芽衣子さんの柿の種からあげ 後篇

前篇の「ほとんど、ということは? 」の巻をまだお読み出ない方はまずはコチラから!

〜so so crispy!! の巻〜

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砕いた柿の種で衣付け。
あらかじめマヨネーズを塗っておいたのが吉とでて、案外良い感じに衣がつきます。

軽く握って衣をつけて、優しく叩いて余分な衣は落とします。

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今のところ、なかなか作中のものに近い感じ。

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あとはこれを油でカラッと揚げます。

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あまり高温で揚げると柿の種部分に火が通りすぎて苦くなるので、温度は様子を見て。

多少柿の種のカスが出てきますが、じっと揚げて放置すると大半は剥がれずに綺麗な衣のままです。

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火が通り、衣がカリッとしたらバットに置き余分な油を落とします。
揚げる前に比べて、柿の種の艶がなくなり、ほのかにこんがりとしました。

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これにて芽衣子さんの柿の種からあげ出来上がり。
熱いので揚げたては火傷に注意して、ふうふう冷ましてから食べましょう。

まずは何と言っても、衣のザクザクとしたクリスピー感が半端ない!

口の中を切らないように注意ですが、これは小気味の良い食感です。
ほぼ下味をつけていないので心配でしたが、しっかりと柿の種の衣がついていれば大丈夫!

食べ盛りには嬉しいガッツリ感で、ニンニクなどの匂いが気になる食材も入っていないのがまた嬉しいですね。さすが芽衣子さん。
柿の種の味がまた鶏肉と合うんです。

しかし、衣がうまくつかなかった所や衣が少ないところは物足りなさがあったのも事実です。
そこに関しては、やはりシーンでは確認できなかった下処理が他にあったのかな?と反省。

露出高めの服で火傷しそうになったり、揚げたてで火傷しそうになっていた芽衣子さん。
そんな可愛らしいそそっかしげな一面も見えた料理でしたが、全体的には手際もよく揚げ物も慣れているようで、お料理上手ということがわかりました。

シンプルな行程でなおかつ斬新、それでいてしっかり旨い。
そんな料理センス持っていたら、それは監獄学園の皆が夢中になってしまうのも納得ですね。

湿気ってしまった柿の種でも美味しく出来るので、是非お試し下さいね。
衣まるごと柿の種にしても、足りない場合は少量入れるだけでもクリスピー感を楽しめそうですよ。

芽衣子さんの柿の種からあげ 前篇

〜ほとんど、ということは? の巻〜

今回作成するのは、監獄学園に登場する芽衣子さんが作るからあげ。

監獄学園は、共学になった元女子校で初めての男子生徒たちの奔走の物語。
男性を汚らわしく思う裏生徒会を筆頭に、彼らは小さな事件がきっかけで特別校舎行きとなります。

そこでは皆が黒と白の囚人服を強要され、まるで監獄のような劣悪環境。

最初はシリアスな漫画?と思って読み進めていたのですが、おもむろに始まるエロ要素。
特に彼らを担当する裏生徒会副会長の芽衣子さんは、大きな胸を見せつけんばかりのきわどい格好で、指し棒を持つ姿は熟年の女王様のような貫禄です。

登場人物はあくまでも真剣、時には協力して脱獄を計画し、裏生徒会の策略に立ち向かうのですが‥
とにかく真顔でセクシー展開が発生したり、誤解で面白い関係に勘違いされたりとぶっ飛んでいて面白い!

真剣に読んでいるとびっくりしてしまいますが、ギャグ漫画なんだ!と気づくと軽い気持ちで楽しめる作品です。良い意味で馬鹿馬鹿しくって、面白い。

そんな監獄学園、アニメでは第7話に登場するのがこの唐揚げです。

男子生徒達が何か怪しい動きをしていないか、男子生徒の1人、キヨシを使って探りを入れる芽衣子さん。
キヨシは密偵をさせる代わりに1日外出許可をしますが、その時に「ルートビアと柿の種」をおつかいされます。

何に使うかも分からず、とりあえず従ったキヨシ。
買ってきた柿の種を袋に入れ、砕くように指示されます。

よく分からぬまま見ていると、出来上がるのは柿の種を使った唐揚げ!
それがなんとも美味そうで、そしてそんなに下味なしの肉に直付で綺麗に衣がつくのか気になりました。

ということで、作ってみましょう!

