗も少ないカレーを提案。

カレーは普通っぽすぎると渋るひなちゃんですが、そこであかりさんが素敵な発言。
「オマケで唐揚げをトッピングってのはどうよ?」

ひなちゃんの頭に、「カレー=おいしいもの」、「カレーと唐揚げ=すっごくおいしいもの」という図式がうまれます。

追い打ちのように「そして更に温泉タマゴをのっけるっていうのは?」と言われ、ひなちゃんはまた想像します。
「温泉タマゴ=おいしいもの」ということは‥

「すっごくおいしいもの」+「おいしいもの」=「超おいしいもの」の図式が完成!

目をきらめかせて興奮するひなちゃんが可愛い!
そして興奮するのも分かります。考えただけで、おなかが減ります。

というわけで、まずは温泉タマゴから作っていきます。
買うとちょっと割高な温泉タマゴも、手作りすると気軽に食べられます。

【用意するもの】
002
卵(Mサイズ)、水

あとは、鍋に沸騰させたお湯1リットルを用意すればOK。

005
沸騰したお湯を火から下ろし、水を200ccをまわしかけます。

006
そこに卵をそっと入れます。

009
卵を入れ終えたら、すぐに蓋をします。

011
あとはこのまま13分ほど置きます。

卵は冷蔵庫で冷えたままでも大丈夫ですが、少しゆるめの仕上がりになります。
冬場やLサイズで作る場合は、常温に戻しておく方がベター。

016
さて、13分経過しました。
蓋を開けて、お玉などで卵を素早く皿に移します。

017
取り出した卵は5分ほど寝かせます。
5分経ったら出来上がり!

温泉タマゴの作り方 ビストロ・アニメシ
生卵を割る要領で、卵を割って器にだします。
この瞬間がドキドキです。

温泉タマゴの作り方 ビストロ・アニメシ
ちゅるんっと出てきました!
ほんのりピンクになっていて、良い感じ。

温泉タマゴの作り方 ビストロ・アニメシ
小腹がすいたので、つゆをちょちょっと入れて味見してみました。

スプーンを入れると、ふるふるとした白身が揺れて中からとろりとした黄身が!成功です。
ちゅるちゅる、とろーりとしていて最高。

無事に一つ目の「おいしいもの」が出来上がりましたが、まだまだここからが長い!
早く温泉タマゴをのっけたカレー、食べたいな‥とウットリです。

次回、「良い食べっぷり」の巻に続きます。

冷やし白玉シロップ 後篇

〜小さな後悔 の巻〜

前篇の「季節も過ぎて‥‥」の巻をまだお読み出ない方はまずはコチラから!

梅シロップの熟成も進み、あとは仕上げの段階。
白玉やタピオカの準備をすれば、完成は間近です。

siratama-1

イラストレーター:はるを様 http://haruet.web.hange.info/

084
熟成一ヶ月目。
遂に琥珀色の梅シロップの完成です。

梅はこのタイミングでシロップから取り出します。
これ以上浸すと、えぐみが出てきてしまうので忘れずに。

あとは煮沸消毒した瓶などに、一度鍋で煮立てたシロップを注いで冷凍保存すると、半年くらい保ちます。

【用意するもの】
003
白玉粉、水、タピオカ

001
鍋にたっぷりのお湯を沸騰させ、タピオカを茹でます。

002
お湯のなかで、タピオカが踊るぐらいの火加減で茹でます。
タピオカが透き通るまで、30分ほど煮ます。

004
その間に白玉作り。
白玉粉に水を何回かに分けて注ぎ、こねていきます。

006
水加減は、耳たぶくらいの柔らかさ。

007
作中の白玉に従って、小ぶりサイズになるように白玉をちぎります。

008
あとは両手のひらで回して、球体に。

009
ボウルの白玉分、ちまちまとこの作業を進めていきます。

白玉は多少手につくものの、さほどベタつきません。
紙粘土のような触り心地で、楽しく遊んでいるような感覚です。

010
白玉を丸め終えたら、たっぷりの沸騰させたお湯に白玉を投入!

011
入れてすぐは白玉は鍋の底に沈みますが‥

014
しばらくすると白玉がぽこぽこと浮いてくるので、あと2分ほど茹でます。

018
茹で上がった白玉はザルですくい、氷水に入れて冷やします。

015
茹で上がったタピオカは、ザルにあけて流水で冷やします。

シロップとタピオカ、白玉が揃ったところで、あとは最後の仕上げです!

019
器にシロップを注ぎます。
シロップは、好みの甘さに水や炭酸で薄めます。

022
あとはここにタピオカと白玉を入れれば‥

031
冷やし白玉シロップ、出来上がりです!

034
シロップのなかでゆらゆらと揺れるタオピカが、涼しげです。

さて、肝心のお味は‥

良く冷えていて、モチモチとした白玉に甘いシロップがとても美味です。

梅の爽やかな香りが驚くほど強く、甘さが強いはずなのにさっぱりとしています。
梅の酸味が白玉とマッチするとは‥ちょっと意外。

タピオカのつるつるモチモチな食感は、向かう所敵なし。
クセのないほんのりとした甘みが、全体の味のまとまりを良くしています。

033
そして、せっかくなのでミルクティー味も再現してみました。
ミルクティーはそのままだと甘さが足りなくなるので、通常より甘めに作ります。

タピオカが沈んで見た目は寂しいのですが、味は最高!
タピオカミルクティーがあるわけですので、間違いなわけがありません。

梅シロップ味は夏にオススメ、ミルクティー味は季節問わずのプレーンという印象を受けました。

記事の公開が冬になってしまいましたが、梅シロップは初夏に仕込んだもの。
夏はもっぱら梅シロップをソーダ割りにしたり、冷やし白玉シロップを作って楽しんでいました。

その爽やかさは暑い日にバテた体が欲しているのか、体に染みわたる美味しさでした。
作る行程も楽しいし、出来上がった後も色んな楽しみ方があります。

悲しいことがあったひなたちゃんも、ちほちゃんも、少し気持ちがすっきり出来たのではないでしょうか。
三日月堂の季節の甘味は、そっと心に寄り添って、ほっと一呼吸つかせてくれる一品でした。

