前篇の「暑いのに熱いの!?」の巻をまだお読み出ない方はまずはコチラから!
〜熱いのが‥悪くない! の巻〜
昆布からお出しが出たら、沸騰する前に昆布を取り出し鰹節を入れます。
旨味をしっかり出したいので、鰹節は手でたっぷりと掴んで入れます。
軽くひと煮立ち。
あまり煮込むと雑味が出るので、ほんの少しで大丈夫です。
漉し器で鰹節を取り除きます。
お出汁の良い色が出ました。
せっかくの色なので、あまりこの色がくすまないような味つけにしたいところ。
お玉にお酒とみりんを半分ずつ注ぎ、鍋に加えます。
あとは、ほんの少しのお醤油と、お塩。
醤油はそばつゆ等の色よりも薄く仕上げたいので、本当に少し。
塩の量は味を見て調整しましょう。
でも、薬味も加えるので控えめです。
茹で置きしたそうめんとささみを加え、麺を温めます。
梅干しも忘れずに。
麺と具が温まったら、どんぶりに注ぎ込みます。
紫蘇を乗せて、出来上がり!
いつも紫蘇を料理に使う時は、刻んで使うことが多いのでそのまんま乗せるのは新鮮です。
お出汁の色はイメージ通りにできたかな!
鰹だしの香りが強く、にゅうめん独特の柔らかな香りがします。
そのまま啜ると、美味しい!
シンプルな味付けなので、暑くて食欲のない日にも重たくなくて良いかも。
とは言え、食べているうちに暑くてじんわり汗が出ますが、お腹を温めてくれているのが体に良い感じがして悪くないんです。
夏ってうっかり冷たいものを食べがちですが、体は意外と冷えてしまっているんですよね。
具がなにも無いとさすがに味気ないと思いそうですが、そこで良い役をするのが梅干しと紫蘇。
箸で梅干しを潰しほぐし、好きな量を溶いて食べ楽しめます。
紫蘇も箸で押し千切って食べると、刻みとはまた違った風味の出方で良い!
麺と梅干しを包むようにして食べると、よりさっぱりと頂けます。
これなら胃が疲れている時にも、ゆっくりスルスルッと食べることが出来ます。
つい具だくさんやしっかりした味付けにしがちですが、丁寧に作るこんな味つけも大事だなぁ‥としみじみ感じる味わいでした。
山根くんちのメニューとして納得!
お母さんの優しさが詰まった一品なのでした。