【用意するもの】
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柿の種、鶏もも肉、マヨネーズ

「下味をほとんどつけない」のがこの唐揚げの特徴。
実際に製作途中、小麦粉も卵もついていない様な鶏肉を直接柿の種につけています。

でも、「ほとんど」ということは、ちょっとはつけてもいい?
ということで、手軽で見た目も自然なマヨネーズを使うことにしてみました。

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まずは柿の種を密閉袋に入れて、重さのある棒などで袋の外側から砕きます。
今回はペットボトルを使用。

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あんまり砕きすぎてもせっかくのザクザク感が弱くなるので、砕き具合は様子を見て。
「よし、そんなもんでいいだろう」と芽衣子さんの声が聞こえてきそうですね。

「柿の種なんに使うんスか?」というキヨシに対して、不敵な笑みで「見ていれば分かる」という芽衣子さん。

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そしてさっと取り出したのは、一口大に切った鶏肉。
ここは通常の唐揚げと同じで、食べやすい大きさにカットします。

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衣がつきやすいように、マヨネーズを全体にまんべんなく塗ります。

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そして、鶏肉を砕いた柿の種に乗せて衣付け。

上手に衣はつくかな?
揚げた時にどうなるのかも気になるところ。

柿の種の美味しそうな香りはしますが、下味は本当にほぼ無し。大丈夫なのか!?

次回「so so crispy!!」の巻に続きます。

杉屋の「鯖の味噌煮定食」と「肉豆腐定食」 後篇

前篇の「食べ盛りが喜ぶ肉豆腐がミソ! 」の巻をまだお読み出ない方はまずはコチラから!

〜定食の王様・サバ味噌 の巻〜

肉豆腐を仕込み終えたら、次は鯖の味噌煮を作ります。

【用意するもの】
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鯖、梅干し、生姜、長ネギ、酒、味噌、みりん、醤油

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鯖は表面のぬめりや血合い、生臭さを抜くため、熱湯をかけ霜降りをします。

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目に見える大きな血合いはここで取り除きます。

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鍋に霜降りした鯖、臭み抜きの生姜と梅干し、長ネギと酒を入れ火にかけます。
長ネギは湯豆腐の余りを活用するのが食堂風?

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味噌はダマが残ると舌触りが悪いので、みりんと水で溶きます。

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ひと煮立ちした鯖に味噌を注ぎ、蓋をしてとろみがつくまで弱火でじっくり、コトコト煮ます。

「よく味が染みたやつ」これが、ジブリの鯖の味噌煮のポイントなので、焦らずじっくり仕込みます。(レイアウト集に書いてありました)

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時折蓋を開けて、味噌を鯖にかけます。

これで役者が揃いました!

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テリの良いサバ味噌を皿に盛り‥

お味噌汁をよそい、どんぶりいっぱいにご飯をよそえば‥

風立ちぬの鯖の味噌煮 風立ちぬの肉豆腐 スタジオジブリの風立ちぬに登場する定食 アニメに登場する食べ物の再現 アニメのご飯を作ってみた 前田未希 ご飯が進む肉豆腐
「二郎、また鯖か。マンネリズムだ。大学の講義と同じだ。列強はジェラルミンの時代になってるんだ。たまには肉豆腐でも食え」

風立ちぬの鯖の味噌煮 風立ちぬの肉豆腐 スタジオジブリの風立ちぬに登場する定食 アニメに登場する食べ物の再現 アニメのご飯を作ってみた 前田未希 ご飯が進む肉豆腐
そういってわしわしと肉豆腐定食を頬張る本庄。
学生さん御用達食堂は、肉豆腐の器よりもご飯のほうが大きい!
食べ盛りの気持ちの良い食いっぷりを真似てみたくなりますね。

風立ちぬの鯖の味噌煮 風立ちぬの肉豆腐 スタジオジブリの風立ちぬに登場する定食 アニメに登場する食べ物の再現 アニメのご飯を作ってみた 前田未希 ご飯が進む肉豆腐
すきやきのように、甘辛い味付けにした肉豆腐はご飯が進む進む!
お豆腐にも肉の旨味、甘じょっぱさがよく染み、夢中で食べてしまいます。
豆腐ってのどごしが良いから、するするっと入ってしまいますね。

お砂糖は少なめにしても、玉ねぎから甘みがたっぷり出ているので丁度良い味になりました。
何と言っても外せないお肉の旨味と歯ごたえ、そして豆腐、甘いとろりと飴色の玉ねぎ。
三位一体となった最高な定食です。

どんぶりごはんに迫力では負けちゃいましたが、実は肉豆腐も盛りに盛ってます。
通常の2人前くらいはある量‥
これだけでも十分過ぎるくらいおなかいっぱい。その上どんぶりごはんとは‥学生さんはすごいなあ。

風立ちぬの鯖の味噌煮 風立ちぬの肉豆腐 スタジオジブリの風立ちぬに登場する定食 アニメに登場する食べ物の再現 アニメのご飯を作ってみた ご飯に合う肉豆腐 前田未希
鯖の味噌煮は、もう少し水分を多くじっくりじっくり煮たほうが良かったかも。
食べられる味ではあるけど、定食屋さんの看板商品とも言える鯖の味噌煮定食とは言えない出来でした。反省!

