前篇の「はれときどき? 」の巻をまだお読み出ない方はまずはコチラから!
〜削ってないけど、削りたいよね! の巻〜
ごぼうを細長く切り整えたら、あとは鉛筆らしい工夫をどうするか。
まずは竹串で中に穴をあけます。
こんな感じ。
包丁で削ぐようにして先端を鉛筆風にします。
そしてここで登場、板海苔。
折りたたんで細長くします。
ごぼうの穴に海苔を詰めて、芯に見立てる算段です。
海苔がふやけきると扱いづらいので、スピーディに押し込んでいきます。
が‥、ここで問題発生!!
ごぼうが避けました。これは失敗です‥。
ということで、プランBに変更です!
何を詰めるかは後ほど。
そして詰める行程の前に問題が1つ。
原作やアニメのシーンでの鉛筆の天ぷらの形状についてです。
鉛筆の天ぷらはおろしたての鉛筆で、削っていない状態のまま揚げられるのです。
でも、削って鉛筆の芯が見えている状態じゃないと、それこそただのごぼう天。
そして子供の頃思い描いていたそれは、先端が研いであるイメージ。
ということで、鉛筆の先端は削った状態にしちゃいます!
包丁で削ぐようにして先端を鉛筆風にします。
先ほどと同じように、先端に竹串で穴をあけます。
そして登場、救世主ひじき!
無事に刺せました!
延々と同じ行程を済ませます。
割りと鉛筆っぽく見えるかも?
さて、材料の準備はできましたので、あとは揚げるだけ!
小麦粉・水・少量の酒、氷を混ぜたものに鉛筆を浸します。
180℃に熱した油に鉛筆を入れます。
4本くらい重ねるように入れ、入れてからは衣が安定するまで触らないのがポイント。
カラッとするまで揚げます。
揚がったら、軽く油を切ります。
バットにおいて余分な油を落とします。
鉛筆の天ぷら、出来上がりです!
海苔作戦に失敗した時はどうしようかと思いましたが、急遽試したひじきが思いの外頑張ってくれました。
熱々を食べると、衣がさっくりとしていて、ごぼうの強い歯ごたえが良い感じです。
衣をまとうと鉛筆って分かりづらいかと思ったのですが、良い感じに鉛筆っぽいですね。
ひじきが刺さっているだけで、鉛筆っぽさとはこんなにも出るものかと不思議な気持ちでした。
ごぼうの天ぷらを作る時は、ささがきにしたり、もっと細切りなので、太めのごぼうの食感というのもまた心地良い味わいでした。
お母さんが揚げた天ぷらは本物の鉛筆だったけれども、これも鉛筆だよ!と出されたら信じてしまうかも?
ただ1つ残念だったのは、揚げたひじきが硬いということ。
改善点なのか、それともこれを芯らしさと捉えるか‥難しいですね。
おもむろに晩ごはんとして出してみよう、とイタズラ心をくすぐられる一品でした。
でも、悪ふざけはほどほどにしないとですね。
明日、豚が降りませんように。
暁
覚えていただけているか解りませんがお久しぶりです。暁と申します。
前篇を見たとき、あまりの懐かしさと嬉しさにかなり滾りました(大笑)
私が子どもの頃、大好きだった作品なのです。
今はもう行方不明ですが本も2冊ほど持っていましたし、市の図書館に併設された映像ライブラリーのシアターでアニメ映画を見た記憶もあります。もう30年ほど前のことです。
鉛筆の天ぷらも「そういえばあったあった!」と思い出しましたが、今でも私が「はれぶた」から即イメージできるのは、「じゃがいもにけがはえた」、コレに尽きます(笑)
思えば「フィクション」という言葉も、この作品で学んだように思います。
いったん思い出せば、作品の内容も当時の記憶も鮮明に甦りますが、前篇を見るまでは、やはり頭の中からスッポリ抜けていた気がします。
私にとって大切な作品と思い出なので、鉛筆の天ぷらを作られたこと、感謝感謝です♪
でないとこのまま思い出すこともなかったかもしれません。
そして後篇をとても楽しみにしていたのですが、予想を超える鉛筆らしさにかなりはしゃいでしまいました♪
海苔の芯は残念でしたが、ひじきの仕事が素晴らしいですね!
確かに私も「削られて無い鉛筆で鉛筆らしさを出すには…?」と思ってたのですが、やはり削ってあるほうが雰囲気出ますね~。
私もいずれ作ってみようと思います。ひじきでは硬かったとのことでしたから、乾燥ワカメとかいいかもしれません。
ではこの辺で…。長々と好き勝手語ってしまい申し訳ありませんでした!;
あまりに嬉しかったもので…(^∇^;ゞ
気温が安定しない時期ですので、どうぞお体に気をつけて。失礼します。
BistroAnimeshi
暁様
コメントありがとうございます!
お久しぶりですね。
私自身も子どもの頃に大好きだった作品なんです。
ふと思い出すきっかけがあって作ってみたのですが、知っている方がどれほどいるか心配だったのでコメント頂けて嬉しかったです。
(マニアックなものを再現しまくっておいて今更ですが‥笑)
「じゃがいもにけがはえた」、消し忘れですね。懐かしいですね〜!
はれときどきぶたは、子供心にも仰天させられる自由な発想と突拍子もない展開でした。面白さのなかにほんの少しホラーのような怖さも感じて、まさにフィクションというものを体得するキッカケだった気がします。
乾燥わかめだとぱりっとして美味しくなるかもしれませんね!
是非作ってみた際にはご感想お待ちしております。
共感して楽しんで頂けて、とても嬉しかったです。
これからも是非宜しくお願いします!
さふらん
は、はれぶただぁぁぁぁぁ!!!
先日はれぶた熱が再燃して全巻大人買いした私になんてタイムリーなメニューなんでしょう!
さすが、アニメシさん……恐るべしカバー力です。
お父さんが実際に鉛筆をばりばり食べるシーンは、もちろんおかしみもありながらも、十円安の常識や現実が完全にぐにゃぐにゃと歪んでいく気味悪さも象徴していて印象に残っています。
別の巻の、魔王をおびき寄せるカレーも幼い頃は食べたくて仕方ありませんでした。
名作ですねえ。
BistroAnimeshi
さふらん様
偶然ながらタイムリーですね!大人買い、羨ましいです。笑
「面白いけれど気味悪さもある」というのが私だけではなくて嬉しいです。
とても印象的なシーンでしたよね。
魔王をおびき寄せるカレー!無類のカレー好きとしてはやらざるを得ないですね‥笑
いつもありがとうございます!
これからも宜しくお願いします。