結構な量を仕込んだはずなのに、今回の撮影で梅シロップは終了。
美味しく飲みきれて良かったと思いつつも、もう少し大切に飲めば良かったかな?と後悔。

これから毎夏、梅シロップを仕込むのがお決まりになりそうです。

冷やし白玉シロップ 前篇

〜季節も過ぎて‥‥ の巻〜

3月のライオン

イラストレーター:はるを様 http://haruet.web.hange.info/

今回作成するのは、3月のライオンに登場する冷やし白玉シロップ。

3月のライオンは、将棋をテーマとした漫画です。
若きプロ棋士の少年にスポットを当て、彼が偶然知り合った3姉妹の慎ましやかな日常が描かれています。

「鶏肉のセールなの」と言ってたくさんのからあげを作ったり、三姉妹の中の一人が初恋の相手にお弁当を作ろうと奮起したりと、作中に登場する食べ物は、家族の団欒や成長といった暖かさがあります。

ただ、決して穏やかなだけではなく、実生活に起こりうるそれぞれの悲しい問題や心の傷、寄り添う姿が描かれているのが特徴。

今回作成するのは、そんな心優しき3姉妹の作る一品です。

3姉妹の祖父が営む、和菓子屋さん「三日月堂」。
夏に店頭で、何か冷たい新商品を‥ということで、簡単に出来る白玉を、色々な味付けでアレンジして販売しよう!と盛り上がります。

3姉妹でミルクティーシロップや、梅シロップを発案。
とても美味しそうで、仲間入りしたい楽しそうな雰囲気です。

中でも、プロの和菓子職人であるおじいちゃんが絶賛したのは、「梅シロップ」。
それは、3姉妹の次女ひなたちゃんの友人ちほちゃんがくれた梅シロップを使った一品でした。

いじめを受けたちほちゃん。
それを庇って、新たないじめのターゲットとなったひなたちゃん。

学校に来ることができなくなったちほちゃんは、引越しをして心のケアをしています。
休みを利用して会いに行った時にもらった、ちほちゃん手作りの梅シロップ。

いろんな人の思いがこもった冷やし白玉シロップ、美味しくないわけがありません。

ということで、梅シロップ作りからスタートです!

【用意するもの】
001
青梅、氷砂糖

梅シロップの仕込みは、初夏。
青梅は、熟す前の硬いものを使用するのがポイントです。

010
まずは、使用するふきんや保存瓶を煮沸消毒。
乾かした後に、度数の高いアルコールで拭き取り消毒するとより安心です。

011
梅は爪楊枝でへたをくり抜きます。

013
へたを取ったら、梅を水洗い。
表面の汚れをしっかり取ります。

015
洗い終えた梅は、ひとつずつふきんで拭きます。

018
消毒した瓶に、まずは氷砂糖を敷き詰めます。

019
次に青梅。

020
その次に氷砂糖‥という風に、交互に入れていきます。

021
てっぺんまで来たら、蓋を閉めます。
これで熟成準備が完了。直射日光の当たらない場所で保管しておきます。

ここからは、特に手間はありません。
毎日一度だけ、瓶を揺すって氷砂糖が溶けやすいようにするだけです。

氷砂糖が少しずつ溶け、梅の色がじんわりと出てくる様を気長に楽しみます。

029
まずは一晩あけて、熟成1日目。

024
早速目に見えた変化があります。
氷砂糖が溶け始めて、昨日敷き詰めた梅と氷砂糖に隙間ができています。

瓶を30秒ほど揺すって、氷砂糖がまんべんなく散らばるようにします。

034
熟成2日目。

035
熟成1日目よりも液体量が増えてる!
でも、まだまだ氷砂糖は固形です。

041
熟成3日目。
上の梅まで、シロップがひたひたになりました。

042
シロップが増え行く様に目がいきがちですが、梅が黄色く色づいていくのも見ていて楽しい。

046
熟成4日目。
とうとう梅がシロップに浮かびました。

053
あんなに硬くて青かった梅が、梅干しみたいに皺ができてます。

052
ほんのり琥珀色。

ここからは、あまり大きな変化がなく過ぎて行きました。

057
そして熟成8日目。
梅がますます萎んできてます。
底にまだ粉砂糖が残っています。

梅シロップ観察日記のようになっていますが、こういう地味な作業って案外楽しいものです。
毎日少しずつ変わっていく姿を観察しつつ、することといえば瓶を揺するだけ。

私はずぼら者なので、少しでも面倒があればその瞬間に、作ることはプレッシャーになっていたことでしょう。
でも、梅シロップはただただ放っておくと美味しくなっていきます。
とても気が楽で、気長に熟成を楽しめました。

まだまだ続く熟成期間。
果たして手作りの梅シロップの出来は一体?

次回、「小さな後悔」の巻に続きます。