カテゴリー別アーカイブ: ONE PIECE

レディ限定未だかつてないたこ焼き 後編

前篇の「それはたった一つのセリフから」の巻をまだお読み出ない方はまずはコチラから!

~レディに限定する理由 の巻~

タネも具も用意できたところで、いよいよ焼き始めます。

063
耐熱ではないかったようで‥熱で一本の筆のように固まってしまった刷毛。

一体どうしたものかと迷ったのですが、さっと素早く塗り、なおかつキッチンペーパーで補いました。
プレートにテフロン加工が施されているので、より安心です。

067
それでは、タネを注いでいきましょう。
ここからはあまり細かいディティールには気にせず、素早さ重視です。

071
くぼみの1/2~半分の量を注ぎ込みます。
タネはくぼみからくぼみへ、流れるように。

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次にたこをぽいぽいっと入れていきます。

どんどん焼けていくので、大きさや量は気にせずとにかく手早く。
とにかくたこが1個につき1つ入っていればOKです。

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次にみじん切りしたキャベツを散らします。
キャベツもたこと同じく、1つずつに手をかけるのではなく全体にまぶしていきます。

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同じ要領で、桜えびをパラパラっと散らします。

081
次に、細かく砕いたえびせんも散らします。

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小口切りしたネギも散らします。

088
具を入れ終わったら、タネを上から注ぎます。

089
注ぐ量は、くぼみからはみ出てひたひたになるくらい。

一度全体にざっと流し込み、足りないところに補うようにします。
写真では右端のタネが少ないので、継ぎ足します。

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割り箸や専用のピックを用いて、生地を1つずつに陣地分けします。
そうしている間にも焼けていくので、アバウトで大丈夫なのでとにかく手早く行います。

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おおよその陣地分けが終わったら、はみ出た具を詰め込んだり、生地のバランスを見て、微調整。

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頃合いを見てひっくり返します!

円のふちを箸先でつついて、生地とプレートを離します。
そうしてあまり力は加えずに、生地のふちを下に押し込んでいくと、クルッとひっくり返ります。

最初はピンとこないかもしれませんが、何個かひっくり返してくうちにコツがつかめます。

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はみ出た具は、ちょいちょいっと詰めます。

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一つに時間をかけると他のものがどんどん焼けていくので、まずはひっくり返していきます。

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全てひっくり返し終わったら、焼き目をずらしたり微調整を加えていきます。

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辺りはえびとだしの香りだらけ。
早く食べたい!

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写真を見ると、たこ焼きの右部分にぷくっとした気泡が確認できます。

このようにふつふつと動いているのは、火が通っていない状態。
動きが止まったら、いよいよ焼きあがりです。

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器に数個、たこ焼きを乗せます。

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さっとソースをかけ‥

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桜えびを散りばめます。
そして青のりの代わりの抹茶をかけ、金箔をのせれば‥

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レディ限定未だかつてないたこ焼き、出来上がりです!

全世界のレディに愛をこめて。
桜えびと金箔、黄金色の器でゴージャスに仕上げてみました。

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さっそく頂きます。

焼きたて最高!
やけどに注意ですが、この外側がカリッとして、中はとろっとろの旨さを味わわずにはいられません。

長芋を入れたので、生地がふんわり。
今回はこの生地のとろみを主役にするために、通常よりキャベツやネギは控えめです。

揚げ玉も入れずに、代わりにえびせんを使用したので、食感はクリーミィ。
えび香る生地が、たこの食感を引き立てます。

桜に見立てた桜えびに、抹茶のほろ苦い風味。
「いつものたこ焼き」とはまた違う、上品で、ちょっとお澄ましした味です。
金箔は見目麗しいので、味は勿論のこと、見て楽しめます。

焼きたては、たこと生地が主役。
冷めたものは、風味が強くなったえびが主役。

そう、驚いたことに、冷めたものも美味しいのです。
急がずに優雅に楽しめるたこ焼きとは、さすがレディ向けです。

このたこ焼きがレディ限定なのは、「ちょっとした量を、上品に頂く」からなのでしょう。
金箔も限りある食材ですし、野菜が少なめなので多くを食べてはもたれてしまいます。

至る所にサンジのレディへの愛を感じる、未だかつてない一品なのでした。

飾りとしてソースをかけましたが、だしの味が強いのでソース無しでも是非。

ONE PIECE 69 (ジャンプコミックス)
ONE PIECE 69 (ジャンプコミックス) [コミック]

