~「腹が減っては盗みはできず」の巻~
今回作成するのは、ルパン3世カリオストロの城に登場する、ミートボールスパゲティ。
ルパンと次元が田舎の酒場で、大皿から取り合いっこをする姿が印象的な一品。
ごろごろとミートボールが豪快に入ったスパゲティは、決してお上品ではないけれども楽しくおかわりを出来そうな「気取らない美味しさ」がしそうです。
山盛りで取り合うくらいのスパゲティなんてなかなか作る機会もないので、たまには思いきってみようと、量も再現に挑戦です!
【用意するもの】

合い挽き肉、トマトホール、すりおろしニンニク、ナツメグ・ローリエ、コンソメ、卵、玉ねぎ、ケチャップ、スパゲッティ

玉ねぎをしんなりするまで炒め、ボウルにひき肉、卵、塩、胡椒、荒熱がとれた玉ねぎを入れます。

ナツメグ(ナツメッグ?)を適量ふりかけます。

清潔な手で、全体が混ざるようにこねます。

具材がまんべんなく混ざったらOK。

スプーンや手で、タネを一口大に分けて丸めていきます。
全部作り終わったら、フライパンに油を入れて温めます。
油の量は、ミートボールが半分浸るくらいを目安に。

十分な温度になったら、ミートボールどうしがくっつかないように気をつけながら、どんどん揚げていきます。

色が変わってきたらひっくり返して、同じように反対側も揚げます。
ミートボールは後ほどトマトソースで煮るので、この段階では芯まで加熱しなくても大丈夫。

焦げないうちに、色が変わったらバットに引き揚げて余分な油を落とします。
これでミートボールは完成。次はトマトソース作りに進みます。
トマトソース作りは、市販のパスタソースで代用して省いてもOK。

アルチェ・ネロ トマトソース・アラビア―タ
アラビアータやトスカーナ風など、種類豊富な上、本格的で美味しいです。

フライパンにオリーブ油を入れ、すりおろしニンニクを焼き揚げ。
コゲない程度に、香りづけします。

トマトホールを丸ごと投入。トマトをヘラなどで潰していきます。

トマトがソースに馴染んで沸騰してきたら、ローリエを入れます。

コンソメと水、ケチャップを入れ、トマトソースが周りに飛ばない程度に火を弱めて煮ます。

塩、胡椒で味を整えたら、ミートボールを入れて5分ほど再度煮て味を馴染ませます。
あとはパスタを茹でるだけ!
と、思いきや‥
「山盛りで取り合うくらいのスパゲティなんてなかなか作る機会もないので、たまには思いきってみようと、量も再現に挑戦です!」
この、当初の目的が今回も失敗への危機へと導いていきます。
うっかり調理器具のサイズを考えていなかったことが、出来あがりへのラストスパートに来て悲劇を呼ぶとは‥!
アルデンテは守れるのか?
無事に茹でられたとして、トマトソースと麺をからめることができるサイズのフライパンなんてあったか!?
次号、「山盛りパスタは何人前?」の巻に続きます。