定食屋さんの長年築いてきた仕込み、味わいというのは奥が深いな、と感じる一品なのでした。
本庄の嫌うマンネリズムですが、しばらく肉豆腐ブーム到来です。美味しかった!

杉屋の「鯖の味噌煮定食」と「肉豆腐定食」 前篇

〜食べ盛りが喜ぶ肉豆腐がミソ! の巻〜

今回作成するのは、スタジオジブリの風立ちぬに登場する杉屋の定食2種です。
風立ちぬといえば、出版の折に懐かしいシベリアを作ったことがありますが、ブログでしっかりと書くのは今回が初めてになります。

まだ主人公が学生の頃、大学の近くの馴染みの食堂でのシーンのことです。
主人公は鯖の味噌煮定食を頼み、友人の本庄は肉豆腐定食を注文。

杉屋の定食は、メインの皿に、どんぶりいっぱいの白米、たくあん、緑茶、豆腐炒りの味噌汁がついてきます。

主人公の二郎はいつも鯖の味噌煮定食のよう。友人の本庄は肉豆腐定食を注文し、食べるという何気ないシーンですが、これがまた美味しそうに描かれていて、さすがジブリ!なんです。

友人の本庄から「二郎、また鯖か。マンネリズムだ。大学の講義と同じだ。列強はジェラルミンの時代になってるんだ。たまには肉豆腐でも食え」と言われるも、全く耳に入っていない様子の二郎。
鯖の小骨の曲線に見惚れ、同じ曲線の翼断面があるのでは?と、どこ吹く風です。

ここで本庄が二郎に話しかける時、どんぶりいっぱいのご飯と肉豆腐をわっしわっしと食べるのが非常に男くさく、豪快で、美味しそうなんです。
大学近くの食堂ということもあり、どんぶりいっぱいのご飯から察するに食べ盛りの学生さん御用達のお店なのでしょう。

鯖の味噌煮はまだ分かりますが、肉豆腐はちょっとめずらしい。
肉豆腐って味付けによっては控えめな味わいになるので、男の人がもりもり食べるシーンに出てくるのは印象的でした。
そして二郎は無関心でしたが、鯖の味噌煮もまた美味しそう。
食べやすいサイズの切り身の鯖に、とろりとした味噌の煮汁が垂れていて、ほんのり油が浮いていて。

ああ、私も本庄のようにわしわしと頬張りたい!と食欲をそそられるシーンです。
二人の対照的な正確が食べ物の選び方、食べ方によって分かりやすく描かれていて、それぞれのものが美味しそうです。

ということで、いざ調理スタート!
まずは肉豆腐から作ります。

【用意するもの】
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もめん豆腐、玉ねぎ、長ネギ、牛肉、みりん、砂糖、醤油

定食屋さんで毎日食べざかりの学生のお腹を満たす為に作る、というと、あまり細やかなもののイメージはありません。
シンプルな材料で、玉ねぎでかさを増して、甘みを出す作戦です。

戦前の貧しい時代ということで、肉は牛ではなく豚かとも悩みましたが、シーンを確認すると牛肉に似た色合い。なので手頃な牛のバラ肉にしました。

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豆腐は水切りをしておきます。
時間がある時は、キッチンペーパーで包んで重しを置いて2時間ほど置きます。
すぐに作りたい時は、キッチンペーパーで包んで電子レンジに4〜5分かけると出来ます。

煮崩れが心配な場合は焼き豆腐で作るのもおすすめです。

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玉ねぎは串切りにします。

012
長ネギは白い部分も葉の部分も斜め切り。

011
鍋に油を熱し、牛肉を並べて色が変わるまで炒めます。

015
みりん、砂糖、醤油を加え、全体に溶けて馴染むよう、ひと煮立ちします。

016
玉ねぎと長ネギを加えます。

019
一旦フタをして、弱火〜中火で5分ほど玉ねぎ、長ネギがしんなりするまで煮ます。

022
5分経過!
すき焼きのような、お醤油とお肉の甘辛い美味しそうな香り!胃がギュギュッと刺激されます。

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水切りした豆腐を食べやすい大きさに切って、鍋に加えます。
豆腐に味が染み込むよう、弱火で10分ほどじっくり煮ます。

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煮終えたら、一度蓋をして寝かせ、味を染み込ませます。

これで肉豆腐は完成!
お豆腐の染み具合が気になるところですが、ここは味見はせずに次に進みます。

「食べ物で何が好き?」と聞かれてもなかなかすぐには出ない肉豆腐ですが、久々に食べるとなるとこれは美味そうです。

お腹を鳴らしながら、次回「定食の王様・サバ味噌」の巻に続きます。

ビストロ・アニメシ