レディ限定未だかつてないたこ焼き 前編

~それはたった一つのセリフから の巻~

今回作成するのは、ONE PIECEに登場するレディ限定未だかつてないたこ焼き。

漫画の24巻に登場するこのたこ焼きは、麦わら一味のコック・サンジが作った一品です。
女性大好きなサンジが、いつもの如く愛をこめて差し出します。

サンジの作ったものといえば、当ビストロでは今までにも、じゃがいものパイユバラティエのまかないピラフなどを再現しました。

どちらも味にハズレ無し!
サンジのさり気ない食へのセンスが光るメニューで、作るのも食べるのも楽しいメニューでした。

そして今回の一品も、サンジならでは。ただのたこ焼きではありません。

その名も、「レディ限定未だかつてないたこ焼き」。
一体どんなものなのか、外観も味の感想も一切描かれず、ただ名前だけ登場したたこ焼き。

気にならない訳がありません。

というわけで、作ってみます!

【用意するもの】
002
薄力粉、みりん、醤油、卵、長芋、だし汁

まずはたこ焼きのタネ作り。
出来上がりは何もつけなくても十分にする為、しっかりと濃いだし汁を使用します。

だしを取る場合は、いつもの倍の量の昆布や鰹節を。
顆粒だしを使用する場合も、いつもの倍の量を溶きます。

004
長芋をすりおろします。

006
ボウルに卵を割りほぐします。

010
ボウルにすりおろした長芋を加えて混ぜます。

015
だし汁も加えてよく混ぜます。

022
薄力粉を何度かに分けて加え、ダマが出来ないように混ぜます。

025
ダマが気になるので、泡立て機でかき混ぜます。

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それでもレディに召し上がって頂くには、満足な状態にならないので、ザルで濾します。

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とてもなめらか。まるでポタージュのようになりました。

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醤油とみりんを加えれば、タネの出来上がりです。

お次は具の用意!
レディ限定のたこ焼きの具とは、一体どのようなものが相応しいのか考えてみました。

【用意するもの】
054
タコ、ネギ、えびせん、桜えび、キャベツ、鰹節、抹茶、金箔

食べ終わったあとに、歯に青のりがついたら大変!
ということで、今回は青のりは使わず、代わりに抹茶を用意しました。

揚げ玉の代わりにえびせんを使い、そこに桜えびをプラスすることで風味を良く、たこ焼きの中身を薄ピンク色にする作戦です。

しかし、それだけでは「未だかつてないたこ焼き」と称するには値しません。
ということで用意したものこそ‥

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エレガントさあふれる、金箔。

思いついてみたものの、金箔は高価かつ、なかなか手に入らないイメージがありました。
「とりあえず価格帯だけでも見てみよう」と探してみると、なんと送料無料525円で販売されていました。

グラムで考えるとやはり高価ですが、予想よりも安かったので購入!
仕上げが楽しみです。

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たこ焼きプレートのスイッチを入れて、もやし祭りならぬたこ焼き祭り、いよいよ開催。

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刷毛でまんべんなくサラダ油を塗っていきます。

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と、ここで思わぬハプニング。

刷毛がプレートの熱で、どんどん縮れてきてしまいました。
思えば、今まで熱いものに使ったことがありません。

‥耐熱ではなかった!

まだ油サラダ油を塗り終えていない状況ですが、むりやり続行できるものなのでしょうか。

次回、「レディに限定する理由」の巻に続きます。

ONE PIECE 69 (ジャンプコミックス)
ONE PIECE 69 (ジャンプコミックス) [コミック]

クッキーのトレイ

前回、ビストロ・アニメシではONE PIECEに登場するシンドリーちゃんの直置きプリンを作成しました。

お皿を使わずに食べる為、クッキーのトレイやラップを用いました。
手づかみでプリンをふるまったり、奇抜さに目がいってしまいますが、‥味は落ち着いた優しい一品。

ビストロ・アニメシ シンドリーちゃんの直置きプリン
本編ではクッキーのトレイは、登場したのみでしたが、実際は撮影後にクッキーのお皿として食べていました。

プリンの水気で、しっとりとしたクッキー。
ほんのりはちみつの香りがして、その歯ごたえとプリンの相性はなかなかのもの。
さながら、洋風ぬれおかきのようでした。

139
ひとくち大に砕いて、プリンをディップしても美味しいです。

002
トレイとは別に、トレイの形作りをした時の端っこも焼いて食べました。
こっちはしっかり乾燥して、ボリボリとした食感。
はちみつの甘さがじゅわっと滲みでてきて、これもまた美味しかったです。

でも、切らずにそのまま焼いたので形が大きすぎた‥

お皿なしに、ディップするプリン。そして余ったクッキーまでもがワイルドな一品なのでした。

シンドリーちゃんの直置きプリン 後編

前篇の「テーブルクロスを敷いたって‥」の巻をまだお読み出ない方はまずはコチラから!

