前篇の「誰もが夢見る伝説のアニメシ」の巻をお読みでない方は、まずはコチラから!
~「原始人のスケールはケタ違い」の巻~
無茶やってしまい、見事に破けたお肉。
まさか新しく買いなおすわけにもいきません。
というか、買いなおしたところでまた同じことになりますね。
ではどうするか‥
いらなくなった針を使って、ちょっとしたオペを始めます。
タコ糸を針に通して、縫合。
一時はどうなるかと思いましたが、案外良い感じにまとまりました。
身がしっかりつくので最初からタコ糸で補強したり、チャーシューのように形作るのもいいかもしれません。
あとはこれを、先ほど玉ねぎを炒めたフライパンを熱して焼けば‥
焼けば‥
ここにきて。再び問題が発生。
フライパンよりも肉と骨の全長があって、思うように焼けません。
本家のメイキングを見ると、とても大きな鍋で作ってました。こんな意味があったのかと納得。
ここは半ば無理やりですが、肉をフライパンに押し当てて焼いていくことに。
フライパンからハミ出ない大きさの骨をオススメしますが、こうなってしまった場合はフライパンを煙が出そうなくらい熱して断面ずつ焼いていきます。
全体に焦げ目がついたら、アルミホイルに包んで保温します。
※もしも加熱具合が心配な場合は、オーブンで追加して加熱してください。
内側が60℃に加熱されればOK。
ばい菌は外気に触れた表面部分に繁殖するものなので、外側がしっかり焼けていれば大丈夫です。
アルミホイルで包み、肉汁が出ないように上からラップで包んでしばらく寝かせます。
形にこだわりたい場合は、真ん中をタコ糸で縛ってくびれを。
肉を焼いたフライパンに、皿に移しておいた玉ねぎを入れて加熱。
沸騰したら赤ワインを入れてアルコールが飛ぶまで加熱します。
途中、水気が飛びすぎたら水を足してください。
塩、こしょうで味を整えたらソースのできあがり。
野菜が気になる場合はザルやふきんでこしてください。
平気な場合はそのままで大丈夫です。
寝かせておいた肉の包みをはがします。
おこのみでブラックペッパーをまぶしたら、できあがり。
ガブっと食らいつき!
主食がこんな肉だったら、原始人生活も耐えていけそうですね。
ローストビーフなので、冷めていても温かくても美味しいです。
美味しいのはもちろんのこと、このシチェーションが楽しい!
大人数で食べるときは、この状態で出して皆で切り分けるのも盛り上がるかもしれません。
ご馳走のローストビーフも、たまにはこんな贅沢な遊び心をプラスすると、より楽しくなりそうですね。
今回の「マンモスの肉」の詳しいレシピは下記で掲載しています。
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