前篇の「スパイスから作るのがホシノさん流!」の巻をまだお読み出ない方はまずはコチラから!
〜こだわりが災いなカレーの味 の巻〜
オニオンペーストに、オリジナルのスパイス調合でカレー粉を作成して下準備はバッチリ。
いよいよ本格的にカレー作りに進みます!
【用意するもの】
バター、薄力粉
出来上がりのカレーはとろみがかっているので、ブラウンソースを作ります。
フライパンでバターを熱し、
バターが溶けきったら薄力粉を加えます。
焦げないように気をつけて、よく混ぜます。
香ばしく、茶色になったら出来上がり。火から下ろしておきます。
続いて野菜と牛肉を用いてスープと具の煮込みを行います。
【用意するもの】
黒ビール、赤ワイン、トマトペースト、擦り下ろしたニンニク・生姜、セロリ、ニンジン、牛肉
コーヒー好きなマスターですから、カレーにも苦味をちょいときかせたい。
隠し味にコーヒーというのは安直ですし‥
それならば、煮込みにもってこいの黒ビールはどうだ!という感じのチョイスです。
その分、赤ワインの量はデミソース程度の控えめです。
牛肉は大きめの一口大に切り、塩コショウをまぶしておきます。
オリーブオイルで擦り下ろしたニンニク、生姜を熱し香りを立てます。
両面こんがりと焼きます。
両面焼いたら、肉は一旦取り出します。フライパンはそのまま、セロリとニンジンを炒めます。
水を注ぎます。
トマトペースト、赤ワインを加えます。
オニオンペーストも加えます。
落し蓋をして、じっくりじっくり煮込みます。
ブラウンソースとスパイスを加え、もうひと煮立ち。
あまりにも水気がなくなったので、ブイヨンスープを少々加えました。
あとは塩を少々加えて味を整えます。
好みのこさになるまで煮込んで、寝かせて‥
出来上がり!
スパイスから調合したマスターオリジナルカレーです。
牛肉や野菜を赤ワインで煮込むのは欧風。スパイスにシナモンを加えたのが特徴の一皿です。
ということで気になるお味は‥
お肉は赤ワインと黒ビールでよく柔らかくなっています。
ニンジンも柔らかくて甘みがあり、セロリは綺麗に煮溶けています。
オニオンペーストが濃厚で、全体的になにか甘みを足したかのよう。
確かに、みさえの言う「家では出せない味」には出来たのですが‥
う~ん‥
美味しいか不味いかで言うと、美味しい部類ではあるのですが、食べて直感的に「ウマイ!」と言う感じではありません。
もしお店で「こだわりのカレー」という名前に惹かれて頼んだとして、確かにこだわった作りなんだろうな、と思いつつもリピートしない味というか‥
カレーとビーフシチューの間のような、ピリッとしない味になってしまいました。
マスターのこだわりは、そうやすやすと真似できないのだと痛感する一品になりました。
もっと骨付きの牛肉でビーフストックを出したり、濃厚にする必要がありそうです。
食後はやっぱりコーヒーを飲むのがこの回の醍醐味。
カレー好きとしては惜しい結果となりましたが、料理は失敗あってこそ!
次こそは店が繁盛する勢いのカレーを再現しようとコーヒー飲み飲み、心に誓うのでした。
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