~やむを得ない の巻~

クッキーのトレイが出来たところで、次はカラメルソースを作ります。

【用意するもの】
003
砂糖、水、大さじ1の水

カラメルは一気に色が濃くなるので、仕上げに焦げ付き防止の水をさします。

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フライパンに砂糖を入れます。

008
水を加えて、全体を回しながら火にかけます。

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焦げ付かないようにフライパンを揺すって、沸騰を待ちます。

019
沸騰したら、色が変わってくるのを待ちます。

023
徐々に水気が飛び、色も飴色になってきます。

026
色がつきはじめると、みるみる色が濃くなっていきます。

028
カラメル色になったら、火を止めてさっと水をさします。

もし火力が強かったり、焦げ付きそうな場合は、火から下ろしたフライパンを濡れぶきんに乗せます。

031
しばらく置くと、泡も落ち着いてきます。

035
これでカラメルソースの出来上がり。

037
プリン容器にカラメルソースを注ぎ込みます。
これでいよいよ、プリンを作るのみ!

【用意するもの】
041
卵黄、牛乳、生クリーム、砂糖、ゼラチン、バニラオイル

046
ボウルに卵黄を入れ、よく混ぜます。

047
白っぽく、とろりとしたらOK。

051
鍋に、牛乳を入れて火にかけます。

052
バニラオイルを数滴入れます。

055
牛乳が沸騰する直前で、火を止めます。

057
必ず火をとめた状態で、ゼラチンを加えます。

059
木べらでゼラチンを混ぜます。

063
ボウルに牛乳、生クリームを回しかけます。

生クリームはあまりかき混ぜず、入れるだけで大丈夫です。

071
ザルでプリン液を2~3回濾します。

074
濾し終えたら、プリン液をプリン容器に注ぎ込みます。

076
プリンの甘い良い香り。

079
容器を触れてぬるい程度になったら、プリンにラップをかけます。
冷蔵庫でプリンを冷やし固めれば、いよいよ出来上がり!

087
固まったプリンは、カラメルソースが染み混んで綺麗。

089
爪楊枝を刺し、ふちをぐるりと一周します。

091
爪楊枝を刺したままプリンをひっくり返し、プリン容器の底を爪楊枝で軽く押して空気を入れます。

097
プッチンプリンの要領で、プリンがツルッと出てきます。
トレイにプリンを並べていきます。

ビストロ・アニメシ シンドリーちゃんの直置きプリン
お皿嫌いなシンドリーちゃんの運んできたプリン。

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おもむろに手で掴み‥

ビストロ・アニメシ シンドリーちゃんの直置きプリン
テーブルにベシャッ!

ビストロ・アニメシ シンドリーちゃんの直置きプリン
ゼラチンを多めに使ったので、手で掴んでも崩れません。
テーブルクロスに直置きすることを躊躇し、結果としてラップをぴっちりと貼ってみました。

ビストロ・アニメシ シンドリーちゃんの直置きプリン
お皿なしのプリン。ついに実食です!

スプーンですくうと、弾力のあるしっかりとしたプリン。
プルルン、というよりも、プルンッとした動きをします。

なめらかな舌触りですが、今主流のとろとろプリンと違って固め。
懐かしさを感じる食感です。

ビストロ・アニメシ シンドリーちゃんの直置きプリン
そしてなんといっても、カラメルソースが最高。

カラメルソースがプリンと合体した部分の食感が、滴るソースが‥癖になりそう。
甘さとほろ苦さが絶妙で、その風味が舌いっぱいに広がります。

どこか懐かしく、温かみや安定を感じる味のプリン。
一見するとシンドリーちゃんらしくないかもれしませんが、この味は彼女の再生前の記憶を象徴しているのかもしれません。

お皿という形式がない為なのか、何故か皆で一つのプリンをつついて食べていました。
人との距離が狭まって、美味しくて温かいほど、なんだか少し切ない。
シンドリーちゃんに思いを馳せる、そんな一品なのでした。

■□■□ 今回使用した調理アイテム ■□■□