前篇の「中国?中東?どこのパン?」の巻をまだお読み出ない方はまずはコチラから!
〜酸っぱくて、甘くて、素朴で の巻〜
一次発酵後、ベンチタイムを済ませた生地。
パンナイフで半分にカットします。
コッペパンのような形に整えて、二次発酵させます。
少しふっくらしたら、表面に軽く切り込みをいれます。
予熱したオーブンで、25分ほど焼きあげます。
焼き上がり!
二つに割ると、中も良い感じに茶色!
黒糖をいれることで、香りに特徴が生まれました。
シナモンとの相性はとても良いです。
ブランパン独特の、素朴でザクっとした感じもしっかり残しつつ、黒糖によって中はふんわりしています。
黒糖は香りが良い具合に出ている程度で、甘みはかすかに感じられる程度。
ほんの少しのブランの酸味と香ばしさ、鼻を抜けるシナモンの香りがなんともエキゾチック。
パン単体では物足りないのでは?と危惧していましたが、香り高く存在感が強いので十分いけました。
アグラバーの人たちも、貧しい暮らしのなかではパン1つで満足感のあるものが良かったのかな?
珈琲やワイン、チャイがよく合いそう。
その日の体の調子によって、加えるスパイスに変化をもたらしてみても楽しそうです。
カルダモンに、クローブの香りも試してみたいかも!
色んな国と時間を経て出来上がった物語同様、様々なバックグランドを経た食べ物は美味しいですね。
登場するアグラバーの人々の食生活を垣間見れた一品でした。
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